五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

口に出す

2013年04月20日 | 第2章 五感と体感
自分の身に突然不幸が襲いかかった時の自分を思い起こしてみると

「口に出したら、それが本当の事になってしまう。」

「口に出したら、現実を受け容れることとなってしまう。」

「口に出し、相手に憐れまれることが嫌。」

「口に出した相手から自分の思いとは違う反応が出てきた時の自分の落胆を避けたい。」

「口に出したことによって、自分を立たせている軸が崩れてしまうような気がする。」

・・・上記のような自己の心情体験が思い浮かびます。

でも、ずっと口に出さないでいるといつしか我慢していることすら忘れてしまい、心の奥底に眠りながらも、それが自分の考え方の素地になっていくようです。
つまり、「抑圧」です。

それがいつしか得も知れない不安感となり、掴みどころの無い不安の連鎖となっていきます。

どんなに一過性の癒しを求めても、癒しは癒しにしか過ぎません。

身体と心と魂は一心同体です。

どこかのバランスが崩れていれば、それを調整しようと頑張るのが「人」です。

そのような時に、自分がどんな防衛機制を使って今を生き延びているいるか考えてみることも大事なことかもしれません。

自分が思考錯誤し、思い巡らす言葉を口に出し、「否定も肯定もせず」聴いてくれる相手に出会うことができたら、自分自身の力で求める答えが見えてくるように思うのです。

口に出すことのできる相手の出会いを吟味することも、踏み出す一歩かもしれません。

答えは自分の内にあるのですから。

クリック応援お願いします♪「生き甲斐の心理学/五感で観る」
人気blogランキング
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 猫のバルちゃん | トップ | 二十四節気の穀雨 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

第2章 五感と体感」カテゴリの最新記事