五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

華厳の教え

2008年02月02日 | 第2章 五感と体感
ユースフルライフ研究所「カウンセリング通信講座」主催の大阪勉強会
10回目を行ってきました。

芽吹く気配の山々が淡い淡いピンク色となっている景色と遠く望む雪山をを新幹線の車窓から楽しみ、大阪往復。

今回の勉強会は、あと二回ということもあり、私たちの師匠の専門である宗教心理学を具体的にテーマで取り上げ、皆さんに投げかける、というセッションでした。

あなたの「愛の孤独感」を言語化せよ。

「自分は、孤独である。」
他人に自分の孤独を語ることは、なかなかできるものではないようです。

意地悪したり、暴力振るったり、嘘を言ったり、嫉妬したり、天の邪鬼になったり泣いたりすることは「自己の不安感」に繋がります。
それらの感情は自己愛から湧き上がってくるものと云えるようです。

素直に「寂しい」といえたらどんなに楽だろうか、と私なども思ったりするものです。でも、寂しいと訴えたところで、自分自身が動かない限り解決には至りません。

落ちてくるものを待っているより、自分から得るものを意識したときに、初めて、「ありがたさ」を感じ得るのかもしれない、と思うのです。

たまたま昨日の朝NHKに瀬戸内寂聴さんが対談で出ていたそうです。勉強会に出席の数人の方がそれをご覧になり、その対談の言葉に自分自身を重ね合わせ、「腑に落ちること」を思われたそうです。

華厳経、華厳の教えとは、「繋げる」ということが原点になっています。

自分と他人。自分と知識。それらを繋げていくことで、人生が深まり、知恵が身についていきます。自分の孤独と向き合い、多くの人と交わりながら、知恵を得る経験は、必ずその人の「生き甲斐」に繋がっていくのです。

宗教、民族に関係なく、湧き出す人の感情を知り合うこと。
他者を受け入れることは、まずは自分の孤独感、不安感に向き合うこと。
こんな小さな勉強会からでも、人は無限の繋がりをもたらします。

継続は力なり。

こつこつと、続けていきましょう。

私自身、この一年間、大阪に通わせて頂き、皆さんとの出会いから、多くのとこを学ばせて頂いております。

皆様に感謝をこめて。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-02-02 11:57:57
<華厳経、華厳の教えとは、「繋げる」ということが原点になっています。>

仏様に私の孤独をつなげれば、今の孤独が救われそうだ、と気づきました。

ありがとうございます。

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