五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

日本人のアイデンティティ

2020年07月16日 | 第2章 五感と体感

ウポポイ 北海道白老町 国立民族博物館7月にオープン(早くいきたい!ウポポイ)

日本人のアイデンティティ  2020年7月15日

7月14日は横浜紅葉坂勉強会でした。6月から今年度が始まり、
今回は第二回講座。
17日金曜日は東急セミナーBE雪谷教室の勉強会再開もあり、
見た目は、自粛以前のスケジュールへと戻りました。

中身と云えば、生活スタイルの変化に
諸々の感情を湧き出しながら暮らしています。

「○○しちゃいけない」という行動規制は、
自由意思を尊重する行動に慣れている私には、
抑圧的なストレスもあり、
自分でも気づかないところで、抑えていることが
結構あるようです。

昨年の今頃は、毎年恒例の祇園祭の風情を楽しみながら
関西の講座を施行し、京都迎賓館や京都御所の内覧を果たし、
吹田の国立民族博物館にも行く事が出来、
とても充実した時を過ごしました。
私にとって、旅は自分の生活そのものであり、
「好奇心と移動」は、アイデンティティの統合のために
欠かせない情動と行動であることを
しみじみと感じています。

今話題になっている「旅行」についての政府の政策と
それに関連するJRの8月20日からの長距離運賃半額
を利用したいところですが、
都会に住む私達が考えている以上に、
地方の人々の慎重さも見えてきました。

ウィルスとの関わり方の覚悟よりも、
「臭いものには蓋をする」
「無かったことにする」
「汚れ・穢れ」
「恥」
「周囲の目が怖い」
「村八分」
「噂の拡大」
といったような
人間特有、さらに日本人特有の性質が
際立ってきたことも見逃せません。

まさに、
私達が生き甲斐の心理学で学んできた
「日本人の6つのアイデンティティ」を
改めて思索してみたいと思うようになりました。

① 恥の文化
② 禊と穢れ
③ 幽玄美
④ 侘びと寂
⑤ 甘えの構造
⑥ もののあはれ

以上の6つのファクターを
特に自分の生まれ育った地域を思い出しながら
思索すると
固定された地域の風習や習慣が
自ずと浮き上がってきます。

私自身といえば、叔父がウィルス学者であったこともあり、
幼い頃からウィルスに関する話を聞かされてきたせいか、
感覚的な気持ちに惑わされることを
恥ずかしいという概念を持っています。
(相手が子供であろうと、他者が解ろうと解るまいと
坦々とウィルスから宇宙までの話を話し続ける叔父でしたが、
そもそもそういう傾向の親族が揃っていました。)
ただ、日本人のアイデンティティは
どれも私自身のアイデンティティでもあるので、
「誰かわからないけれど誰かに迷惑を掛けてはいけない」
という「誰かわからない誰か」に対する
罪悪感は持ち備えているようです。

久しぶりに再開する雪谷の勉強会では、
2月まで続けてきたギリシャ神話を
一先ず置いて、日本人のアイデンティティについて
自分自身を振り返える講座を思索しています。

感覚に惑わされることは回避したいですが、
自らの感覚を意識することは一層大事にしたいものです。


・・・・・・・・
講座予定


東急セミナーBE講座
2020年 7月17日  13:30~15:30雪谷校 
  

2020年 7月31日  10:30~12:30たまプラーザ校

  
講師:越


婦人会館での講座、いよいよ始まりますよ~

綾子塾「生き甲斐の心理学」 
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:8月4日第3回(第1火曜日)  
(綾子塾は、限定メンバー制)

③越乃生き甲斐の心理学 
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座)
時間:13時~15時半
日程:8月27日第2回(第4木曜日)  



紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町 婦人会館
日程:9月1日(第1火曜日) 
時間:13時~15時半





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