Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

対日本戦はセットプレーで

2006-06-04 | FIFA World Cup
クロアチアがイランと、日本はドイツとそれぞれ強化試合(調整試合?)が行われた。南半球から空路20時間以上をかけてオランダで合宿を張る Socceroo 達は明日6月4日、アイントホーフェンでオランダ代表との試合が組まれている。 オーストラリア代表の合宿地がこのアイントホーフェンの近くらしい、それは今ヒディング監督が指揮を執るPSVのホームタウン。そしてオランダ代表とのゲーム。さすが監督の人脈だ。そしてコーチはかつての私の憧れの選手ヨハン=ニースケンス。でもニースケンスはアヤックスの出身だったんだけど? 日本がドイツと引分た翌日アーノルドコーチは次の様なコメントを残している。

 “ドイツはセットプレーから打開策を見出した。我々が見たことは、参考になる。しかしその試合の全てが福音とはならないだろう。ジーコ監督は更に考えを纏める様に選手達と切磋琢磨するであろう。”日本は前線に出るには非常に目を見張るものがあった。しかし守備に就いては我々は“利用”する余地がある“ 

そしてCKや攻撃時のFKを任されているブレシアーノはこう語る。

”日本の選手達の前線へボールを運ぶパス回しは大変シャープに見えた。ドイツの様なチームにプレスを掛け続け一時は2点をリードした。我々は日本が(ドイツから)複数のゴールを挙げたのを知った。それまで(日本は)相手ゴール前では不利だと思っていたのだが、だが日本はオールラウンドにいいチームだ。“ 

日本が得点力不足と言う(オーストラリア)の前評判は吹き飛ばされた。このしみったれたDF陣のチーム(ドイツの事)から2得点を挙げた事で。 この様に地元紙 The Australian は論評している。 そのプレースキッカーのブレッシアーノはヒディングとの“マインドゲーム”に生き残るとの見出しが。今やキューウェル、ビィドゥーカ、ケーヒルに並んで押しも押されぬキープレーヤーとされているが、ヒディングが代表監督就任直後は状況は別であった。これまで代表23試合で7ゴール。試合数をゴール数で割った“ Goal Scoring Strike Rate : ゴール決定率?”はビィドゥーカ(32試合6ゴール)キューウェル(19試合6ゴール)を上回り、代表ではケーヒル(14試合8ゴール)に次いで2番手らしい。 しかし、2001年のFIFAコンフェデレーションズ杯で初代表に選出されて以来、ファリーナ前監督時代は絶対的なレギュラーであったが、ヒディングが就任するや最初の試合、ソロモン諸島戦では何と先発メンバーから外れ、57分からの途中出場であった。確かにその1ヶ月程度前にドイツで行われたFIFAコンフェデレーションズ杯にはブレッシアーノは参加しなかったが、彼は怒りを隠さなかった。そしてヒディングにも近寄らなかった。しかしアーノルドコーチはブレッシアーノには“ポジティブに考えるんだ。そして何が出来たかを監督に示すんだ”とアドヴァイス。3日後のアウェーでのソロモン諸島戦には先発出場を果たした。 地元のマスコミはしきりに日本DF陣の空中戦の弱さを指摘するが、ヒディング監督にとってはそれよりもケーヒル、キューウェルの怪我の回復ぶりが朗報だろう。2日の地元クラブチームとの練習試合を終えた翌日もフォーメーション練習では“ Timmy don’t rest over there, close him down ! ティミィー(ケーヒル)そこで休むな、詰めるんだ。“Come on Dukes, where’s the tracking back : デゥーク(ビィドゥーカ)何処に戻るんだぃ?”と激しい口調でポジショニングの指示を。またプレーを止めてブレッシアーノの腕を掴んでポジションの違いを示すなど。 アーノルドコーチによると“ケーヒルをオランダ戦で起用するかはわからない”と言いながらも” That’s the best “ と、彼の復調には喜びを隠さない。ケーヒルが入るとスココが外れると見られる。“オランダ戦のメンバーは白紙”と同コーチは語りながらも“ギリシア戦、そしてシドニーでのウルグアイ戦が理想のフォーメーション”コメント。それは(恐らくビィドゥーカの)ワントップを強調している。ツートップとなると昨年夏のFIFAコンフェデレーションズ杯のチュニジア戦以来だが、そのチュニジア戦はスコアレスドローだ。そしてアーノルドコーチは攻撃的中盤にタレントが揃っている事を強調。地味だがステリョフスキーはヒディング監督のお気に入りだ。またクリナはかつてオーストラリアサッカー協会の強化プログラムの一環でアヤックスのユースチームの“留学”の経験がある。しかしトップチームの出場機会はその時は無く、他のオランダのクラブチームにレンタルに出されたりしたが、当時ユースチームのコーチでもあった今のオランダ代表監督のマルコ・ファン・バステンのアドヴァイスで FC Twente に 2003-04 のシーズンに移籍。その後ヒディング氏の目に留まりPSV の一員に。 また今はプレミアの Blackburn Rovers に在籍するエマートンはかつてフェイエノールトに在籍した。今は Arsenal に在籍しオランダ代表にも選ばれたロビン・ファン・ペルジはかつてのチームメイトであったらしく、この“対戦”を楽しみにしているとか。確かに日本はドイツ戦で健闘し、マスコミは早くも楽観論のオンパレードだ。ライバル達は対策を講じてくる。
最後にNHKに。“オーストラリアサッカーを知る A-League でプレーするイマヤナオキ選手”にオーストラリアサッカーに就いて色々質問していたが、 彼の所属は New Zealand Knights ( A-League に加盟している)であってマルコーニFCではありません。今はシーズンオフなので下部リーグと言うか、Knights で“プレー”していないがマルコーニFCは A-League に加盟していません。そしてもう1人の日本人選手 Perth Glory の石田選手にも訊いて上げてください。 


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