五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

掛け軸の作品展

2008年12月06日 | 第2章 五感と体感
年に二回の毎年恒例、作品展が始まりました。
今回は、仕上がりが良くなく、むくれ気味で会場に。。。
「仕上がりが良い」なんてことは、畏れ多くて云えませんが、ともかく不満な出来なわけです。

そんな気持ちも展示してしまえば、「もう、どうにでも言ってちょうだい
という気分に入れ替わってしまいます。

師匠に「仕立てが悪い」と言い訳がましく訴えると、一言「その人の成りだから・・・」と明るく返答されました。



人の感情と接する仕事をしている私にとってこんな「ガーーーン」とくる言葉は、他にありません。

忙しいことは全く理由にはなりませんが、一つのことに集中する瞑想的な時間が足りないのは自覚済みです。

開き直ったついでに今日は表装の先輩方と思う存分表装の話題で右脳を活性してきました。

奥さまの「書」を掛け軸にされた方が「まったくうちの女房は、金にならないことばかりしてる
と愚痴を言われました。
間髪入れず「それは、Tさんも一緒じゃないですかぁ~、、、輪をかけてお金にならないじゃないですかぁ~アッハッハァ
、、、と、周りの女性陣

「表装三昧」想像すると夢のような生活です。
よい表装に触れる美術館の旅をしたいし、
裂地の色や織り、取り合わせを味わうための旅もしたいし、
しつらえの決まりごともまだまだ良く分かっていないし、歴史の勉強はもっと深めなくちゃならないし。。。
アトリエの中で、手を合わせながら、しみじみと作業したいし。。。

ひとつひとつ、何事も・・・
焦らない、何事も・・・

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