五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

命を守る

2017年03月28日 | 第2章 五感と体感
想像の域を超えること 2017年3月28日

春休み真っ只中、綻んだお顔の人々や就活が始まり緊張して硬直した表情の学生が混在している電車内は、人の営みの曼陀羅図です。

私も相変わらず年度末と年度初めのやるべきことをコツコツと整理したり準備したりの日々に追われていますが、昨日はとある修道院を訪ねる用事があり、あるシスターの子供時代のお話をお聞きしながら「自然の中で生き抜く力」の感性を幼き頃から育み体得することの大切さをしみじみと語り合いました。
長居した修道院を出るころにはすっかり日が暮れかかっていました。

帰路の電車でスマホを開き、ニュースをチェックすると雪崩の遭難が目に飛び込んできました。

これからの人生に希望をもって、いろいろなことにチャレンジしていく若者の死は、ある理由から私自身人並み以上に反応してしまう傾向があります。

想像の域を超える事態が起き、それに対処するすべもなく一瞬のうちに吞み込まれてしまった事に、時間を巻き戻すことはできませんが、回避する判断をどうしても考えてしまいます。

ここ数年の気候変動で、私たちの想像をはるかに超えた被害をもたらしています。

そして、「想定外」「今までに経験したことのない」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。

慎重になることが、もしかしたら以前よりも大事な判断になってきたかもしれません。

私の関わる学校は、「警報が一つ発令されたら家で待機する」という規則・原則があります。
少々のことでも甘く見ないことが、これからの時代の生き抜き方を見極める術として、最も大事なことの一つになりつつあるようにも思います。

命を守ることが最優先であることを改めて心に留めています。

合掌。

ほんとうに悔しいです。

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