運慶展
11月26日で終了する運慶展。いよいよラストの週です。先週末にようやく観る事ができました。運慶が好きすぎて力が入りすぎ、ようやく叶った次第です(笑)
平安後期から鎌倉時代にかけて活躍した仏師運慶の仕事は、まさに時代の狭間を生きた証を示している事を見ることができました。
飛鳥時代のシルクロード的な形体から人の像を具象的に表現するものや、木彫による12神将に至るまで、時系列にトーハクという一つの場所で観ることの奇跡に興奮しながら拝見しました。
私の記憶で曖昧なのですが、海外に流出したものを買い取り話題になった某宗教団体の大日如来や、最近になって運慶作であることが確認されたいくつかの仏像も展示されています。この大日如来が美しすぎて、その場から離れがたくなりました。
運慶直筆の書も始めて見る事も出来ました。
父親から引き継がれた技を更にバージョンアップし、そこから時代に変化に乗りながら新しい表現を模索した運慶の仕事ぶりは、更に次の代に継承されていきます。
普遍的な魂の継承をも感じ取ることのできる展覧会です。
兎も角、運慶は上手い!の一言でしか言い表せません。
運慶が生きた時代は、平清盛、源頼朝が生きた時代と丸々重なります。
平安から鎌倉への転換期と貴族社会から武家社会への変化が、運慶の活躍場所を変えていくことにも着目すると面白いかもしれません。
言葉が足りないブログですが、
見逃すと勿体ないです~
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