キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

新年会も終わりです

2008年01月24日 | Weblog
一月は新年会や賀詞交換会が頻繁に続きました。ましてアグリという新社名を広めなければいけないわけですから、出なくていいところまで顔を出し、名刺を配ってはアグリをよろしくお願いしますと繰り返しております。今年のアグリの経営方針など良く聞かれますが、別にこれといった特殊な戦略があるわけではなく、営利企業ですから“みんな楽しく黒字でニコニコ、給料いっぱい財布にザクザク”てなところが会社員、株主が望むところと相場は決まっているわけで、この状態にするためにがんばろうと少し頭を使うだけです。

しかし、新年会にはやはり和食と清酒が似合うようで、ワインが出されるケースはよっぽど特殊です。夕刻早い時間から賀詞交換会で件の料理と酒を飲み、処を替えて天麩羅屋で飲みなおしをいたしました。経験的に天麩羅屋の刺身は中々捨てがたく、どちらかというと刺身を肴に杯を傾け、最後に天丼か天茶をかっ込むというのが良い流れです。一同を店に引き連れてくれた方の選択眼は確かで、今までにも気取らず美味いものを食わせ、しかも財布に負担の掛からない店を何件も紹介してくれており、今回もカワハギ、釣り鯵、鰯の刺身は活きが良く、飲みなおしの酒に良く合い見事なものでした。酒も最も好みの大七純米生酛造りがあり、島根の辛口の純米酒開春はそのキリットした味わいが飲みだれた舌にすっきりとして良く、新春に飲む酒としてその名前がいかにも春を感じさせ良いものでした。考えてみると清酒につけられた名前は、我々日本人にダイレクトにその意味が表すものを感じさせてくれ、今まで名前を味わう事をおろそかにしていた事を恥じました。

新春にふさわしい銘柄を列記してみますと、竜梅、窓の梅、梅錦、松竹梅、呉春、梅の宿、ヒカリ百春、竹葉春、春鹿、春の坂道、早春、越乃梅林、越路乃紅梅、越乃寒梅、越乃里梅、雪中梅、峰乃白梅、雪椿、七福神、玉の春、宮寒梅、三春駒など実に多くあります。夫々の蔵が売れるようにと祈りを込めて名づけた銘柄で、こう並べてみただけで春を感じ、見事なものです。これらの銘柄を並べて片っ端から猪口に一杯づつ飲んでみたら、目出たさは一体どれ程のものになるのでしょう。
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