五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

二十四節気 七十二候

2013年03月10日 | 第2章 五感と体感
昨日、東北では「二十四節気 七十二候」がブームとなっている。。。と某新聞社の呟きが目に留まりました。

「ありゃりゃ、まさに私がやっていることじゃない!」と。

「人の思いは普遍的だ」と思い、嬉しく思いました。

津波で全てのものを失い、何も無いまっ平らな土地に立ち、この2年間の被災地との交流の中で私が今感じている事は、「この土地に住まう人々の身体と心と魂には、必ず風習や習慣、文化、そして季節の体感が身体に宿っていて、その宿るものが静かに蘇ってきている」ということです。

失ったものの記憶が身体に宿っていて、それを季節ごとに体感を持って思い返すことで段々と蘇ってくる時期になってきたことを山元町との関わりの中でしみじみ感じ、そのことを1月の勉強会で言語化し合う中で「生き甲斐の心理学教育」を行ったことは、私にとっても大きな学びとなりました。

身体の中に宿っている体感の記憶は、何かのきっかけが無くてはなかなか蘇りません。
そのきっかけに「二十四節気・七十二候」を利用したのです。

好きな節気
嫌いな節気
自分の誕生日の節気
お祭りの節気
風習の節気。。。

自分自身が体感していることを思い起こし、それを節気を通して言語化していくと、皆さんがまるで目の前でみているような、しかも実際にあるものとして捉えているような言語化をされていくのです。

それらの話をしていくうちに目はイキイキして、段々と陽の気が身体に取り込まれていくことが私にも見えてくるのです。

三月に入り、二十四節気では啓蟄の頃です。土に隠れていた生き物がもぞもぞと動きだす時期です。七十二候では「つちのしょううるおいおこる」から「かすみはじめてたなびく」の頃です。
春分を迎える前の春霞を情緒で捉えていくと潤いの春の体感を楽しむことができるかもしれません。

花粉や大陸から飛んでくるあれこれも気になりますが、自分の体感で春を感じることを二十四節気七十二候を通してやってみると、自分の命を改めて想うことに繋がるように思います。

生きていることの意味を見い出していくことにも繋がりそうです。


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