Western Sydney Wanderers 2-0 Brisbane Roar 12th April 2013
4月12日。私はオーストラリア大陸の西の街、パースにおり顧客と夕食を共にしていた。 すると顧客の一人が持っていた携帯電話を見せてくれた。 Western Sydney 2 Brisbane 0 と表示されていた。これで Grand Final の開催会場はシドニーに決まった。そして私の想像していた通りに Paramatta Stadium ではなく Allianz Stadium での開催と決まった。 この前の日まで Grand Final はどこで行われるのか…と思っていた。Wanderers がもし敗れても Mariners が勝てば恐らく Sydney の Allianz Stadium であっただろう。そしてもし両チームが Semi Final で敗れたら Melbourne の Etihad だろう…. その会場の決定は14日の Semi Final が終わるまで待たねばならない可能性もあったけど、12日にあっさりと会場が決まってくれた。
12日夜、地元テレビ局が放映したスポーツニュース番組では Semi Final の結果を伝えるたびに映し出されたのは小野伸二の“芸術的”な得点シーンだった。 先制ゴールを決めたクロアチア人中央からFW Dino Kresinger のパスをPAエリア外の左側で受けた小野が振り向いて蹴り上げたその弾道は弧を描いて物差しで測ったように逆サイドのゴールの上隅に吸い込まれた。 先制をしながら後半はやや劣勢気味で次第に Brisbane に主導権を奪われつつあった Wanderers が球団創設初年度に Grand Final 進出を決定づけた瞬間であった。
“Shinji Ono によるとてつもなく素晴らしいゴールだった。この得点が我々の息の根を止めた。2点目を奪った事で Wanderers は我々の航行の風を断ち切ってしまった。我々はチャンスを創りながら流れを引き寄せつつあった。そこにあんなゴールを決められてしまった。それは才能を見せつけられた一瞬だった。我々は小野にスペースを与えないようにしていた。 その瞬間、マークが戻り切れずに彼を離してしまった。 そして彼にボールを拾われてしまった。我々のチームにとってその瞬間を見せつけられたのは残念なことだったけど、ある選手がこの様な試合のこの様な時間帯にこういうプレーを見せたという事はオーストラリアのサッカーファンにとっては素晴らしい鏝であったと思う。”
Brisbane Roar の Mike Mulvey 監督はこう語った。
“ それこそ Marquees Player がリーグにとって特別な存在であるという証明だ。 今シーズン Marquees Player が見せたプレーを我々は見てきた。小野はここ数週間怪我で戦列を離れていた。そしてチームに戻って来て再び相手チームにプレッシャーと強さを見せつけこの様なプレーを披露した。 だから彼は特別な選手なのだ。”
Wanderers の Popovic 監督はこの様に小野のプレーを称賛した。
そして今シーズン A-League に革命を起こしたと言われている Wanderers サポーター達の熱き声援が試合を終えても続いた事がテレビニュースでも報道されたいた…
Song Remains the same as Wanderers stand on the brink
Regular Season 5位の Brisbane Roar が4位の Adelaide United を破り、次に Western Sydney を破ると3シーズン連続 Grand Final 進出が決まる。 今シーズンの対戦は Wanderers が3連勝中 ( 1-0, 1-0, 2-1 ) だった。
しかも Wanderers は第16節、1月13日アウェーで Wellington Phoenix を2-0 で破って以来引分け1試合挟んで12戦11連勝中であった。
2回目の対戦となった12月9日の第10節では昨年まで愛する京都に在籍した高橋祐治が88分に Hingert に替わって Brisbane Roar のユニフォームで投入され、史上初の A-League での日本人対決が数分のみであるが実現した。 高橋は今年の J-League 開幕と共に京都サンガに戻った。
Brisbane は主力選手の怪我での離脱が懸念された。前の Adelaide 戦は負傷でピッチを離れたThomas Broichi (アキレス腱 ) Luke Brattan ( ふくらはぎ ) は Wanderers 戦には間に合う様に回復したが足首を痛めた Jack Hingert は戻れそうになかった。
そして試合日程もElimination Final を戦わねばならなかった Brisbane は中4日しかインターバルがなかった。 一方 Wanderers は3月29日のNewcastle Jets とのシーズン最終戦では小野( 鼠蹊部 )Aaron Mooy ( 膝 ) そしてJerome Polenz ( ふくらはぎ ) 3選手を怪我で欠いていたがシーズンを首位で終えた Wanderers は Final Series は Semi Final からの登場なので中12日の調整期間があり、故障していた選手達は充分な回復期間があった様だった。
そしてスタメンには小野、 Polenz がスタメン復帰するなど Jets 戦のスタメンから3選手が入れ替わった。そして最後に Brisbane と対戦した1月26日の試合 ( 2-1 )では スタメンだった Adam D’Apuzzo に替わって Shannon Cole, Mooy 攻撃陣は Mooy, Haliti に替わって Kresinger と Perkatis が起用された。Kresinger は Brisbane 初登場だった。
Brisbane は怪我が治らなかった Hingert に替わりHalloran が起用された以外は5日前の Adelaide 戦と同じスタメン 。これまで Brisbane との3回の対戦全てに起用されていた Matthew Jurman, Murdocca がベンチスタートとなりSocceroos の Jade North そして Lusticaが Wanderers 戦初登場であった。
試合は立ち上がり、お互いに探り合いをするようにボールをあまり前に出さない展開であったが15分 Kresinger が低い弾道のショットを放つが GK Theoklitos がファインセーブでストップ。しかしその40秒後 Hersi が中央をドリブルで上がり左サイドを上がった Mark Bridge にスルーパスを通す。 そこに Brisbane DF がマークに入るが Bridge がマークを掻い潜り中に入れると走り込んだ Kresinger が合わせて放ったシュートは今度は Theoklitos を破ってゴールネットに突き刺さり Wanderers が先制ゴールを挙げた。今シーズンゴール量産を期待された Kresinger であったがレギュラーシーズンで挙げたゴールは第12節の Adelaide 戦で挙げた1ゴールのみ。しかしシーズン2ゴール目が Grand Final 進出に向けての貴重な先制ゴールであった。
24分にも Kresinger は得点のチャンスがあったがこの時は決められなかった。そしてこれを境に徐々に Brisbane がボールを繋ぎだす。Wanderers ボールとなっても Nicholas, Broichi 、Brattan と言ったMFが素早いマークに入りバイタルエリアに進めさせない。34分 Hersi が Brattan に激しいタックルを入れイエローカードが出される。ここは一発レッドでもおかしくないファールだった。更に40分今度は Bridge が放ったシュートを Theoklitos がストップ。 その数分後には Brattan を Yanni Perkatis がPA内で倒す。PKが与えられてもおかしくなかったがここも Alan Millner 主審は笛を吹かなかった。
その前に Wanderers のDF Jerme Polenz が負傷を負い Tarek Elrich に替わってベンチに下がってしまう。これでそれまで完璧であった Wanderers のDFラインに隙が出るかと心配された。
後半に入った直後Kresinger がフリーでPA内にドリブルで侵入するもこのチャンスをものに出来ず、その直後の Ben Holloran が素晴らしいロングシュートを放つが今度は Ante Covic がファインセーブ。
55分には Bridge, Mateo Poljak が連続してシュートに持ち込むが Theoklitos が共にストップ。更にリバウンドを Perkatis が撃つがここも Theoklitos がブロック。
なかなか追加点を挙げられない Wanderers を尻目に今度は Brisbane が流れを掴みだす。60分には Halloran が撃ったシュートは GK Covic の正面に。
しかし69分に Broich が怪我の状態が悪化し Nijland に替わってベンチに下がり、その2分後に小野が今シーズンの Goal of the Season の候補にあがる芸術的なシュートを決めるとそこで勝負あったの雰囲気が醸し出された。そして 19,369 人の大観衆からは Campeones の合唱が始まった。 Brisbane ベンチは 75分に Mardocca, 82分 Yebaah を投入するが Wanderers ゴールネットはとてつもなく遠いところにあった。
そしてタイムアップ。 Wanderers サポーター達の fiesta は深夜まで続いたらしい。
だが77分 Hersi がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となり Grand Final には出場できなくなってしまった。 この時はそれがどれほどの代償となったかは解らなかった。
Mariners 意地の Grand Final 進出 Central Coast Mariners 1-0 Melbourne Victory 14th April.
4月9日 貴陽に乗り込み貴州人和とのACL の試合に臨む Central Coast Mariners の元に中国訪問中であった豪州の Julia Gillars首相から応援メッセージが届けられた。 丁度中国を訪れていたこの機会にチームの Lawrie McKinna GM がDeborah O’Neill 連邦議員を通じて貴陽五輪スタジアムで行われるこの試合観戦を打診したが日程調整がつかなかったらしい。その代わりにメッセージが届けられたらしい。 しかし残念ながらこの試合は42分 Mitchell Duke のゴールで先制するも終盤に連続ゴールを許し 1-2 で Mariners は敗れてしまった。
シーズン終盤に入り、 Mariners は日程との戦いであった。3月9日 A-League 第25節の Sydney FC 戦から4月14日の Semi Final Melbourne Victory 戦まで35日間で8試合組まれていたがその中でACLのアウェー戦が2試合 ( 3月13日柏、4月9日貴州 ) 含まれていた。 そして3月13日、柏とのアウェーゲームを終え、帰国をしたチームに驚愕のニュースが。経営不振から給料が支払われていない選手達が多くいるとの事であった。
Mariners は昨シーズンまで A-League 開設以来8シーズンで Grand Final 3回進出した実績を持つ名門球団であるが、本拠地 Gosford は Sydney と Newcastle の間に位置する小さな街なのでシーズン中は観客が 10,000 人を越える事が非常にまれだ。皮肉なことに経費のかかる ACL にも出場権が回ってくるのでその経営は毎年案じられていた。
4月5日、 Perth Glory をロスタイムに Mark Milligan の起死回生の PKをきっかけに勝利を収め Semi Final
に駒を進めた Melbourne Victory と Central Coast Mariners の今シーズンの対戦は Mariners の1勝2分。
その1勝は第22節2月23日の Gosford Bluetong Stadium での試合であったが Mariners が何と Victory を 6-2 で粉砕した試合だった。しかし内容的には一方的ではなく 68分に Sainsbury のオウンゴールで Victory が 2-3 と1点差に迫った後にカウンターで3連続失点を喫しこういうスコアーになったのであった。年末に多くの選手が契約を更新されずチームを去り背番号 31 Galloway, 32 Pain そして 33 Mullen らが初めて Victory 戦に臨んだ試合であった。そして Archie Thompson がこの試合には出ていなかった。
Mariners 戦では5日の Perth 戦とほぼ同じスタメン。 アルゼンチン人FW Flores が Pain に替わってスタメンに起用された。そして第16節 1-1 で引き分けた試合以来 Thompson と Rojas が揃って Victory 戦に臨むことに。その試合でゴールを挙げたのが Flores であった。
一方、4月9日に貴州戦を終え10日に帰国をした Mariners は中4日で Semi Final の臨んだが、貴州戦に続いてスタメン出場したのは Gk Matthew Ryan, DF Trent Sainsbury そしてMF John Hutchenson の3選手のみ。
第22節の Victory 戦と比較すると FW Mitchel Duke の替わりに元 Socceroos の Mile Sterovski が起用された他は同じスタメンだった。心配されたのは Youssouf Hersi が累積警告で出場できない事であった。
Graham Arnold 監督はACLのグループリーグアウェー戦では完全にメンバーを替えて臨んでいた。
McBreen magic seals Grand Final Spot
42分貴州戦では61分から出場した Bernie Ibini Isei からのボールを受けた Daniel McBreen が左足を振りぬくと弾道はそのまま N.Coe の守るVictory ゴールネットに突き刺さりそれが決勝点となり2シーズン振りに Grand Final 進出を決めた。
この試合も2日前の Western Sydney vs Brisbane 同様に両チーム慎重な試合運び。負けたら終わりの Final Series では仕方がないか? しかし14分元 Socceroos の Sterjovski が強烈なミドルを放つと試合は Mariners ペースで動き出す。このシュートは Victory GK Nathan Coe がストップするも更に続いたCKにから Pedj Bojic が放ったシュートはポストを叩く。 その1分後、CK から Sainsbury が放ったシュートは至近距離から撃たれたが Coe が再びブロック。リバウンドをもう一度 McGlinchy が叩くがこれはポストを外れて行った。
その後 All Whites の中心選手となるであろう Marco Rojas が抜け出し、Socceroos FW の Thompson に送る。 Thompsonはファーサイドを狙うも GK Ryan がキャッチ。 更にその後には Thompson が Montgomery にPA内で引き倒される。一斉に Victory イレブンがPKをアピールするが Strebre Delovski 主審は却下。
Mariners は左サイドを McGlinchy と Rose のコンビで何度も切り裂いていた。 そして Bernie Ibini に2度ほどチャンスを提供していた。
そして42分、Ibini Isei が右サイドを突破相手DF2人をかわして中央に送るとそれを受けた McBreen が先制ゴールを決める。 今シーズン McBreen の対 Victory 戦3ゴール目、そして今季の17ゴール目に 10,651人の観衆から大歓声が上がった瞬間であった。
後半開始早々にチャンスを創ったのも Mariners 、というよりも McBreen 。McBreen のクロスから Bojic がシュートを放つも DF Daniel Mullen がクリアーし追加点は生まれなかった。
Victory ベンチは67分、 Marcos Flores に替えて Connor Pain を投入する。 Adelaide 戦はベンチスタートでこの試合はスタメンに抜擢されたアルゼンチンのFWは Semi Final では立ち上がりこそ Thompson, Rojas と絡んで攻撃に貢献したがゴールと言う結果を出せなかった。 そしてPain の投入により Victory のボール支配率が上がりだした。 Thompson がシュートに持ち込むが弾道は GK Ryan の正面に。そしてボール支配率は上がるもラストパスが通らずシュートシーンがなかなか見られなくなった。75分には CB Mullen を下げて Nabbout を84分には Cleleski に替わり Dilevski を投入するがゴールは遠い。
しかしロスタイムに入り中盤のキーマン Montgomery がこの試合2枚目の警告を受け退場となり Grand Final に出場できなくなる。 そして最後のチャンスの FK, Rojas が直接狙うも壁に当たりゴールには届かず、 Mariners の2年ぶりの Grand Final 進出が決まり Victory の3年ぶりとなる Grand Final 進出の夢が潰えた。
Rojas, Thompson と言った現役の代表 attacker がいても Mariners の牙城を崩すことは出来なかった。
レギュラーシーズンでの Melbourne Victory は3位に入った。得点こそ Mariners と並んでリーグ最多タイの48得点を挙げたが 45失点はリーグワースト3位タイ。 Final Series 進出上位6チームの中では最多失点であった。首位 Wanderers が21失点、2位 Mariners が22失点と比較すると2倍以上の失点を喫した。
Ange Postecoglou 監督にとっては最後までDF陣の整備が頭痛のタネであった。
“それは厳しい現実だ。 Grand Final はそこまで来ていたのに。大変な苦渋の思いだ。均衡した最後の試合特有の展開だった。こういうときは最初のゴールがいつもキーになる。立ち上がりは充分に堅く行った。相手に脅威を与えられなかったけどプレッシャーも受けなかった。それが今シーズンを通しての我々の欠点であった。我々はゴールを許しそれがこの様な難しいチームを相手に取り返す事が出来なかった。 それはリスクを冒させる厳しい重荷となった。我々には十分な時間があったが同点にすべく、相手の守備を突破するほどでのものはなかった。 我々が喫したのは決して偉大なゴールでは無かった。シーズン前の見通しから、我々は今年は任務を遂行できなかった。 上位2位以内に入り、 Grand Final に進出したかった。我々 football に関わるセクションでこれから Grand Final に残るにはどこが足らなかったのかを明確にする必要がある。”
試合後 Postegoglou 監督はこの様に語った。
シーズン終了後 All Whites のMarco Rojas が欧州に去る事ととなった。しかし Grand Final 終了後に Melbourne Victory からはMark Milligan をはじめ Scott Galloway, Jason Garcia, Jess Makarounas そして Connor Pain が ワールドカップ予選に臨む Socceroos と FIFA U-20 に臨む Young Socceroos の合同合宿に招集された。 これは Holger Osieck 代表監督による呼集で6月4日の日本戦には U-20 の選手帯同の可能性もあるとの事だった。
一方、過密日程とチームの存続問題を抱えながらも2シーズン振りに Grand Final 進出を決めた Graham Arnold 監督は試合後にまず Montgomery の出場停止に就いて語った。
“ Monty の損失は大きい、しかしこの試合は Youssouf Hersi が出場停止だった。だからそれと同じだ。 幸運なことに Oli Bozanic, Anthony Caceres らが控えている。” と説明。
Grand Final 対戦相手の Wanderers に就いては "彼らとの戦いは大きなチャレンジだ。我々はトップコンディションで臨まねばならないだろうし、 Tony Popovic 監督のノートには既に我々の事が記載され、Ante Millicic コーチと共にヴィデオ分析されるであろう。我々はどこが強味であるかを見極め、我々自身を按ている Wanderers の強みを消し去ろうとするつもりだ。“と述べた。
そしてCentral Coast Mariners が3度の Grand Final 全てに敗れている事に就いては、“ ( 2010年の敗戦が )どちらかと言えばモチベーションになる。我々は既に Grand Final で負けた後はそれがどれだけ失望させられるものかを知っている。だからもう誰もそういう気持ちになりたくはない”と話した。
“今シーズンは既に我々の思い描いていた通りのシーズンだった。選手達はファンタスティックな仕事をやってのけた。3シーズン連続で2位以内に入ったのは我々だけだ。そして3シーズン続けて50勝点以上を挙げ、今シーズンはリーグで最多得点であった。レギュラーシーズンの結果を見ても最高のシーズンであると言える。戦術的には選手達はゲームプラン通りにパーフェクトにやってくれた。この日、両翼を一杯に使って試合が出来た事が重要だ。 McGlinchy は本当にファンタスティックだったと思う。 McBeen と Mile ( Sterjovski ) は本当にハードにやってくれた。我々は中盤でボールを回してばかりいたくなかった。我々はその2人を最終ラインでもプレーさせた。そしてそれが Flores に仕事をさせなかった。 彼は充分にボールを触れなかった。この日の守備の構築は大変目立っていた。おそらく前からの守備の構築がこの試合で勝てた要因だと思う。 我々がやった事はオーストラリアの子供たちに何かを見せられたと大きな誇りを私に齎した。それはクラブのやれる事であり、多くの子供を上達させられる。 Matty Ryan は本当によく成長した。残念ながらこの次が彼の Mariners でプレーする最後の試合となる。多くの選手の代理人がシーズン終了後にドアーをノックするだろう。そして彼らが頭を垂れるのを見る事になるだろう。” この様に語った。
Grand Final は Wanderers が Hersi, Mariners が Montgomery 、両チーム1人ずつ主要選手を欠く事となった。
Grand Final に続く
4月12日。私はオーストラリア大陸の西の街、パースにおり顧客と夕食を共にしていた。 すると顧客の一人が持っていた携帯電話を見せてくれた。 Western Sydney 2 Brisbane 0 と表示されていた。これで Grand Final の開催会場はシドニーに決まった。そして私の想像していた通りに Paramatta Stadium ではなく Allianz Stadium での開催と決まった。 この前の日まで Grand Final はどこで行われるのか…と思っていた。Wanderers がもし敗れても Mariners が勝てば恐らく Sydney の Allianz Stadium であっただろう。そしてもし両チームが Semi Final で敗れたら Melbourne の Etihad だろう…. その会場の決定は14日の Semi Final が終わるまで待たねばならない可能性もあったけど、12日にあっさりと会場が決まってくれた。
12日夜、地元テレビ局が放映したスポーツニュース番組では Semi Final の結果を伝えるたびに映し出されたのは小野伸二の“芸術的”な得点シーンだった。 先制ゴールを決めたクロアチア人中央からFW Dino Kresinger のパスをPAエリア外の左側で受けた小野が振り向いて蹴り上げたその弾道は弧を描いて物差しで測ったように逆サイドのゴールの上隅に吸い込まれた。 先制をしながら後半はやや劣勢気味で次第に Brisbane に主導権を奪われつつあった Wanderers が球団創設初年度に Grand Final 進出を決定づけた瞬間であった。
“Shinji Ono によるとてつもなく素晴らしいゴールだった。この得点が我々の息の根を止めた。2点目を奪った事で Wanderers は我々の航行の風を断ち切ってしまった。我々はチャンスを創りながら流れを引き寄せつつあった。そこにあんなゴールを決められてしまった。それは才能を見せつけられた一瞬だった。我々は小野にスペースを与えないようにしていた。 その瞬間、マークが戻り切れずに彼を離してしまった。 そして彼にボールを拾われてしまった。我々のチームにとってその瞬間を見せつけられたのは残念なことだったけど、ある選手がこの様な試合のこの様な時間帯にこういうプレーを見せたという事はオーストラリアのサッカーファンにとっては素晴らしい鏝であったと思う。”
Brisbane Roar の Mike Mulvey 監督はこう語った。
“ それこそ Marquees Player がリーグにとって特別な存在であるという証明だ。 今シーズン Marquees Player が見せたプレーを我々は見てきた。小野はここ数週間怪我で戦列を離れていた。そしてチームに戻って来て再び相手チームにプレッシャーと強さを見せつけこの様なプレーを披露した。 だから彼は特別な選手なのだ。”
Wanderers の Popovic 監督はこの様に小野のプレーを称賛した。
そして今シーズン A-League に革命を起こしたと言われている Wanderers サポーター達の熱き声援が試合を終えても続いた事がテレビニュースでも報道されたいた…
Song Remains the same as Wanderers stand on the brink
Regular Season 5位の Brisbane Roar が4位の Adelaide United を破り、次に Western Sydney を破ると3シーズン連続 Grand Final 進出が決まる。 今シーズンの対戦は Wanderers が3連勝中 ( 1-0, 1-0, 2-1 ) だった。
しかも Wanderers は第16節、1月13日アウェーで Wellington Phoenix を2-0 で破って以来引分け1試合挟んで12戦11連勝中であった。
2回目の対戦となった12月9日の第10節では昨年まで愛する京都に在籍した高橋祐治が88分に Hingert に替わって Brisbane Roar のユニフォームで投入され、史上初の A-League での日本人対決が数分のみであるが実現した。 高橋は今年の J-League 開幕と共に京都サンガに戻った。
Brisbane は主力選手の怪我での離脱が懸念された。前の Adelaide 戦は負傷でピッチを離れたThomas Broichi (アキレス腱 ) Luke Brattan ( ふくらはぎ ) は Wanderers 戦には間に合う様に回復したが足首を痛めた Jack Hingert は戻れそうになかった。
そして試合日程もElimination Final を戦わねばならなかった Brisbane は中4日しかインターバルがなかった。 一方 Wanderers は3月29日のNewcastle Jets とのシーズン最終戦では小野( 鼠蹊部 )Aaron Mooy ( 膝 ) そしてJerome Polenz ( ふくらはぎ ) 3選手を怪我で欠いていたがシーズンを首位で終えた Wanderers は Final Series は Semi Final からの登場なので中12日の調整期間があり、故障していた選手達は充分な回復期間があった様だった。
そしてスタメンには小野、 Polenz がスタメン復帰するなど Jets 戦のスタメンから3選手が入れ替わった。そして最後に Brisbane と対戦した1月26日の試合 ( 2-1 )では スタメンだった Adam D’Apuzzo に替わって Shannon Cole, Mooy 攻撃陣は Mooy, Haliti に替わって Kresinger と Perkatis が起用された。Kresinger は Brisbane 初登場だった。
Brisbane は怪我が治らなかった Hingert に替わりHalloran が起用された以外は5日前の Adelaide 戦と同じスタメン 。これまで Brisbane との3回の対戦全てに起用されていた Matthew Jurman, Murdocca がベンチスタートとなりSocceroos の Jade North そして Lusticaが Wanderers 戦初登場であった。
試合は立ち上がり、お互いに探り合いをするようにボールをあまり前に出さない展開であったが15分 Kresinger が低い弾道のショットを放つが GK Theoklitos がファインセーブでストップ。しかしその40秒後 Hersi が中央をドリブルで上がり左サイドを上がった Mark Bridge にスルーパスを通す。 そこに Brisbane DF がマークに入るが Bridge がマークを掻い潜り中に入れると走り込んだ Kresinger が合わせて放ったシュートは今度は Theoklitos を破ってゴールネットに突き刺さり Wanderers が先制ゴールを挙げた。今シーズンゴール量産を期待された Kresinger であったがレギュラーシーズンで挙げたゴールは第12節の Adelaide 戦で挙げた1ゴールのみ。しかしシーズン2ゴール目が Grand Final 進出に向けての貴重な先制ゴールであった。
24分にも Kresinger は得点のチャンスがあったがこの時は決められなかった。そしてこれを境に徐々に Brisbane がボールを繋ぎだす。Wanderers ボールとなっても Nicholas, Broichi 、Brattan と言ったMFが素早いマークに入りバイタルエリアに進めさせない。34分 Hersi が Brattan に激しいタックルを入れイエローカードが出される。ここは一発レッドでもおかしくないファールだった。更に40分今度は Bridge が放ったシュートを Theoklitos がストップ。 その数分後には Brattan を Yanni Perkatis がPA内で倒す。PKが与えられてもおかしくなかったがここも Alan Millner 主審は笛を吹かなかった。
その前に Wanderers のDF Jerme Polenz が負傷を負い Tarek Elrich に替わってベンチに下がってしまう。これでそれまで完璧であった Wanderers のDFラインに隙が出るかと心配された。
後半に入った直後Kresinger がフリーでPA内にドリブルで侵入するもこのチャンスをものに出来ず、その直後の Ben Holloran が素晴らしいロングシュートを放つが今度は Ante Covic がファインセーブ。
55分には Bridge, Mateo Poljak が連続してシュートに持ち込むが Theoklitos が共にストップ。更にリバウンドを Perkatis が撃つがここも Theoklitos がブロック。
なかなか追加点を挙げられない Wanderers を尻目に今度は Brisbane が流れを掴みだす。60分には Halloran が撃ったシュートは GK Covic の正面に。
しかし69分に Broich が怪我の状態が悪化し Nijland に替わってベンチに下がり、その2分後に小野が今シーズンの Goal of the Season の候補にあがる芸術的なシュートを決めるとそこで勝負あったの雰囲気が醸し出された。そして 19,369 人の大観衆からは Campeones の合唱が始まった。 Brisbane ベンチは 75分に Mardocca, 82分 Yebaah を投入するが Wanderers ゴールネットはとてつもなく遠いところにあった。
そしてタイムアップ。 Wanderers サポーター達の fiesta は深夜まで続いたらしい。
だが77分 Hersi がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となり Grand Final には出場できなくなってしまった。 この時はそれがどれほどの代償となったかは解らなかった。
Mariners 意地の Grand Final 進出 Central Coast Mariners 1-0 Melbourne Victory 14th April.
4月9日 貴陽に乗り込み貴州人和とのACL の試合に臨む Central Coast Mariners の元に中国訪問中であった豪州の Julia Gillars首相から応援メッセージが届けられた。 丁度中国を訪れていたこの機会にチームの Lawrie McKinna GM がDeborah O’Neill 連邦議員を通じて貴陽五輪スタジアムで行われるこの試合観戦を打診したが日程調整がつかなかったらしい。その代わりにメッセージが届けられたらしい。 しかし残念ながらこの試合は42分 Mitchell Duke のゴールで先制するも終盤に連続ゴールを許し 1-2 で Mariners は敗れてしまった。
シーズン終盤に入り、 Mariners は日程との戦いであった。3月9日 A-League 第25節の Sydney FC 戦から4月14日の Semi Final Melbourne Victory 戦まで35日間で8試合組まれていたがその中でACLのアウェー戦が2試合 ( 3月13日柏、4月9日貴州 ) 含まれていた。 そして3月13日、柏とのアウェーゲームを終え、帰国をしたチームに驚愕のニュースが。経営不振から給料が支払われていない選手達が多くいるとの事であった。
Mariners は昨シーズンまで A-League 開設以来8シーズンで Grand Final 3回進出した実績を持つ名門球団であるが、本拠地 Gosford は Sydney と Newcastle の間に位置する小さな街なのでシーズン中は観客が 10,000 人を越える事が非常にまれだ。皮肉なことに経費のかかる ACL にも出場権が回ってくるのでその経営は毎年案じられていた。
4月5日、 Perth Glory をロスタイムに Mark Milligan の起死回生の PKをきっかけに勝利を収め Semi Final
に駒を進めた Melbourne Victory と Central Coast Mariners の今シーズンの対戦は Mariners の1勝2分。
その1勝は第22節2月23日の Gosford Bluetong Stadium での試合であったが Mariners が何と Victory を 6-2 で粉砕した試合だった。しかし内容的には一方的ではなく 68分に Sainsbury のオウンゴールで Victory が 2-3 と1点差に迫った後にカウンターで3連続失点を喫しこういうスコアーになったのであった。年末に多くの選手が契約を更新されずチームを去り背番号 31 Galloway, 32 Pain そして 33 Mullen らが初めて Victory 戦に臨んだ試合であった。そして Archie Thompson がこの試合には出ていなかった。
Mariners 戦では5日の Perth 戦とほぼ同じスタメン。 アルゼンチン人FW Flores が Pain に替わってスタメンに起用された。そして第16節 1-1 で引き分けた試合以来 Thompson と Rojas が揃って Victory 戦に臨むことに。その試合でゴールを挙げたのが Flores であった。
一方、4月9日に貴州戦を終え10日に帰国をした Mariners は中4日で Semi Final の臨んだが、貴州戦に続いてスタメン出場したのは Gk Matthew Ryan, DF Trent Sainsbury そしてMF John Hutchenson の3選手のみ。
第22節の Victory 戦と比較すると FW Mitchel Duke の替わりに元 Socceroos の Mile Sterovski が起用された他は同じスタメンだった。心配されたのは Youssouf Hersi が累積警告で出場できない事であった。
Graham Arnold 監督はACLのグループリーグアウェー戦では完全にメンバーを替えて臨んでいた。
McBreen magic seals Grand Final Spot
42分貴州戦では61分から出場した Bernie Ibini Isei からのボールを受けた Daniel McBreen が左足を振りぬくと弾道はそのまま N.Coe の守るVictory ゴールネットに突き刺さりそれが決勝点となり2シーズン振りに Grand Final 進出を決めた。
この試合も2日前の Western Sydney vs Brisbane 同様に両チーム慎重な試合運び。負けたら終わりの Final Series では仕方がないか? しかし14分元 Socceroos の Sterjovski が強烈なミドルを放つと試合は Mariners ペースで動き出す。このシュートは Victory GK Nathan Coe がストップするも更に続いたCKにから Pedj Bojic が放ったシュートはポストを叩く。 その1分後、CK から Sainsbury が放ったシュートは至近距離から撃たれたが Coe が再びブロック。リバウンドをもう一度 McGlinchy が叩くがこれはポストを外れて行った。
その後 All Whites の中心選手となるであろう Marco Rojas が抜け出し、Socceroos FW の Thompson に送る。 Thompsonはファーサイドを狙うも GK Ryan がキャッチ。 更にその後には Thompson が Montgomery にPA内で引き倒される。一斉に Victory イレブンがPKをアピールするが Strebre Delovski 主審は却下。
Mariners は左サイドを McGlinchy と Rose のコンビで何度も切り裂いていた。 そして Bernie Ibini に2度ほどチャンスを提供していた。
そして42分、Ibini Isei が右サイドを突破相手DF2人をかわして中央に送るとそれを受けた McBreen が先制ゴールを決める。 今シーズン McBreen の対 Victory 戦3ゴール目、そして今季の17ゴール目に 10,651人の観衆から大歓声が上がった瞬間であった。
後半開始早々にチャンスを創ったのも Mariners 、というよりも McBreen 。McBreen のクロスから Bojic がシュートを放つも DF Daniel Mullen がクリアーし追加点は生まれなかった。
Victory ベンチは67分、 Marcos Flores に替えて Connor Pain を投入する。 Adelaide 戦はベンチスタートでこの試合はスタメンに抜擢されたアルゼンチンのFWは Semi Final では立ち上がりこそ Thompson, Rojas と絡んで攻撃に貢献したがゴールと言う結果を出せなかった。 そしてPain の投入により Victory のボール支配率が上がりだした。 Thompson がシュートに持ち込むが弾道は GK Ryan の正面に。そしてボール支配率は上がるもラストパスが通らずシュートシーンがなかなか見られなくなった。75分には CB Mullen を下げて Nabbout を84分には Cleleski に替わり Dilevski を投入するがゴールは遠い。
しかしロスタイムに入り中盤のキーマン Montgomery がこの試合2枚目の警告を受け退場となり Grand Final に出場できなくなる。 そして最後のチャンスの FK, Rojas が直接狙うも壁に当たりゴールには届かず、 Mariners の2年ぶりの Grand Final 進出が決まり Victory の3年ぶりとなる Grand Final 進出の夢が潰えた。
Rojas, Thompson と言った現役の代表 attacker がいても Mariners の牙城を崩すことは出来なかった。
レギュラーシーズンでの Melbourne Victory は3位に入った。得点こそ Mariners と並んでリーグ最多タイの48得点を挙げたが 45失点はリーグワースト3位タイ。 Final Series 進出上位6チームの中では最多失点であった。首位 Wanderers が21失点、2位 Mariners が22失点と比較すると2倍以上の失点を喫した。
Ange Postecoglou 監督にとっては最後までDF陣の整備が頭痛のタネであった。
“それは厳しい現実だ。 Grand Final はそこまで来ていたのに。大変な苦渋の思いだ。均衡した最後の試合特有の展開だった。こういうときは最初のゴールがいつもキーになる。立ち上がりは充分に堅く行った。相手に脅威を与えられなかったけどプレッシャーも受けなかった。それが今シーズンを通しての我々の欠点であった。我々はゴールを許しそれがこの様な難しいチームを相手に取り返す事が出来なかった。 それはリスクを冒させる厳しい重荷となった。我々には十分な時間があったが同点にすべく、相手の守備を突破するほどでのものはなかった。 我々が喫したのは決して偉大なゴールでは無かった。シーズン前の見通しから、我々は今年は任務を遂行できなかった。 上位2位以内に入り、 Grand Final に進出したかった。我々 football に関わるセクションでこれから Grand Final に残るにはどこが足らなかったのかを明確にする必要がある。”
試合後 Postegoglou 監督はこの様に語った。
シーズン終了後 All Whites のMarco Rojas が欧州に去る事ととなった。しかし Grand Final 終了後に Melbourne Victory からはMark Milligan をはじめ Scott Galloway, Jason Garcia, Jess Makarounas そして Connor Pain が ワールドカップ予選に臨む Socceroos と FIFA U-20 に臨む Young Socceroos の合同合宿に招集された。 これは Holger Osieck 代表監督による呼集で6月4日の日本戦には U-20 の選手帯同の可能性もあるとの事だった。
一方、過密日程とチームの存続問題を抱えながらも2シーズン振りに Grand Final 進出を決めた Graham Arnold 監督は試合後にまず Montgomery の出場停止に就いて語った。
“ Monty の損失は大きい、しかしこの試合は Youssouf Hersi が出場停止だった。だからそれと同じだ。 幸運なことに Oli Bozanic, Anthony Caceres らが控えている。” と説明。
Grand Final 対戦相手の Wanderers に就いては "彼らとの戦いは大きなチャレンジだ。我々はトップコンディションで臨まねばならないだろうし、 Tony Popovic 監督のノートには既に我々の事が記載され、Ante Millicic コーチと共にヴィデオ分析されるであろう。我々はどこが強味であるかを見極め、我々自身を按ている Wanderers の強みを消し去ろうとするつもりだ。“と述べた。
そしてCentral Coast Mariners が3度の Grand Final 全てに敗れている事に就いては、“ ( 2010年の敗戦が )どちらかと言えばモチベーションになる。我々は既に Grand Final で負けた後はそれがどれだけ失望させられるものかを知っている。だからもう誰もそういう気持ちになりたくはない”と話した。
“今シーズンは既に我々の思い描いていた通りのシーズンだった。選手達はファンタスティックな仕事をやってのけた。3シーズン連続で2位以内に入ったのは我々だけだ。そして3シーズン続けて50勝点以上を挙げ、今シーズンはリーグで最多得点であった。レギュラーシーズンの結果を見ても最高のシーズンであると言える。戦術的には選手達はゲームプラン通りにパーフェクトにやってくれた。この日、両翼を一杯に使って試合が出来た事が重要だ。 McGlinchy は本当にファンタスティックだったと思う。 McBeen と Mile ( Sterjovski ) は本当にハードにやってくれた。我々は中盤でボールを回してばかりいたくなかった。我々はその2人を最終ラインでもプレーさせた。そしてそれが Flores に仕事をさせなかった。 彼は充分にボールを触れなかった。この日の守備の構築は大変目立っていた。おそらく前からの守備の構築がこの試合で勝てた要因だと思う。 我々がやった事はオーストラリアの子供たちに何かを見せられたと大きな誇りを私に齎した。それはクラブのやれる事であり、多くの子供を上達させられる。 Matty Ryan は本当によく成長した。残念ながらこの次が彼の Mariners でプレーする最後の試合となる。多くの選手の代理人がシーズン終了後にドアーをノックするだろう。そして彼らが頭を垂れるのを見る事になるだろう。” この様に語った。
Grand Final は Wanderers が Hersi, Mariners が Montgomery 、両チーム1人ずつ主要選手を欠く事となった。
Grand Final に続く
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