五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

不安感を言葉にする場所

2013年04月28日 | 第2章 五感と体感
人と人との関係性が上手にできると、その日の疲れは軽いように思います。

人と人との関係性が上手く出来ないと、その日の疲れは、その度合いによって疲れが大きく変化します。

ソーシャルネットワークサービス「SNS」の世界では、最近はラインなるものが情報伝達ツールの中心となりつつ、昔のようにメールで言葉を気遣いながらやりとりする習慣が消えてきたように思います。

そうはいっても、切手を貼って、情報のやり取りをしていた時代に育った私は、さすがにラインを使う事をためらいながらも、複数のSNSを使い、人と人との関係性を築いています。

SNSを長年使っていくうちに、自分の事は棚に上げ、他者の確立した個性を把握するような事にもなってきます。

自分を発信せず、相手の情報だけを取りこんでいく人。。。

どこかに行く度に写真を掲載する人。。。

色々な情報を発信し続ける人。。。

自分の得た情報をシェアして他者に見てもらおうとする人。。。

愚痴る人。。。

怒る人。。。

喜ぶ人。。。

共有したい人。。。

見えない複数の人々と情報を取り合うことは、バーチャルではありますが生身の人と会っていることと同じことだと思います。
そうであるがゆえ、他者がドン引きするような情報を自分が流している人は、やはりそれなりなのだと思います。

心の奥に潜む不安感が、そのような行為にその人を走らせるのかもしれませんが、やはり、やたらと「怒りまくり、愚痴続ける言葉」が連鎖的になされると、読んでいる人はその人が見えないだけに「ひとつの確立した個性」としてイメージを作り上げてしまいます。

「ほんとうは、良い人なのにねぇ~~」

「なんで、SNSだと、こんなになっちゃうんだろうねぇ~~」

その人を実際に知っていれば、多少は暖かく見守る我慢もできますが、それが何年も続くと、その人の個性に潜む不安感に、汚染されていく得も知れない不安感を得ていくのです。

自己主張は大事なことですが、自分の不安感をゴミ箱に捨てるようなSNSの使い方だけは避けてほしいなぁ~というのが、私の最近の思いです。

自分は思いをゴミ箱に捨てたつもりでも、そのゴミ箱の底には沢山の人が無防備な状態で居ることを忘れてはなりません。

私だって、時々は愚痴りたいこともありますが、SNSでそんな発言をしようものなら皆を心配させてしまいます。不安感を持ったなら生身の人間相手に聴いてもらうようにしています。SNSで愚痴ったあとで、「しまった、、」と思ったことも何度かあります。私の場合は、すっきりするどころか逆に後味が悪くなってしまいます。

不安感を持って、ゴミ箱に吐きだしたいくらいの気持ちが高まっていたら、近くに居る親しい人に聴いてもらえる環境を作るのも自分の責任です。

人は一人で生まれて、一人で死んでいきます。だからこそ、自分の身体と心と魂を大切にしていたいものです。
自分の身体と心と魂を大切にしている人は、自分の環境の整え方を模索できるはずです。

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