Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

寒い中で熱い試合を… Melbourne vs Wellington

2010-09-19 | Aussie & Kiwi

やっぱり専用競技場は良いなぁ… 陸上競技出身者としては陸上トラックをただ見ていても飽きないけど、サッカーは専用競技場で観た方が断然観易い…
今シーズン A – League に新たに Melbourne Hearts が加盟したので Melbourne が最初のフランチャイズを2チーム持つ都市となった。その2チームが今シーズン開幕前に完成した AMMI Stadium をホームスタジアムとして使用する。昨年6月に Melbourne に来た時はまだ工事中だった。完成したスタジアムに来てみると本当に素晴らしいスタジアムだと感じた。 10月2日にはここで最初の Melbourne Derby が10月2日に予定されている。

新生Melbourne Heartsの監督はかつて Serie A Genoa で KAZU と共にプレーをした John Van’t Schip 。2006年ワールドカップ、EURO2008 ではオランダ代表のアシスタントコーチを務めた。
選手では Sydney FC でプレーし ACLでは浦和と戦った GK Clint Bolton, 2006, 2010 ワールドカップメンバーの Michael Beachamp, Newcastle Jets で中心選手だった Matthew Thompson と Jason Hoffman。 北京五輪メンバーの Kristian Sarkies ,シドニー五輪、2006 ワールドカップメンバーのベテラン Josip Skoko そして2006ワールドカップ、2007 Asian Cup の日本戦でゴールを決めた John Aloisi らが入団した。

9月15日ここ AAMI Stadium に Melbourne Victory は Wellington Phoenix を迎えた。昨シーズン レギュラーシーズンは2位に入り Grand Final に進出するも最大のライバル Sydney FC に PK 戦で敗れた Victory は開幕5試合で1勝2分2敗やや出遅れ気味。エース Archie Thompson が Grand Final で怪我をして今シーズンの復帰時期の目処が立っていない。そして5試合で9失点と云う結果が守備力で定評の高かったVictoryが今一調子に乗れていない原因か… しかし前節はホームで Brisbane Roar を 3-0 で降し勝点を8に伸ばし、この Wellington 戦に勝って上を行く勝点11で並ぶ2位 Perth Glory, 3位 Central Coast Mariners に並びたいところだ。そして Hearts には先輩の意地を見せたいところだろう…
守備の要、ベテランの Kevin Muscat が Brisbane 戦で足首を痛めて Wellington 戦は欠場。替って Diego Ferreira が右SBに入った。そして前節途中交代で得点を挙げたベテラン Tom Pondeljiak と北京五輪メンバーのBilly Celeski がスタメン起用された
一方の Wellington Phoenix は A-League の中では私が最も贔屓にするチーム。
監督は Rickie Herbert , 2007年、チーム創設以来の監督で昨シーズンは遂に Final Series に Phoenix を導いた。 Preliminary Final では Sydney FC に “疑惑のハンドゴール” を決められ2-4 で敗れたがこれまで低迷しえいたのとは別のチームの様な快進撃を見せた。そして2005年から率いる New Zealand All Whites を遂に 28年振りにワールドカップ出場を決めたばかりか、本大会ではイタリアと引き分ける等その存在を世界に示した。(多分日本の“ジャーナリスト”は誰も気が付かなかっただろう。) 今のニュージーランドサッカー振興の立役者だ。メンバーもワールドカップでファインセーブを連発した Mark Paston, ドリブルでイタリアDF陣を悩ませた Leo Bertos をはじめ Tony Lochhead, Ben Sigmund, Tim Brown ら All Whites メンバーそして昨シーズンチーム最多13得点を挙げた Paul Iffilらが今シーズンも健在。 そして驚いた事に昨シーズンまで Victory の中心選手だった Nick Ward がシーズン途中なのに Phoenix に移籍、前節の Sydney 戦では名刺代わりにゴールを決めた。こういった陣容で今シーズンはGrand Final 進出を目指す。前節は Sydney FC を破り勝点7としたが、消化試合は Victory より1試合少ないのでこの試合に勝てば上位争いに割って入れるがアウェーゲームはちょっと苦手だしなぁ……. この日のスタメンには Socceroos にも選ばれ、韓国 K-League でもプレーした Jade North がCBに起用された以外は前節 Sydney 戦と同じメンバーだった。 

            1 Petokovic

 13 Ferreira  23 Leijer  12 Vargas  5 Sukha

     8 Brebner         6 Broxham

16 Hernandez    15 Pondeljak     14 Celeski

             9 Ricardino

             9 Greencre
  8 Ifill                     7 Bertos

      4 Ward           6 Brown

             2 Manny Muscat

 3 Lochhead  15 North   22 Durante  18 Sigmund

             19 Vukovic

楽しみにしていたのは “ GK 対決 “ Victory は Glenn Moss, Phoeix は Mark Paston, 共に All Whites のGKでワールドカップメンバーだったが、 Moss は Gold Coast United に移籍してしまっており Paston は怪我のせいかベンチスタートだった。 Victory のGKはMichael Petkovic 。かつての Socceroos 。
Wellington の GK は Danny Vukovic かつては Grand Final に進出した時のCentral Coast に所属したがその Grand Final の終了直前に主審に手を出して退場、更に数カ月の出場停止処分となり確実視されていた北京五輪のレギュラーの座もフイにしてしまった不運のGK.  今シーズンはトルコリーグの Konyaspor と契約したが出番が難しいと悟りすぐに A-League に戻り Phoenix と1年契約した。昨年のACL では川崎フロンターレ戦に出場した…. この試合はアウェーゾーンで観戦した。 
チケットを買う時2度ほど窓口のおねぇさんに確認されたけど…
Melbourne に住む Kiwi 達だろうか? けっこうな人数のサポーターが陣取る。
しかしここは Melbourne。 Phoenix 側が何かコールを始めるとそれを消す勢いの声援やブーイングがスタジアムの至る所から飛んで来る。その度に警官、警備が出てくる。
だがピッチ上はアウェーの Phoenix が押す展開の立ち上がり。SB の Lochhead と Sigmund の上がりが良い。さすが All Whites ワールドカップメンバー。 8分30秒には Sigmund の素晴らしい右からのクロスに Ifill がヘッドで合わせるが GK Petkovic が倒れ込んでセーブ。さすが Socceroos のGK。11分50秒には中央突破した Greenacre が右サイドを上がった Bertos に送りそこからナイスクロスが上がるが CK に逃れられる。そのCK から Ward がシュートを放つがポストのわずか右に。 
シーズン開幕前に発行されたガイドブックではまだ Victory のページに紹介されていた Ward は19分12秒にも Broxham をかわしてシュートを放つがDFに当たってCKに。古巣 Victory 相手に溌剌とプレーする Ward を見た Victory サポーター達の心中はいかに…
立ち上がり押され気味の地元 Melbourne は18分に左サイドを突破し Hernandez からボールを受けた 右SB Ferreira が放ったシュートがサイド直撃をしたシーンが初めて地元観衆を沸かせたシーンだった。
Wellington DFはラインコントロールも良く11分50秒には Sukha , 22分31秒には Hernandez のスルーパスがオフサイドに引っ掛った。
だが20分を過ぎたころからボランチの Brebner と Broxham の位置が高くなり相手陣内でボールが回る様になる。23分にはそのボランチ2人を経由してボールを受けた Hernandez がドリブルシュートを放つがここは CB Durante に当たった。  Wellington DF 陣はボールを持った時もボールの出しどころを探すシーンが続いた。 この状況に Wellington はアンカーの Manny Muscat が30分頃から前に上がり前線をサポート。この時間帯、中盤でのボールの奪い合いは観ていいてなかなか迫力があった。お互いのサポーター達がそれぞれの贔屓チームがボールを奪ったり相手選手がミスをしたりするとその度に大歓声が上がる。

     
     

Wellington の選手が倒されてファールを貰い、 Victory の選手が主審に抗議をすれば Phoenix 側が“ He is right’n , you always cheating !! “ と“合唱”すればこちらに近いバックスタンドから “ Sit’in , Shout Up, Sit’in Shout Up !! “ と返ってくる。 
このやりとりも観ていて楽しかった…
43分、 Ifill がマークをかわして Greenacre にボールを送り強烈なシュートを放つが GK Petkovic がナイスセーブでCKに逃れる。そのCKから今度は Ifill がシュートに持ち込むが惜しくもゴール枠を外してしまう。そして Wellington 優勢のまま前半が終わり、 Phoenix サポーター達の大歓声を背に選手達は控室に消えて行った。Phoenix がこんな優勢にしかも Victory 相手に試合を進める何て誰も予想しなかったんじゃないかな……… 

   
   


ハーフタイム中にピッチでは子供達がピッチの隅でミニゲームに興じている。これもファンサービスの一つだろう。これには Phoenix サポーター達からも歓声が送られる。 そして女性のチームトレーナーが近くを歩くと更に歓声が送られる。何て言っているんだろう….みんなけっこうビールを飲んでいる。こんなに寒いのに….. 欧州でもそうだけど競技場でのビールの販売量は多分 J-League の試合の2倍は行くんじゃないかなぁ..
ここはPremier ship のホームグラウンドの様に塀が低いのでピッチも本当に近く感じる。やがてハーフタイムも終わりが近づき、塀が空いて子供たちがPhoenix サポーター席の近くのスタンドの階段を上りに戻って来る。1人の Phoenix サポーターがハイタッチをしようと手を出していたので私も掌を出したら子供達はみんな思いっきりタッチをして去って行った。そして“引率”の女性係員までハイタッチをして去って行った…

    


後半開始早々左から Ifill, Brown と繋がったボールが更に右の Bertos に送られミドルを放つ。ここから Victory は右SBの Ferreira を高い位置に上がる様になる。
すると50分から Wellingotn は Bertos はIfill よりかは守備能力があるのでFerreira 対策か、Bertos と Ifill の位置を変える。 そして Bertos は得意のドリブルで左サイドを上がるが Bertos へのフォローが遅く数人に囲まれてしまうシーンも。だが57分36秒には波状攻撃を見せ最後は Ifill が叩きつける様なシュートを放つがこれは大きく外れてしまった。
後半に入っても劣勢続きの Melbourne は 60分に Pondeliak を下げて Mate Dugandzic を入れる。 Dugandzic は投入直後にカウンター攻撃から Hernadez にナイスパスを送りシュートに導くがここは GK Vukovic がナイスセーブで防ぐ。
だがその直後からも Wellington の攻勢が再び展開される。69分には Brown が Ward とのワンツーで抜け出し放ったシュートは惜しくもポストの右に外れる。71分40秒にはBertos がドリブル突破、ナイスクロスを入れるが逆サイドから走り込んだ Ifill には僅かに合わない。この間に Melbourne は Celeski からボールを受けた Ricardinho がドリブルシュートを放つが Vukovic がファインセーブで防いだのが数少ない決定機だった。
70分過ぎからは Victory はRicardino と Dugandzic の2トップにし 2列目右サイドに Hernandez 左サイドに Celeski を置きボランチの Brebner と Broxham を前に出すがシュートに持ち込めない。アンカーの Manny Muscat が効いていた。

      
      

76分には Wellington ベンチは Greenacre を下げて長身の Miljon Pavlovic を入れる。 ポストプレー狙いか?
77分45秒、スルーパスに反応した Ifill が抜け出したところを線審の旗が揚がりオフサイドの判定が出るがそれに気が付かない Ifill はそのまま走り込みシュートに持ち込むが、このプレーに主審はイエローカードを提示する。この主審の判定に怒りだした Phoenix サポーター達は一斉に “ You don’t know what you do !! “ のコールを送る… Victory サポーターの子供達がこっちを見ている....
80分、 Victory は右SB の Ferreirra を下げて Matthew Froschini を投入し、 Wellington は Ifill を下げて ブラジル人FW Daniel を入れて2列目左に置き、65分から Ifill とポジションを再チェンジしたBertos が右サイドに入り、 Brown が最前線に上がり Greenacre と2トップを組ませる。
84分 にはBertos が Sukha をかわしてシュートを放つが僅かにポストの右に外れる。85分には Victory ワントップの Ricardinho が下がり Geodd Kellaway が投入される。 Wellington の交替は1点を取る為、ホームの Victory は1勝点を守る為の交替に思えた…
残り時間は共にカウンター攻撃から相手ゴール前に迫るシーンが続き、その度に両チームのサポーター達から大歓声が上がる。相手ボールを取る度に、相手の選手がミスをする度にそしてGKがファインセーブを見せるたびに…. そしてロスタイム3分を過ぎても得点は生まれずスコアレスドローに試合は終わった。
ホイッスルが吹かれるとピッチ上の選手達はお互いの健闘をたたえ合い、 Phoenix サポーター達から大歓声が上がる。そして “ Oh Wonderful Phoenix “ の“合唱”が始まる。

     

Phoenix の選手達がこちらに両手を挙げながらやって来る。そして Herbert 監督も頭上で拍手をしながらこちらに歩んでくる。 サポーター達から “ Ricki !! “ の声援が飛ぶ。しかしこちらの前まで来ずに踵を還して戻ってしまった。前に Etihad Stadium で観戦した時はサポータ席の直前まで来て私を含めたサポーター達と色々話してくれたんだけど……

        

そして私はホテルまで寒い Melbourne の街を通り抜けて徒歩で帰った……

翌日の地元紙には “ Fatigue takes toll on Victory : 疲労が Victoryに被害をもたらす。“との見出しが。
そして Merrick 監督の “ DF 陣は強固な守備を見せたが MF陣はいつもの様なパフォーマンスでは無かったのでいつもの様にチャンスを創れない五分五分の試合内容だった。 スイッチが入り判断が冴え、そしてボールを前線に送る…こういった一連の事は疲れが影響する。 言わせてもらえばこの試合はDF陣に好印象を見た。” とのコメント。
Kevin Muscat の抜けた4バックは前半だけで3度の Petkovic のファインセーブに救われたと…
Muscat のポジションを埋めた Adrian Leijer は“これが好結果だとは思わない。
今夜は勝点3を期待した。疲れはあったが Phoenix も週末に試合をしている。 だから言い訳には出来ない。今夜の我々はただ不充分であった..” とのコメントを残した。

試合の2日後、私は Melbourne を後にする為に空港に向かった。
すると空港には次の試合の為の遠征に向かう Victory 一行とであった。
そして Guide Book に監督、多くの選手にサインをしてもらった。
Merrick監督には Phoenix 戦を観戦した事、そして半年後の ACL には Thompson は回復するのか?Muscat はいつ頃復帰出来るか?と尋ねると、我々は強いチームだから控えの選手でも戦う事が出来る、と答えた。翌年の ACL を本当に楽しみにしています。日本で会いましょう…というと丁寧に握手をしてくれた。
Sukah には近々バンコックに行く事を告げ、“コップンカ~ップ”と言って両手を合わせた。
Hernandez には“水曜日は Unlucky でしたね…”と云うと、肩をすくめていた….

J-Leaguer 達とはなかなかこういう機会が無い。
だから私は A-League が好きなのだ……

      



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6 コメント

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久々のAリーグ (鍼灸)
2010-10-24 17:21:56
お久ぶりです。
僕もちょうどこの時期(9月下旬)にヨーロッパに行ってました(スペインでサッカーも見てきました)。
久々のAリーグ特集からコメントが遅れてしまいました。

今季のAリーグは観客動員の落ち込みが目立ってますね。
4ケタがデフォの状態で、一番動員の良かったビクトリー(←今季からこんな表現しないと紛らわしいんで)でさえ減らしてます。
専用スタジアムができて、増えるかと思ったんですが、先日のダービーが2万5000超の他は平均で1万台です。
さすがに6年目で飽きられ始めましたか。
W杯でルーがパッとしなかったのも大きいですね(帳尻的に勝ち点4は取りましたが)。

そろそろカンフル剤が必要でしょう。
サラリーキャップを緩和して、選手流出→観客減る→収入減ってますます選手流出、のスパイラルを止めないと。
あと大物外国人も必要。「大物」の定義にもよりますが、ファウラーぐらいの元ビッグネームでも来てくれるわけですから。


あと、僕は今季の新加入、ハートの動向にも注目してました。
どういうアイデンティティーのチームなのか、ビクトリーと差別化を図るのかよく分からなかったものですから。
俗な言い方をすれば、どんな人たちが応援してるのかなあと。
例えば、地域で分けるのか(ガンバ×セレッソ、チェルシー×アーセナル)、宗教で分けるのか(セルティック×レンジャーズ)、政治思想で分けるのか(ミラン×インテル、バルセロナ×エスパニョール)、ビッグクラブとそれに反発するマイナーで分けるのか(レアル×アトレチコ、マンU×マンC)、あるいはオーストラリアにありがちな民族で分けるのか(メルボルン・ナイツ×サウス・メルボルン)。
民族で分けるのだけは勘弁してほしいですが(それじゃNSLと変わらない)、最悪なのはビクトリーと客を食い合うこと。
現状ではハートは5000人程度で、「食い合う」ほどビクトリーから流れてないですね。
ハートは既存のチームからの引き抜き(アロイージやボーチャンプ、スココねど)のほか、若手をうまく使っています。
例えばビクトリーのユースからタセスキ、AISからバライ(Balaj)、下部のVPLからカルマル、サフラ(Sahra)などです。
下部で埋もれがちな才能を引き抜いてきています。
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6シーズン目の A-League (Mr.コンティ)
2010-11-11 15:19:13
鍼灸様

いつもありがとうございます。そして返事が遅くなりすみません。
御指摘の通り、観客動員数の減少が心配されます。それでもまだ League は expansion をするつもりですが...問題なのは各都市間が離れすぎていてアウェーチームのサポーターがほぼ皆無に等しい試合が多い事でしょう。
そういう意味ではメルボルンダービーはどう盛り上がるのかを観たかったのですが...
それから代表の世代交代はどうなるのでしょう? Asian Cup の選手選考も気になります。
Cahillら欧州組は難しいかもしれないです。
それでも U-19, U-16 は揃って世界大会に進出。若い世代がどんどん欧州でなく A-League でプレーしてくれればリーグもまた盛り上がるのではと思うのですが...
個人的には来年ACL出場資格のある Sydney FC の低迷が心配です。来年の ACL ではメンバーがそろわないなんて事が無ければよいのですが...
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Aリーグ (鍼灸)
2010-11-13 00:31:39
せっかくなので、このエントリーで話を続けます。

シドニーFCの低迷は選手補強の失敗にあると思います。
アロイージがハートに引き抜かれたのに、若手FWのペインをクビにして得点力不足に悩まされています。
そのペインはノースクイーンズランド(NQ)で活躍。ちぐはぐな印象です。

U19、U16がアジアの壁を突破して本大会進出を決めたことが朗報です。
U19は前回のアジアユースでは準決勝でUAEに3-0で完敗。エジプトの本大会でも3連敗しました。
よってアジアユースでどのくらいやれるかがリトマス試験紙になる、と思っていました。
結果は決勝で北朝鮮に惜敗。
従来のヤングルーと違い、得点力があります。特に大会得点王にもなったブルト(彼も元シドニーFCです)は予想外の活躍でした。
ゴールの嗅覚があるというか、こぼれ球の転がってきた所に何故かいて、それを確実に決める。
今までのルーにはいないタイプです。
風貌もアドリアーノやアネルカのような悪童タイプなところが迫力を感じます。
U19からアジアカップに何人か招集してもいいくらいです。
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A-League そして Asian Cup (Mr. コンティ)
2010-11-18 05:21:42
鍼灸様

ブルトは確かアフガニスタン系でしたっけ?そんなこと小耳にはさみました。
Asian Cup で選ばれたら面白いと思います。
どうせ Cahill は合流しないのですから。Kewell は合流するかもしれないですね。ただ監督が選ぶでしょうか....
Sydney FC は少しずつですが上昇していますが昨シーズンの様な勢いはまだまだですね。
来年のACL迄に陣容が整えばいいのですが。
アロイージの流出とベテラン Corica の引退は仕方ないとしても補強がままならないままのシーズンイン。これも経営状態を表しているのでしょうか?
でも上位6チームに出場権が与えられる Final Series に滑り込むかもしれないですね。

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アジアカップ (鍼灸)
2010-11-18 23:53:22
ブルトはトルコ系です。
アフガン系は同じヤングルーのアミニという選手で、チリチリ頭でロングシュートをズバズバ決めてました。
アミニは母方がニカラグア系だそうで、すごい組み合わせですね。

トルコ代表とはつい最近も若手の有望株を巡っていざこざがあったので、再発を防ぐためにも有望な若手は早めに呼んだ方がいいわけです。

昨日のエジプト戦もしょぼいメンバーを使って、予想以上の大敗。
オジェクはアジア杯まではドイツ組を騙し騙し使って、マイナーチェンジで行くつもりだったのでしょうが、もはやアジア杯まで持たないですね。
あと1ヶ月弱ですが、テストマッチで問題点が出たのは、むしろ歓迎すべきです。
アジア杯はいっそのことU21で臨んだっていいと思います。


シドニーFCは経営状態が悪いわけではないと思います。
シーズン開幕直前にもシドニーFC主催で、SPLのレンジャーズ、EPLのブラックバーン、ギリシャのAEKを呼んで4チームのリーグ戦をやりました。
僕などは夏休みをずらして見に行こうかと思ったくらいですが、客入りが悪くて、どれも1万前後。
これでは今後、ヨーロッパからビッグクラブが来てくれなくなります。
シドニーFCはこういうのを呼べる力があるのに、もったいない話です。
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Asian Cup (Mr. コンティ)
2010-11-22 16:24:32
鍼灸様

返事遅れてすみません。
アミニがアフガン系でしたか。ブルトもいかつい様相という印象があったのでこちらがアフガン系と思いました。オーストラリアにはアフガン系やパレスチナからの移民が多くてどうやって国を脱出したのだろう?と彼らをみるといつも思います。
日本や韓国も含めてオーストラリアもアジアカップのメンバー構成がどうなるか”楽しみ”です。
この時期に開催する事が中東勢の大きなアドヴァンテージとなるでしょうが。
1996年大会もこの時期に開催されて4強は中東勢が占めましたから。でもオジェク監督持ちますかねぇ....
Sydney FC はリーグ開幕前に”豪華な” exhibition match を敢行しましたね。でも興業の採算は取れたのかな?それが ”選手強化”かモチベーションアップにつながっていたら”投資”と言えたかもしれないですね。
しかし、80年代と違って欧州の列強も南半球にわざわざ足を運んでまで...とは思わないかと心配します。それだけにこういう大会でもっと人が入らないと...と思うのですが。
でもベッカムが来た時は結構観客集まったのではないかな...それに Socceroos の親善試合も。
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