落ち着かないときの自分の思考と感情と行動 2020年2月29日
新型コロナウィルス感染は、
地球上の国々にあれよあれよという間に広がっています。
数年前に亡くなった私の伯父が国立感染症研究所の
所長をしていたことがあり、天然痘やエイズの
研究をしておりました。
父方の親戚が集まると、もっぱら宇宙から微生物の話題で
盛り上がり、家庭的な話題は全く記憶にありません。
理系一家の特徴でもありますが、父の父、つまり私の祖父は
戦争を拒否して伊東の別荘に籠った画家でした。
父の母、つまり私の祖母は、浄土真宗本願寺派の寺の娘。
時世に流されないどこか一本通った?
というアイデンティティの一族は、
外から見たら変わり者の家庭であったことでしょう。
その伯父が、よく言っていたことは、
「アジアの未開発地域の人々が、いずれ日本と同じような
生活ができるようになったら、人間を脅かす
何かが起こるはず。」
と、いう内容のものでした 。
つまり文明の発達が人間淘汰に繋がる、ということを
言いたかったのだと思います。
30年以上も前のやり取りですが、
エイズを研究していた伯父の言葉は、
私にとって、大変印象に残るものでした。
私の母は、そんな一族に交わるのが苦手で、
悪口ばかり呟いていましたが、
私は、しっかりと半分の血を受け継いでいるせいか、
合理的なものの考え方をする父方の一族の考え方は、
私が母から分離する過程の中で、
共感度が深くなっていったように思います。
今回のコロナ騒ぎは、
刻々と変わる政府の方針や要請に
今までのツケが回ってきたように思えてなりません。
そのことに関しての怒りや不安の方が
新型コロナウィルス感染の恐怖よりも
私自身の感情を占めています。
宗教学や、文化人類学、民族学などの文系学問、
そして新薬開発の研究の予算を渋り、
神話を疎かにし、危機管理を怠り、
ひたすら経済優先してきた人間のつけは、
こうやってやってくるのかもしれません。
マスクが無い!トイレットペーパーが無い!
と、テレビの情報に翻弄されるのも仕方のない事なのでしょうが、
新型コロナウィルスに感染した場合の
発表される数値を見て、確率も計算して、
ネットで上がってくる冷静な学者の文章を読んで、
まずは、新型コロナウィルス感染による
症状の特徴と、回復までのプロセスをよく読んで、
まずは自分と自分の家族を見守る事が
最低限個人が出来る事のように思います。
学校が休みになり、学校に代わる幼児と児童を預かる施設が
濃厚接触の場所作りとならないよう祈ります。
学校の教室の方がはるかに接触密度が低いように、
私はイメージしています。
各自治体による要請判断において、
学校を開校する判断をしたところもあります。
一辺倒に、お上の言いなりになることよりも、
自分の住んでいる地域と地域性を把握している人の判断の方が、
有事の場合、ほんとうに身を助ける事になるようにも思います。
五感を活用し、
直感を信じる事は、
絵に描いた餅よりも大事なことでありましょう。
人間に備わる原初感情、
つまり、「怖い」「怖くない」という感情について、
自分はいま、
何が怖くて、
何が怖くないかを、
改めて意識化しておくことを
心掛けていたいものです。
長々と失礼致しました。
今日もご無事で!
NPOキュール「 生き甲斐の心理学 」講座
①
東急セミナーBE講座
2020年 3月20日 13:30~15:30雪谷校
2020年 3月27日 10:30~12:30たまプラーザ校
講師:越
藤沢マリアの家勉強会
2020年3月10日 (中止)
講師:越
藤沢マリアの家勉強会(メンバー限定)は
4月から横浜・桜木町駅の
紅葉坂 婦人会館へと場所が移ります。
第二火曜日は変わらず、
時間は13時~15時半となります。
二月以降受講生に詳細を送付致します。
②
綾子塾「生き甲斐の心理学」
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:4月14日第1回(第2火曜日)
(綾子塾は、限定メンバー制)
越乃生き甲斐の心理学
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座・一般受講者を募ります)
時間:13時~15時半
日程:4月23日第1回(第4木曜日)
☆
紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町 婦人会館
日程:3月3日(第1火曜日)中止
時間:13時~15時半
次回は4月7日第一火曜日