五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

励ましは要らない

2011年12月13日 | 第2章 五感と体感


Paris♪♪↑

ラジオから「人を励まして生きていきたい!自分のことよりも人を励ますことが大事!」と、いう言葉が流れてきました。

こういう仕事をしていてしみじみ思うのは、「励ましって、案外キツイ言葉なのよねぇ~~」ということです。

相手を励ますことは、相手の感情を否定することとなります。

「落ち込んでいたり、悲しんでいたりしている人は、時には励ましが刃になることも、忘れないでね…!」とラジオに向かって呟きました。

「励まし」は、相手から与えられるのではなく、不安な渦中に居る自分自身が「励まされた」感じて初めて、「励ましを受ける」という解釈になるのだと思います。

「人のためにやっている」と思ってやっていることを「自分のために」に変換していくと、自分の不安感が見えてくるようです。

「傾聴」する場合、相手が思っていることや湧き出している感情をそのまま受け容れていくことが一番大事な事となります。
そのまま、ありのままを「聴く」事は、自然に出来る人も中には居るかもしれませんが、かなりの修業が必要です。

励まし、
アドバイス、
聴く側の想像と解釈、
ついつい「そんなことないよ~」と言ってしまう否定的な対応…等々、、、

反省多い自分の対応の自戒を込めて書きつつ、
「励ましは、時には相手の心を傷つける」ことであることを忘れずにいたいものです。

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