五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

漢詩が読めない

2013年07月03日 | 第2章 五感と体感
自分が漢詩を学ばなくてはならないことをしみじみ思い知らされました。

毎月鎌倉の某場所にて勉強会を行っています。厳密に言うと私の師匠が行っているのですが、この某場所には多様な文化人も集まってきます。

昨日は、鎌倉の某場所で書を指導されていた先生の書を預かることとなりました。
何枚かは頂き、そのうちの何枚かをこの某場所に表具にして納めることにし、早速頂いた漢詩を読み始めました。

某場所のあるじも読めない漢詩も登場し、勉強会が始まる前の時間は、結局その話題で持ちきりとなりました。

何が読めなかったかというと「池養右軍鳶」。

さっぱりわからない。。。と、お手上げ状態で、漢字辞典を一つ一つ辿ること30分。それでも例文が出てこず、困り果てていたのですが、ふとスマホでこの漢詩をそのままググってみました。

すると、なんのことはない、あっさりと出てきたのです。

右軍とは「王義之」(おうぎし)が好きだった鳶を池に飼う(養う)という意味だそうです。

なるほどはるほど。。。

簡単に云えば、自分の尊敬する、又は偉大に思う人が好んだものを自分の領域に取り入れる、ということでしょう。

それにしてもスマホで簡単に出てしまう漢詩にアッパレです。

パソコンで何でも調べられてしまう時代に、この某場所では数十年前の漢和辞典や広辞苑、草書辞典などが何気なく置かれていて、あるじは解らないことがあると気楽にページを捲ります。
その姿にいつも感心しておりましたが、さすがにあるじ曰く「私もせめて電子辞書を買おうかしら」と。。。

負けん気の強さに、「いやいや今やコンピューターと名人が戦うくらいなんだから。。。」と、にやにやとなだめ、たぶん次回伺うと電子辞書が鎮座しているのであろうと想像すると、可笑しくなりました。

「池養右軍鳶」
私も尊敬する人の好みに習うと、そのような心持になり、少しは進歩するかもしれない。。。と、思った鎌倉の一日でありました。

☆☆☆

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