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本・川上弘美 「東京日記3 ナマズの幸運。」

2013-01-08 06:04:07 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

            東京日記3 ナマズの幸運。

 内容紹介
おおむね楽しい、ちょっぴりさみしい。カラダ半分、ずれている――。カワカミ・ワールドが詰まった、日記シリーズ最新作。2008~2010年までの3年分を収録。「WEB平凡」の人気連載を単行本化。

 だれかがどこかで素敵な文章~と書いていた。ホント  すてき 

パンツの話には あら~ん、ほんと~・・・でも、はかない。

ここのところ川上さんばかり読んでいる。きっと好きなんだろう。

さっき行った所に又行っちゃう・・・?そんなことはないけれど、あったら面白いだろうな~わっ!デジャブとか言って。

病院の先生だって区別がつかないからきっと名前を変えて診察しているんだろう?って・・・好き。

たくさんサシの入ったステーキを食べて、牛の油が体中にまわって、牛に変身しちゃったら、どうしよう?って・・・好き

好きがいっぱいつまったエッセイ


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旧閑院宮家の夏の別邸

2013-01-07 18:34:45 | 建造物 東京・埼玉・千葉・神奈川






          

会席料理のお店 強羅花壇 として営業しています。

外から見ることができるという事だったので、通りから敷地に入ってみてみました。外にはお店の案内の方がいて、どうぞ近くで撮ってください。ってことでしたのでお言葉に甘えて・・・

建物の事などは  こちら  に詳しく書かれています。


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本・岸本佐知子 「ねにもつタイプ」

2013-01-07 06:08:11 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

            ねにもつタイプ

 内容(「BOOK」データベースより)
観察と妄想と思索が渾然一体となったエッセイ・ワールド。ショートショートのような、とびっきり不思議な文章を読み進むうちに、ふつふつと笑いがこみあげてくる。

 不思議・・・妄想魔だけれどちょっと道が違うみたい  え、そんな風にぃ? な感じのお話がどっさり

気がつかない星人と気がきかない星人・・・

ちょっとずる込する人、その人は”列に並ぶ”という習慣のない地方あるいは国あるいは惑星の出身者だった。

暑さが増すにつれ、行動がおかしくなるアルバイト先の寮のおばさんと”ウロコ魚”のお話・・・

トイレットペーペーのお話では、アンサンブルの練習をしているコミセンのトイレに”トイレットペーパーと手洗い所の石鹸を持ち去らないように・・・”
なんてことの書いてある張り紙を思い出した。
持ち去るんだ~・・・いるんだ。
その人はきっと”公共の物を持ち去っていはいけません”ということを教えてもらえなかったお家あるいは国あるいは惑星の出身者?

「どうやったら翻訳家になれますか」の質問には、とりあえず普通に就職することをお勧めしている。そうです。

むしゃくしゃ、もやもや・・・擬音の使い方って人それぞれ違うから、むしゃくしゃ、もやもやくらいだったら、おんなじかな?って思うけれど・・・

ちょっと前にアンサンブルの先生に、チェロもごもご弾かな~い!って言われて、もごもご?モゴモゴ? 何だろう、もごもご? わかんない、もごもご  って、ことがあった。

私は、夫に擬音だけで会話が成り立っているからある意味すごいぜ!と、言われるくらい語彙の少ない擬音星人 

っとまぁ、いちいち反応していたらた~いへんな、翻訳家の方の楽しいエッセイを読んで・・・えーーーっ!ねにもつタイプですか?

 
  

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ちょっと箱根

2013-01-06 18:44:05 | まとめて 国内の旅


         

JR小田原までは”青春18切符”、小田原からは駅伝応援で途中下車することと、先の見学も考えて”トコトコ切符”
で、その切符だと冒頭の写真の景色である早雲山で、おしまい・・・そこから先はロープウェイ・・・でも、寒いっ!
今回箱根に来た目的は富士山でも芦ノ湖でもなく駅伝と美術館。ってことでロープウェイはまたの機会の暖かい時のお楽しみに残しておいて・・・



 

 

 



強羅の駅からちょいと下って洋館を外から見学、さらに下って彫刻の森美術館へ 

箱根には美術館がいくつもありますが、やはり車で来たほうが効率よくまわれるってことで、こちらもまたの機会に・・・って、初めからそのつもりでいたのだけれど、ちょっと書いてみた。

 

              小田原提灯 と 小田原城 

帰り道、登山鉄道からちらほらを舞って来ている  雪  を、あー雪だぁー・・・と眺めて、電車に乗っているのにブルッ!として帰って来た。


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本・小川洋子 「沈黙博物館」

2013-01-06 07:12:32 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

           沈黙博物館 (ちくま文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
耳縮小手術専用メス、シロイワバイソンの毛皮、切り取られた乳首…「私が求めたのは、その肉体が間違いなく存在しておったという証拠を、最も生々しく、最も忠実に記憶する品なのだ」―老婆に雇われ村を訪れた若い博物館技師が死者たちの形見を盗み集める。形見たちが語る物語とは?村で頻発する殺人事件の犯人は?記憶の奥深くに語りかける忘れられない物語。

 小さな村の体が直角に曲がった老婆の依頼・・・沈黙博物館

薄ら気味の悪いお話・・・お兄さんに出した手紙の返事が来ない・・・お兄さんは・・・ではなくて、僕が死んでる?

情景はもやのかかった暗い湖が消えない。どんなに晴れていようとも、深い霧に覆われているような・・・暗い。

生々しく不気味な世界に引きずり込まれていた。

鞄につめた荷物を持って駅に向う。 どこへ・・・? やっぱり・・・

沈黙の伝道師  アンネの日記  


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本・あさのあつこ 「白兎4 天国というアルマンド」

2013-01-05 06:56:11 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

            白兎4 天国という名の組曲 (白兎 4)

 内容(「BOOK」データベースより)
山の中腹に建つ豪奢なホスピス。看護師長の仙道千香子は、最高責任者として勤めているが、元女優の入居者・姫季凛子に「かわいそうな人」と言われてしまう。ある日、土砂崩れでホスピスは孤立。そしてオーナーは巨額の遺産をスタッフに分配するという遺言を発表する。想定外の事態の連続が千香子を困惑させるなか、窓の外には美貌の少年が!?―。

 なんとなくファンタジーっぽいのかと思っていたら、これはミステリーだった・・・

生と死のあわいにいる少年 白兎 ・・・ ここには くろ羽 も 

何事もなければ景色はとても美しかった。普通の収入がある人では到底入れない高級?ホスピス

看護師長の仙道千香子の生い立ちに驚いていたけれど、これがね・・・

姫季凛子と白兎   仙道千香子、野田村とオーナー中条   そういうことでしたか。

 楓 の由来は カエルノテ、カエルテ、カエデ・・・

 海の白兎 
寄せてくる波の頭が白く泡立ち、小さな白兎が幾十匹も幾百匹も、陸に向って走ってくる。それを教えてくれたのは誰だったんだろうね。

4作のうち で ・・・ この作品がいちばん良かった。


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本・有川浩 「旅猫リポート」

2013-01-04 07:16:51 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

           旅猫リポート

 内容(「BOOK」データベースより)
さあ、行こう。これは僕らの最後の旅だ。一人と一匹が見る美しい景色、出会う懐かしい人々。心にしみるロードノベル。

 僕たちが旅に出る前のこと / コースケ / ヨシミネ / スギとチカコ / 最後の旅 / ノリコ

こ、これは・・・

猫のナナとサトルの心にしみる、とぉってもよいお話・・・  しみすぎちゃって朝、鏡を見たら土偶がいた。

あぶらとり紙のお話も 

この時期にこの本に出会えてよかった。ありがとう


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本・よしもとばなな 「王国 その4 アナザー・ワールド」

2013-01-03 05:15:02 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

           アナザー・ワールド: 王国 その4 (新潮文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
病弱な占い師のパパ、薬草茶作りの達人のママ、パパを愛するパパ2。三人の親の魂を受けつぐ片岡ノニは、石の力を引き出せる娘だった。ノニは光あふれるミコノス島で、運命の出会いをした。その相手は“猫の王国の女王様”と死に別れた哀しみの家来・キノだった…。ランサロテ、そして天草。海風吹く美しい島々を舞台に、生命の奇跡を謳うライフワーク長編『王国』、それからの物語。


 王国シリーズ4作目

雫石と楓に子供が出来ていたんだ・・・ノニ・・・お話しています。表紙は・・・キノ・・・?

そういうことがあったのね。そういう生き方が出来るのはやっぱり特殊だと思うけれど、もうちょっと若かったら憧れたかもしれない。それだけでも若いっていいことなのよね~と、思う。

景色がとてもきれい  キラキラ  輝いている。 やっぱ 海 か~

石の力ね・・・ゲイや同性愛者がのびのびしているミコノス島で・・・どうするんだろう?

生き方って多様でしょ?いろんな人がいて当たり前でしょ?いろんなところでいろんな人が生きているわけだから・・・もし、何だかなぁ~って、何かに気がついちゃったとしたら・・・


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本・津村記久子 「ウエストウイング」

2013-01-02 06:28:56 | 図書館本 読書備忘録 
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           ウエストウイング

 内容(「BOOK」データベースより)
職場の雑事に追われる事務職のOL・ネゴロ、単調な毎日を送る平凡な20代サラリーマン・フカボリ、進学塾に通う母子家庭の小学生・ヒロシ。職場、将来、成績と、それぞれに思いわずらう三人が、取り壊しの噂もある椿ビルディング西棟の物置き場で、互いの顔も知らぬまま物々交換を始める。ビルの隙間で一息つく日々のなか、隠し部屋の三人には、次から次へと不思議な災難が降りかかる。そして彼らは、図らずも西棟最大の危機に立ち向かうことに…。

 読み難くなかなか進まない。登場人物に興味を抱いているのだけれど、進まない。

たとえば・・・行きたい場所が見つかって、さ!行きましょう♪ と、意気込んで歩くのだけれど、頭だけ先に行って、体があとからついて来る。 そんな感じ。

どんな危機に立ち向うのかと思っていたけれど・・・あれ?あれのこと?

水難は長かったです。いつ終わるかと思っていました。そんなところにあるビルって・・・解体したほうがいいと思います。だってまた雨が降ったら通れなくなるでしょ?と、外野でがやがや言ってみる。

たった一つのビルに出入りしている人たちのお話。水難の時にはなんだかわけのわからない商売を始めたり・・・よくもそんなことが思いつきますこと!あっぱれ!

トイレで出産しちゃったり・・・どたばたしていました。幽霊の話は面白かったけれど、あっさりネゴロにやられちゃったね。

まぁなんと言うか、物置になんか行っていたもんだから大変なめにあっちゃったのよ。でも、そこで例の3人だった?ってことに・・・

なんだかんだと気がついたら読み終っていた。


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本・川上弘美 「おめでとう」

2013-01-01 07:07:11 | 図書館本 読書備忘録 
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           おめでとう (新潮文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
いつも束の間の逢瀬しかできない2人。年末の一日、初めて過ごした2人だけの長い時間。鍋を準備して、「おかえり」「ただいま」と言い合って(「冬一日」)。ショウコさんと旅に出る。電話の最中に「なんかやんなっちゃった」と声が揃ってしまったのだ(「春の虫」)。いつか別れる私たちのこの一瞬をいとおしむ短篇集

 解説にみんな解説が書いてある・・・よかったぁ、解説先に読まなくて・・・

いまだ覚めず
三島にいる、あたしのことを愛していたタマヨさんに会いに行くお話

どうにもこうにも
うらめしいと現れた幽霊のモモイさんにとり憑かれたお話

春の虫
ショウコさんと旅に出て、えっ?そんなことするの?と驚いたお話

夜の子供
二十八歳から三十歳まで一緒に暮らした竹雄に五年ぶりくらいにあったお話

天上大風
馴れ初めがOLらしいしけど、不倫されて離婚されて・・・四十二かぁ~
年下男に通帳と印鑑持って行かれたぁ?何やってんの!でも、通帳は普通預金だけおろされて戻ったのよ。
凧 天上大風 良寛和尚 ミヤコさんの言った天上大風は気に入ったんだって・・・

冬一日
トキタさんとの逢瀬のお話
夫婦で交わす会話のように・・・トキタさんは150年生きることにしたんだって・・・ 

ぽたん
めんどりとお散歩するミカミさんのお話


鳩子と一郎のお話
荒川の土手がうかんで、それは金八でしょうが!と自分突っ込みをしてみた。

冷たいのがすき
冷たいのがすきな翻訳家の章子と、熱すぎないシャワーを浴びたあと、十五秒ほど水を浴びる出版社の田島さんのお話

ばか
何かと線路を歩きたくなる藍生と妻子ある男の話

運命の恋人
桜の木のうろに住みついた恋人とそれとは違う男と結婚して子孫が千人できたけれど、やっぱりうろの男が運命の人だったとかで・・・

おめでとう
西暦三千年一月一日のわたしたちへ
いないからいいんだ!


独特の雰囲気のある文章が好き  大好き 

だから なんなの? それから どうしたの? なんてことはどうでもいいんだ。


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