五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

宮城県山元町「苺の話」4

2014年02月13日 | 第2章 五感と体感
苺のお味

Sさんの従兄弟さんが生産を再開した苺を滞在中にたくさんたくさん頂きました。

この時期、私が住んでいる辺りでは徐々にミカンがぼやけたお味になってくると苺の値段も下がってきます。

私が好きなのは「とちおとめ」です。酸味が利いた味が堪らなく好きです。
ありがたいことに従兄弟のIさんが生産しているのは「とちおとめ」。

例年でしたら、海側に位置する山元町は、日中のお日様の光がとても強いのですが、海側に雪が降る傾向があるようで、苺の生産者の方々は御苦労されているのではないでしょうか?
そうはいっても、苺生産の復興支援では水耕栽培のシステム化が導入され、若い生産者には受け容れられても、長年「土」で苺を育ててきた生産者の方々は戸惑いも大きいようです。

雪景色の山元町を眺めながら、ビニールハウスが増えてきたことも確認でき、こうやって地元の人々が林檎や苺を育てている事は、復興の過程を見させて頂いている私にとっては、とても嬉しい光景なのです。

夏は稲と蕎麦。秋は林檎。冬はいよいよ苺の出番です。

売り物にならない苺の山は、私にとっては宝のお山です。
ささえ愛山元さんに届けられた大きなトレーが4,5個届けられ、ヘタを取っていると「あら~~、白いところは、とっちゃっていいのよぉ~~」と、呆れられました。
「いやいや、ここだって苺だわ~~!東京や横浜では、そんなもったいないことしないわよぉ~」と応える私。

こんなふうに山元町は「豊かな食」の地域なのです。

豊かな食は、豊かな心を育みます。
もともと豊かな風土で生まれ育った人々の傾向は、永遠普遍のものです。
貧乏くさい私の苺のヘタ取り見てを、皆さんが私をらかいながら大笑い!
楽しく嬉しい会話は、こうやって何気ない台所作業から生まれます。

方々から届くお裾分けは、愛の証。

皆様の愛し愛される様子は、心地の良いものです。

そんな雰囲気があるからこそ、私も訪ねることができているのだと思います。

山元町は苺の名産地です。
購入することが復興支援に繋がります。
美味しい苺を是非召し上がってくださいませ。


☆☆

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