五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

新しい聖堂

2008年05月04日 | 第2章 五感と体感
築50年の教会を建て直し、新しい聖堂が完成しました。
今日はそこでの初めてのミサ。

教会の建物には慣れないものの、これから祈り籠められる聖堂の青臭さを感じながら不思議な安堵感を同時に体感し、ミサに与りました。

親しい友達や親しい人生の先輩方、お顔は知っているけれど、言葉を交わしたことのない方々が一年ぶりに集い、私自身、想像以上に喜びの感情が湧き上がりました。

永遠普遍の魂と螺旋状に昇る太い柱から見える本質。
その本質が自分の心に投影されると、心と体が浄化されるごとく、空気と一体化して、清々しい体感を体で感じ取ることができるのです。

これから長いお付き合いになりそうなこの建物。

瞑目し、一心になれる場所が身近にあることは、なんと贅沢なことでしょう。
食べることと寝ることと祈ることは、私が生きるために最も必要なものです。
それ以外のことは、多少先延ばしでも良いかな。。。

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1 コメント

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Unknown (永遠の少年)
2008-05-05 10:01:29
1996年のイギリスでの話ですが心理療法を学ぶ学生の為の勉強会場を必死で探していました。

希望は元お城、しかも15世紀ころの古城だった会場を希望していました。

若い頃、先生に引率されて見学した古城はいづれも陰惨な城ばかり。気味が悪い城ばかりでした。


そんな会場で心理療法を学ぶ学生は感受性が強い人ばかりなので1日も耐えられないでしょう。


1け月探して、雰囲気が希望に沿わないので、諦めて帰国する直前に或るシスターの紹介で訪問した修道院(元は古城:陰惨な歴史もある城でしたが)は何とも爽やかな空気のある古城でした。

そこで思ったのは、祈りこめられるとどんな陰惨なん歴史を持つ流血の古城でも、爽やかな修道院に変身できるんだなあ、という想いでした。


新築の教会もそこに集まる人々の祈りと願いが壁や床や全体にしみこんでいくのでしょうね。

偽善的ではない自然な人間の想いが、悲しみも喜びも、憎しみも感謝も、愛も許しも混在した空気が流れるうちに、どんな雰囲気の聖堂になつていくのでしょうね。


心が自然に流れ出す、そんな教会になりますように。

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