Mr.コンティのRising JAPAN

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無観客試合の地を徹底分析3

2005-05-18 | FIFA World Cup
3.タイのサッカー事情1

タイでもサッカーは人気のスポーツだ。しかし、地元の英字新聞を見ても、地元スポーツ紙を眺めても地元の国内リーグの事には詳しく触れていない。ここでもサッカー人気と言えばプレミアシップの事を指すようだ。事実タイ国タクシン首相もリバプールの株を買い占めているが建前は“国民の為にリバプールを毎シーズンオフにバンコックに親善試合を誘致する為”とは言っているが、当の国民達は“我々の税金を利己的に使う愚行”と批判の声の方が高くどうやら株の話は霧散しそうだ。

シーロム通りのコピー商品の出店に行っても欧州のクラブチームのユニフォームは売られているが、タイチーム関係のユニフォームは代表チームのものがちらほら有るだけで、地元クラブチームのものは皆無だ。東南アジアではベトナム、インドネシアそしてタイの3カ国にAFCアジアチャンピオンズリーグへの参加資格が与えられているのでもう少し注目されてもよさそうなのだが。
確かに今年も昨年に引き続き出場した、BEC TEROSASANA , Krung Thai Bank は早々と一次リーグでの敗退が決まってしまった。BEC TEROSASANA は地元テレビ局が母体となっており横浜マリノスと同グループであった。Krung Thai Bank は文字通り銀行が母体となっている。かつての強豪チーム Thai Farmers Bank は経営破綻の為解散の憂目に。2002-2003年の AFCチャンピオンズリーグでは BEC TEROSASANA は決勝にまで進出し、その決勝戦の模様(ホーム&アウェー)は NHK BSでも中継録画で放映され、地元ファンの熱狂的な声援を受けていたのが印象的であった。それだけにもう少し地元での関心を期待していたのだが。しかし、地元の人から、何故人気がそれほどなのかも教えてもらえた。
先述したタイで最も人気のある現役選手、キャティサックは現在ベトナムのホアン・アイン・ジャライでプレーしており、今年のAFCチャンピオンズリーグではジュビロ磐田との対戦の為に来日している。また先の02-03年のAFCチャンピオンズリーグでは準優勝に終わったTEROSASANAだが、大会MVPに輝いたトゥアーサックは今シンガポールに、そしてアジアカップで日本相手に先制ゴールをあげたサティーもシンガポールリーグでプレーをしており、代表クラスの殆どは海外に出ている。その原因は給料の差で相場は大体 THB10,000~ THB50,000 (約3万円から15万円)代表クラスでも THB100,000(約30万円程度)らしい。ベトナムリーグではキャティサックにはこの2倍以上は出しているらしいが地元選手はベトナム代表選手でさえその半分以下との事である。(つづく)


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1 コメント

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Unknown (ベルマーク)
2005-05-19 14:14:33
コピー商品はどこの国でもありますね。コピー商品でなくともヨーローッパのブランド品もメイドインイタリアとメイドイン香港では偽造品でなくとも随分値段が違うそうですね。
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