Mr.コンティのRising JAPAN

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中東か中央アジアか?

2005-09-03 | FIFA World Cup
ワールド杯予選もいよいよ終盤を迎えてきた。試合の度に予選突破国のニュースも届けられる。9月3日と7日は世界各地で予選が行われ、来週は更に何カ国かが本大会出場の美酒に酔い、そして予選落ちの失意を噛み締める国も出て来る。
アジア地区からはバーレーンとウズベキスタンが最後の5枚目の切符を目指して激突する。
3日はウズベキスタンのホーム、タシュケントのパフタコールで7日はバーレーンの首都マナマで行われる。 初戦をホームで迎えるウズベクは、先月ホーム、タシュケントでの最終戦でクウェートを逆転で降し、勝ち点でもクウェートをひっくり返し決定戦への出場権利を得た。そのままの勢いを持って初戦をものにし、第二戦は手堅く逃げ切りたい所だ。
ウズベクにはディナモキエフ所属のエース、Maksim Shatskikh がいる。バーレーンDFは如何にして彼を止められるか?昨年アジアカップ準々決勝ではこの両国が対決し、2-2のまま延長戦でも決着が付かず、PK戦をバーレーンが制した。この大会には Shatskikh は所属先の Dinamo Kiev のプレーを優先させ合流しなかった。そしてもう一人、このアジアカップでの試合でPKを失敗した Marat Bikmoev Leonid Koshelov らがリベンジに燃える。またこの試合からは Bakhtiyor Ashurmatov, Andrey Fyodorov そして Oleg Pashinin ら、DFの中心選手が戻ってくる。 そしてMFの重鎮 Mirdjalal Kasimov は出場するのか?
一方 ベルギー人 Luka Peruzovic 監督が指揮するバーレーンも昨年アジアカップで5得点を挙げたエース Ala’a Hubail はまだ負傷が完治しないが、 Sayad Mohamood Jalal, Hussain Baba, Rashed Jamal そして Abdul Jaman が戻ってる。Talal Yusuf, Mohamed Salmeen と言った先月の北朝鮮戦の後半から投入され、2得点に関与した二人は今回はスタメンからの出場と思われる。
私はこの試合はウズベキスタン有利と見た。昨年のアジアカップではPK戦の末にバーレーンに軍配が上がったが、それは Shatskikh がいなくて、Ala’a Hubail がいたが、今回はその逆であり、ウズベクのホームだ。また選手個々の能力を見るとウズベクの方が上回る。
バーレーンの強みと言えば、ウズベクの Nikolai Shirshov が累積警告で出場できないがバーレーンはそういう選手がいないという事だ。ただ殆ど選手がただ10名が既に警告を貰っており、もしこの試合に敗れ更に何人かの選手が2枚目の警告を貰ってしまえば、次戦はホームと言え北中米地区4位の国との決定戦への切符は遠ざかる。尚、このタシュケントでの試合、日本の吉田敏光氏が主審を務める。
既に出場を決めたアジアの4カ国とこの2カ国、実力差は歴然。マラソンで言えば先頭集団から離された第二グループといったところだ。しかし、この2カ国にも未だワールド杯出場のチャンスが残っている。如何にアジア枠が拡大されたかがよく理解できる。この拡大された出場枠。何とか減らされないように本大会には一カ国でも多くアジアから出場し、本大会での更なる出場枠拡大に繋げて貰いたい。

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