五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

フォーカシングその2

2008年10月19日 | 第2章 五感と体感
自分の悩みや不安がいくつある?

でも、もやもやしていて言葉に出せない・・・

「いくつある?」と問われても、言葉に出すことを拒んだり、うまく言語化できなかったりで案外難しいものです。

そんな時は、例え話を使ったり、感覚的な言葉で表現したり、ともかく自分の心のもやもやを何かに置き換えて言葉に出してみるのです。

日本は、和歌や俳句という「心の表現方法」の文化を持っています。

季節に例えたり花に例えたり、韻をふんだりして自分の今の心情を言葉に表してきました。言葉の遊びが「察する文化」を作り上げてきたといえます。
フォーカシングは、具体的な言葉は必要ありません。
だから、フォーカシングが日本の文化と相性があるのは、そんな所以だと思います。

昨日、私が愛でた活け花・・・
活ける人の想いと見る側の想いは、花を通じて交わされます。
だから、多くの時間を費やしておしゃべりする必要はありません。
花から醸し出す心情を察し、友人と存分な会話をしたのです。

そんなわけで、自分の感情を見ていくために感性を磨くことがとても大事な学びとなっていくのです。

自然のなかを歩いたり、ふと空を仰いだり、電車の中から風景を眺めたり、本を読んだり、音楽を聴いたり、観劇したり、楽器を奏でたり、
自分の身近かなことから、感性を意識化する訓練をしてみてはいかがでしょう。

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