五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

お花の記憶

2014年04月30日 | 第2章 五感と体感
「苦しゅうない。ちこう寄れ。」「よきに計らへ」と云う事ができるのは「殿様」。家臣はそれに従い、よき計らいを模索するのでした。

よきに計らうことは、都合よく計らう事でありますが、勿論身勝手な好き放題という意味ではありません。

お殿様があれこれと口を出し始めると、家臣は「殿、御乱心」と云われ、勝手に口出しすることを嫌がる風潮があったようです。安定していたお江戸の時代の事でしょうが。

平和な時代に黒船がやってきて、そこからどんどんと殿様は責任を負わされる立場となっていきました。

よきように考えてもらっていた頭首が自分を含め家臣を守り、立場を守るために能動的な意志を示していかなくてはならない時代になり、いくら帝王学を学んでいようと、実践することは大変な時代変換であったに違いないと江戸後期から明治にかけてを考えると特にそう思います。

昨日のニュースで、皇居に新種のお花が見つかったことを知りました。
一体、いつの頃から咲いているのだろうと、思うと、懲りもせず、私の興味の矛先が江戸城の頃に遡っています。

江戸城を無血開城し、京都御所から江戸に遷ってから146年。
その頃に、花が他所から献上されたものか、はたまたそれ以前から咲いていたのかはわかりませんが、
可憐なお花は、間違いなくお住まいになる方、そしてよきに計らう人々の姿を春になると見上げていたのです。

お花に見たものを記憶する力があるのなら、何を見てきたか聴いてみたいものです。

お陰で、松本清張の「神々の乱心」が読みかけであることを思い出しました。あれこれ落ち着きつつあり、ようやく小説本を開く時間が持てそうな環境を整える連休後半となりそうですが、まずは、読みかけの神々の乱心から手をつけると致しますか。。。

☆☆
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