五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

頭を垂れる稲穂かな

2014年09月17日 | 第2章 五感と体感
私の生活圏内には田んぼがありません。
横浜から藤沢までの東海道線沿いに僅かに田んぼが確認される程度です。
東横線の横浜から東京方面沿線には田んぼはありません。日吉あたりに里山の風景を残した地域がありましたが、ここ数年でほとんどが住宅地となってしまいました。

生まれてから小学校を卒業するくらいまでは、身近な風景に確かに田んぼは有りました。
茅ケ崎市に住んでいた小学生の頃は、市街地を抜けると田んぼが広がっていました。
私にとっては当たり前の風景だったのですが、横浜に越して新興住宅地に住んでからは、毎日見る風景が激変したように思います。

宮城県山元町は、皆さんが御存じの通り、甚大な津波の被害を受けました。あれから三年半、去年あたりから稲が植えられ、今年は田んぼの面積がさらに増えたように見受けました。
海沿いの平地は、苺のハウスが並び、田んぼや畑が広がっている風景が山元町らしい風景であったということが、以前の山元町を知らない私も想像することができるようになりました。

昨日のNHKの番組で山元町のコンパクトシティ特集が放映されましたが、人の自由意思を尊重することと効率的な都市計画との統合は、ほんとうに難しい問題であると思いながら拝見しました。

陽の光を浴びて金色に輝く稲穂の海は、土地に住まう人々のアイデンティティでもありましょう。
目指すものとアイデンティティの折り合いを図るための努力こそが、統合への道筋でもあるように思います。
答えが導き出せないものほど、この努力が大事なのかもしれません。

「幸福になるための条件」と「自ずから湧き出す幸福感」は、よくよく考えてみると、ちょっと違う事を意識してみることも健やかに生きることのコツでもあるようです。

今回の山元町訪問で、「明日がやってくるのが待ち遠しい…」「生き甲斐がある」「毎日が楽しい」と、力強く仰る皆様の表情に私自身元気とエネルギーを頂きました。

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