五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

野分明くる朝

2012年06月20日 | 第2章 五感と体感
台風4号が過ぎ去りました。雨戸を恐る恐る開けると、なぎ倒された萩が目に入りました。

あっちゃーーー、やられたぁ~
樹木は倒されませんでしたが、しなやかな枝の萩が犠牲になりがっかりした朝を過ごしています。

花の咲き時は、それぞれ違います。

待ちに待った沙羅双樹(夏椿)の花が咲き始めたばかり。咲いた花は悲しくも儚く落ちてしまいましたが、蕾はしっかりと枝に付いており安心。

源氏物語でも、野分を描いた箇所がいくつかあります。家屋に叩きつける風の音、雨の音に恐れ慄きひれ伏しながら朝を迎え外に出ると、はしとみは外れ、屋根が落ち、庭が荒らされ、愕然とする様子は、いつの世も同じです。

台風の後は、源氏物語の嵐のあれこれを思い出しながら窓を開けます。

今朝もそんな想いで外の様子を眺めたわけですが、これまたいつの世も同じ。。。いと哀し、です。

台風一過の青空を恨めしく仰ぎながら、萩の点検を致します。

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