五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

終戦の日に思う

2015年08月15日 | 第3章 無意識の世界
終戦の日に思う2015年8月15日

猛暑が続いたせいか、少しでも涼しい風が吹くと嬉しくなります。
寝る時にクーラーは付けない習慣でしたが、さすがに今年は数回利用し、何とか寝苦しい夜を回避する事はできました。
終戦の日は、じりじりと暑いイメージがあり、70年前の今日の朝はどんな気候だったのだろうと思いながら70年後の今朝、命を繋がれて生きている私はパソコンに向かっています。
朝晩の涼しい風は日中の暑さを忘れさせ、夜の凌ぎ易さは安堵の心地をもたらします。
戦争に翻弄された青春の不安感を今際の際に表わし7月に亡くなった伯父を思うと、その湧き出す感情を目の当たりにした私自身、この夏の新盆は、今までとは違う正された思いの強い日々を過ごしています。

戦争を知らない私達に戦争によって育まれた傾向を見せてくれる人々が段々と少なくなってきました。
戦争の体験を直接聞くことも大事な事ですが、戦争を体験した事によって分化された個人の強い傾向を窺い知ることは、体験談をピンポイントで聞くことよりもリアリティを感じます。
そして、戦争を体験した人々によって育てられた私達は、知らず知らずのうちに何かの考え方を自分のものにしていることも忘れてはならないのです。

つまり、戦場又は戦争を体験した人々の遺伝子は、私達の内に息づいており、それが何かの拍子に「感情」として表れることは当然のことでありましょう。
祖先が見てきた事、体験した事、そして両親が見て体験した事は、何かの形で私の内に生きているのです。

戦後70年の節目に長岡の花火を見る事ができたことも、私自身の節目にも繋がるように思います。

終戦の日が被昇天マリアの日であることを心に留めて今日を過ごします。

戦争とお金に惑わされない日が訪れる事を願い、。

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