五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

横浜中華街

2013年12月12日 | 第2章 五感と体感
師走に入り、食事会も増えてきました。
昨日は、日々の活動を休み、横浜中華街ミステリーツアー?を堪能しました。

友人に連れて行かれるまま、一昔前の中華街の様子を聞きながら今まで通ったことの無い路地を抜け、関帝廟で正しいお参りの仕方を教えていただきました。

関帝廟に入ると自動販売機があります。その自動販売機に500円投入するとカードが出てきます。
そのカードを見せると長い線香5本が渡されます。線香の長さは40センチぐらいです。
それに火をつけていただき関帝廟の階段を上ります。まず正面で一本の線香を立て頭を三回下げます。その際頭を下げる一回毎に願い事をします。その参拝を廟の前五か所で行います。
ここまでは、線香を購入しない人も入ることができます。私自身ここまでは線香を立てずに何度か自分流でお参りしています。
そしてカードを見せ、廟内に入ります。
そこには神様が4人いらっしゃいます。その一人一人を参拝するのです。

まず正面の関帝を礼拝します。大きめのクッションに膝をつき、手を合わせ頭を下げ、次に両手を地面に(クッション)付き礼をします。それを3回繰り返します。
4人の神様を参拝すると、右手に金運の神様がいらっしゃいます。そこにも同じ参拝をします。

4人の神様の参拝の順番は、左から1.2.3.4とすると、2.1.3.4.という順番です。

これは、先日訪れた熊野本宮の社の参拝順番と同じです。最後に右脇の社を参拝することも同じです。

今まで私がその作法を知らなかっただけの話なのですが、改めて社が複数ある神社の参拝の仕方をこの二週間ほどで学ぶことが出来、大陸からもたらされた宗教を含めた文化の深さを痛感させていただきました。

対象の神様は違うけれど、作法は一緒です。

安くて美味しい中華ランチを頂き、まさに字のごとくの喫茶店で中国茶の香りと味を愉しみ、日は暮れていきました。

共に食卓を囲んだ皆さまと和やかな一日を過ごさせて頂き、ゆったりとお休みすることができました。

余談ですが、30年ほど前に中華街山下公園側にできたインドや東南アジアの雑貨店チャイハネ本店の改装が大胆に行われ、店の入口に大きなマニ筒が設置されました。このマニ筒は、チベット仏教の信仰です。マニ筒を回し一回りすると、お経を一つ唱えた事と同じ御利益があるのです。ネパール大使館お墨付きだそうで、店長さんが嬉しそうでした。
二階部分にはストゥーパ(仏塔)までお目見えし、文化の融合がまた一つ、という感じです。
ストゥーパと云えば、今年発表された天武天皇と持統天皇の古墳の形状でもあります。

中華街のアイデンティティが奈良時代へと直に繋がっていることを改めて実感し、中華街の歩き方が一歩深くなりました。

思いがけず比較文化と繋がりを愉しんだ中華街ミステリーツアーでした。

同行の皆さま、ありがとうございました^^//



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