五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

5年の月日

2016年03月13日 | 第2章 五感と体感
5年の月日2016年3月13日

東日本大震災から5年。そして、6年目に入りました。
毎年、あの日は、9月に予定していた新宿御苑のギャラリーの下見をしがてら、数十年ぶりに新宿御苑に入り、青空にくっきり映える新宿のビルを眺めベンチで日向ぼっこをしてから、表装の技術勉強会を受講しに神宮前に行きました。
勉強会の最中、表具の師匠のビルはグラグラと揺れ、窓から外を見ると、周囲のビルがぶつかってもおかしくないくらい揺れており、ただ事でない事は直ぐに理解しました。幸いにビルの持ち主の師匠が主催する勉強会であったため、ビルの最上階の仏間にお布団を敷かせていただき、アナログテレビの良く見えない画像を見て東北の状況が徐々に解り出し、「ともかく寝ましょう」と、早々にお布団に入りました。
心配な我が家や家族の安否は、夕方には連絡がついたことで早めに安堵感を得る事が出来たことも自分の行動の決断できたことの理由の一つです。

東横線も早朝動き出し、日の出と共に乗り帰路に着きました。
その時の電車の車内は、緊急事態であり混んでいるにもかかわらず皆冷静で静まり返っていたことが今になって時々思い出されます。

時が経つと思わぬ記憶が残存しており、それが繰り返し思い出されるのです。

津波や原発の事故で、瞬く間に失う経験をした人々は、私の想像を超えた記憶の残存があるに違いありません。それを察すると、解った様な事はとても言うことはできません。その思いが年々増してくる事も、私の現在経験していることです。

奇しくも7月に個展を行う画廊のオーナーは、石巻のご出身です。これも神様が繋げてくれた出会いだと思います。今年の11日14時46分は、その画廊で時を過ごさせていただきました。

いつもお世話になっている宮城県山元町の「ささえ愛」さんの理事長にも電話をすると、「五年経っても、六年経っても、私は元気ですよ!」と張りのある明るいお声を頂き、またしてもNさんから大きな大きな贈り物を授けられました。

6年目にはいり、出会いのあった宮城沿岸の皆様との交流を身の丈で大事にしてゆきたいと思います。


◎○◎○◎講座生の皆様へ◎○◎○◎
琵琶湖の唐崎WSは、4月8日~10日です。今回も琵琶湖周辺の遠足を企画しております。

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