五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

本音の中の理念

2016年11月10日 | 第2章 五感と体感
本音の中の理念2016年11月10日

ユングの「感情の曼荼羅」という言葉は、上手いネーミングだと思います。
自分に湧き出す感情を平面的、もしくは立面的に散りばめてみると、実は無数の感情があることに気付きます。胎蔵界曼荼羅、金剛界曼荼羅は、まさに仏の平面図と立面図です。
感情を言葉にすることは、案外簡単なことではないことに、「生き甲斐の心理学」の学びをすればするほど思います。

自分から湧き出す感情が、不安感による感情であり、湧き出す感情の背景に、自分の経験があることを意識してみると、「感情」という一言では言い表わすことの出来ない生育史上の背景が緻密に詰まっている事に気付きます。

混乱感。恐怖感。嫉妬。妬み。恨み。孤立感。孤独感。焦燥感。焦り等、思いつくまま不安感の領域の感情を羅列してみても、これらの感情から自分が体感する感覚や経験した事例を語り出すとすると、人の数だけ、その体感があることが解るのです。

自分自身の本音の不安感の領域の対岸にある理念や慣習と向き合ってみると、自分の湧き出す感情の元に育まれた理念や観念があることが見えてきます。

人は学習しながら、自分自身を構築していく習性があり、自分の経験が理念や観念、感受性をも育んでゆくようです。

「湧き出す感情から見えてくる自分の理念とは何だ?」

2日間家に籠り表装作業をしつつ、つらつらこんなことを思索していました。
感情の曼荼羅図、自分の図の作成でもしてみようかな。面白いかもしれません。

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示。会のテーマで仕立てた掛け軸も展示中。
銀ブラついでにご覧くださいませ。


表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
有楽町&銀座 東京交通会館の一階ギャラリー パールルーム

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勉強会予定:
ユースフルライフ研究所 公開講座
11月1日火曜日 腰越勉強会
11月15日つつじヶ丘勉強会
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