五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

環境を整える

2011年11月04日 | 第2章 五感と体感
自分の中にある解決できていないことや、不安感は、それに固執すればするほど、かたくなになっていくようです。

見た目には解決できているはずなのに、心の中では、未だ解決できていないこと…
心の中に湧きあがる感情が、どうしてもいつもの不安感に戻ってしまう…

何年も何十年も囚われ続けていることと、どう向き合っていけばよいのでしょうか?

経験を積み、多様な人と出会い、年齢を重ねても変わることのない不安の核。
自己の成育史を振り返り、なぜその感情が湧き出してくるのかが解っていても、その感情をありのまま受容しても、不安が消えず、そうなる理由に固執していくと、ますます意識が不安感に向いていくように思います。

ある程度、自分の不安感と向き合う事ができたなら、3Vの法則に意識を向けてみるのも良いかもしれません。

Visualize…イメージする
Verbalize…言語化する
Vitalize…行動する

まず、自分がどうしたいのか&何をしたいのかをイメージします。
イメージしたことを言葉にしてみます。誰かに聞いてもらったり、誰かに宣言したりして、言語化します。
そして、それを行動に起こします。

自分がどうしたいのか、解っていてもなかなか身体は動きません。
でも、出来ない理由をぐるぐると頭の中で巡らしていても、たぶん、前に進むことはできません。
どこでそのメビウスの輪から飛び降りるかは、その人自身の問題です。

できること、できないことに囚われることなく、まず、自分の「こうありたい自分」をイメージしてみることは大事なことだとのようです。

人は自分が思ったような自分となります。

たとえば、今までやってみたかった趣味やスポーツを、今の環境にポンと入れてみるのもメビウスからの脱出となるかもしれません。夢中になってやっているうちに、「メビウスの輪のようにやってくる不安感が消えていた、、、」ということに気付く日が訪れることもあるようです。

このように、自分が身を置く環境を自ら整えていったり、周囲の人がより良い環境を整えてあげることも大事なことかもしれません。

優しくするとか、親切にしてあげることは、対応として重要なことですが、
答えは自分の内に宿っているはずですし、人は自立を目指すものだ、ということを対応者や家族の誰かが信じることが、相手に真に伝わった時、見事に自分の道を歩んでいくようです。

人は一人では生きてはいけませんが、自立を目指している生き物であることを忘れてはならないと、しみじみ思います。

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