Mr.コンティのRising JAPAN

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Grand Final に向けて.... Melbourne は..

2007-02-18 | Aussie & Kiwi
いよいよあと数時間後に迫ったA-League 2年目 の Grand Final 。念願のタイトルと勝ち取るのはレギュラーシーズン1位だったホームの Melbourne Victory か、それとも今年はレギュラーシーズンは2位だったが昨年は1位だった Adelaide United か。東京マラソンの開催された東京、及び近郊は氷雨が降っているがメルボルンは快晴らしい。

2月11日の Preliminary Final で Newcastle Jets を PK戦の末に降して Grand Final 進出を決めた Adelaide United は試合翌日 Kosmina 監督が“告発”されてしまった。 PK戦終了後、歓喜の選手団に加わるべくベンチからピッチに走り出した Kosmina 監督が Matthew Breeze 主審 に暴言を吐いたとの事だが、試合後 Kosmina 監督が Breeze 主審に何か叫んでいる所がビデオに映っていたらしい。 Minor Semifinal での Jets の Jade North の一件と言い、今季は試合後のビデオ映像が大活躍だ。 試合直後の地元紙の取材で Kosmina 監督は“あぁ確かに言ったよ。 Congratulation on a good game, mate と “ と答えこの日の Breeze 主審の試合裁きについては”それについてはコメントを控えたい。主審に就いて何か言えば必ずそれが私に不利に働く。“と Kosmina 監督と Breeze 主審とは因縁がある。レギュラーシーズンの第8節。相手は7戦無敗の Melbourne Victory 。試合中、サイドラインを割ったボールの処遇をめぐって Victory の主将 Mascutt と小競り合いになり、 Kosmina 監督は Mascut の喉元を掴んだ。この試合の主審が Breeze 氏で、すぐさま Kosmina 監督は退場とした。そして Kosmina 監督は4試合出場停止処分に。しかし、試合はアウェーの Adelaide が 1-0 で勝利を収め、Victory に初めて土を付けた。 結局2月15日の A League の裁定で Kosmina 監督は Grand Final を含めて翌シーズンの開幕第4戦まで5試合出場停止処分に。 ただ3月からの Asia Chmpions League にはお咎めなしとなった。しかし、当の監督自身はどこ吹く風。“試合が始まれば私は Coffee Shop からでもアドヴァイスを出来る。”と。あくまでもホイッスルが鳴ればピッチ上の選手達の自主性に任せるスタンスは崩さないと言いたいのだろうか。 対戦相手の Melbourne Ernie Merrick 監督は “ Kosmina は出場停止期間のサラリーを返したほうが言い。“と言い、続いて “ Adeliade の選手達は監督がスタンドに居る方を好むだろう。”とジョークとも挑発とも取れるコメントを発すると流石に歴代最高得点数を蹴り込んだ元オーストラリア代表FW Kosmina は“ Ernie は面白がらせようとしているのだろう….” と受け流す。事実 Adelaide は10月にKosmina 監督が4試合出場停止の間3勝1敗と星を延ばし後のレギュラーシーズン2位の礎となった。 この Kosmina 監督の処罰に Adelaide の選手達のモチベーションは上がっており DF Michael Petrillo は “ 監督の心中を感じなければならない。おそらく監督のキャリアーとしては最大となる Grand Final にKosmina 監督はベンチに居られない。これは大きな事だ。彼は我々選手に非常に近い立場にいた。彼こそ選手の為の監督だ。我々は彼に何かせねばならない。そして試合終了後は共にウィニングランをするのだ。“と泣かせるコメントを発している。 ただ Adeliede は 左サイドバックの Matthew Kemp が累積警告で出場できない。そしてその替わりとなるべく Jason Spagnuo の回復が思わしくない。さらに攻撃の要、元 Glasgow Rangers のレギュラー選手 Bobby Petta の出場も怪我で微妙。そして若き Olyroo の中心選手 Nathan Burns もくるぶしに爆弾を抱えている。 
地元の著名な解説者氏のコメントは下記の通り。

Branko Culina (Sydney FC temporary coach)
もし私が Melbourne の監督だったらシーズン通りの戦いをする。Victory のフォーメーションは 4-4-2 で試合中でも 4-3-3 にシフトできる。Archie Thompson, Daniel Allsopp そして Fred の3人はリーグで最高の攻撃力を誇り、中盤の3人, Kevin Muscat, Grant Brebner そして Adrian Caceres の攻撃能力も高い。ただ、 Caceres は守備にも腐心する必要があるが。4バックのSteve Pantelidis, Roddy Vargas, Adrian Leijer そして Simon Storey それから GK のMichael Theoklitos も安定しているが、押し込まれたときにやや混乱をきたす。またKristian Sarkies や Alessandro等の控え選手達が充実しているのも強みだ。ただ控え選手を入れた時はシステムが変わる。James Robinson などのストライカーを入れた時は3-4 3 になる。ただ Adelaide のDodd, Diego そして Burns は要注意。. 特にCB の2人は相手の攻撃を注視せねばならずPantelidis は Dodd, Brebner そしてDiego を、Storey はBurns から目が離せない。
Stuart Munro ( 元National Soccer League のコーチでPremier League でもプレー)
私は Adelaide の最近のやり方を追随する。ここ数試合彼らは確固たる戦いを全うしているからだ。
United のフォーメーション は 4-1-2-3 4バックはシーズンを通して安定をしていた。Angelo Costanzo と Michael Valkanis のセンターバックの2人が Vicotry の強力な攻撃陣 Allsopp と Thompson の2人を抑えられるかが鍵となる。左サイドバックのMatthew Kemp の累積警告の離脱は痛いがその穴埋めは私ならAdam vanDommele を起用するが。Victory のフォーメーションでは右サイドを突かれるとピンチを招くのでそこに Adelaid は付け入るチャンスがある。しかし、 van Dommele は Kemp 程攻撃的な能力を兼ね備えてはいない。 Adelaide はDodd と Burns が両翼いっぱいに開いて Victory のDF陣が引っ張られて開いた所に2列目の Carl Veart と Diego が飛び込めばチャンスを造れるだろう。試合が拮抗して延長に突入すると Adelaide にチャンスが生まれる。Greg Owens, Jason Spagnuolo, そしてBruce Djite の攻撃的選手が控えている。
鍵になるのはAdelaide のCB Costanzo とValkanis が Victory のAllsopp とThompsonを抑えられるか。そしてAdelaide の主将Ross Aloisi がFredを Care できるか?そしてAdelaide の攻撃陣Dodd とBurns のサイド攻撃がVictory の両サイドバックPantelidis とStoreyを突破できるか?にかかっている。

私的には A League は4バックが主流の様だ。どのチームもサイドバックの攻撃参加が鍵を握っていた様だった。しかし、今季の Vicotry の躍進の立役者Allsopp とThompson の攻撃力をいかに阻止するかが勝敗の鍵だろう。
Adelaide United は昨シーズンから Final Stage をこれまで6試合戦っているが、まだ勝ち星は無い。7試合目で大きな勝ち星を掴めるだろうか?それともレギュラーシーズンでの調子をそのまま Melbourne Victory が出せるだろうか? 
こう言う時に仕事がオーストラリア大陸で入ればなぁ….. でもチケットは Sold Out。これから FOX TV の観る事の出来るホテルをチェックしておかねば。


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