キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

吉本隆明を眠らせる

2017年12月30日 | Weblog
二日酔いで具合が悪かったが、妻にせっつかれて本の整理をした。
だが、とにかく身体が辛い、ずいぶんと弱くなったものだと思うが、回復力がもはや期待できないのだから、それに合わせて酒量を減らすことをすりゃいいのだが、まだできていないね。

昨日収納用の衣装ケースを4個買ってきてもらったので、片付けをやらないわけにはいかず、かつて集中的に読んだ作家でこの先当分読まないだろうと思われる作家の本をケースに入れて物置に入れることにした。
だが、その物置が混乱の極みで、そこの整理から始めることにし、午後3時にどうやら物置が片付き、吉本隆明の本60冊をケースに入れて物置に運んだが、次の作家が中々決まらなかった。
河合隼雄は30冊程度でケースに満たず同じケースに誰を入れるかで悩んだ。
取り敢えず、漱石全集と荷風全集がそれぞれ一箱に入っていたので物置に移動したが、そこで力尽きた。

2階に上がりYouTubeで伊藤貫と西部邁を観る。
一時間半ばかり観て晩飯に呼ばれる。

妻も1日片付けをしくたばっているので、簡単にできる鶏の水炊きを要望したが、その通りに鍋が煮えていた。
鶏、葱、白菜、白滝、豆腐をだし汁に入れ煮るだけなので簡単だが身体が温まって美味い。
最後に饂飩を入れて食べた。

テレビで歌番組を聴きながら昨日買った本を眺めていたら、伊藤貫の本にコピーが2枚入っていた。
版元と著者からのメッセージで、この本を読んだ企業家が、内容に感心し是非とも各界の有力者2,000人に私費で贈呈したいとのことで贈ったものだと書いてった。
驚いたね、そんな人がいるんだね、日本も捨てたもんじゃないねえ。

「まち工場のオンナ」第6回と最終回を観る。
第1回の時に地震があり、途中で中止になり、翌週やり直したので、年の瀬に2話連続になったのだろう。
竹中直人と柳沢慎吾が重要な脇役としてベテラン職人の役で出ているが、僕と同じ年代なので、我が身の老いを写す鏡だね。
ついこの間まで柳沢慎吾は小僧っ子の役で出ていたのに、時間の推移が実感できてない部分があり、時間というものが均質に流れていないことを感じる。
このばらつきが一点に消息したときに安定した老人になれるんだろうね。

すっかり読書が進まずテレビ漬けになっているが、今「悪の指導者論」を読んでいる。
山内昌之と佐藤優のコンビはユーラシアの真ん中に接点があるのだが、気心が知れた同士の話が弾み面白い。
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