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本・長野まゆみ 「猫道楽」

2012-11-27 05:42:19 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

           猫道楽 (河出文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
学生課で紹介された猫シッターのアルバイトで、一郎は“猫飼亭”なる屋敷を訪れる。家主とその美しい兄弟の奇妙な注文に応えるうちに、彼は不思議な世界をのぞくことになり…庭の桜に誘われた“猫飼亭”を訪れる者たちが見た「極楽」を描く、4つの物語。

 BL・・・知らない世界だから ほー とか へー とか ふーん とか あーそー とか・・・妖しいぃ~

猫シッターのアルバイトなんて面白そうな本ではありませんか?しかも不思議?・・・なんてだけで読んだとしたら、びっくりです。

基本、ブクログレビューを見てから図書館で予約しているから、びっくりはしなかったけれど、そういう世界にびっくりした。

思っていたほどエロくはなかった。ま!みんな美少年が大きくなったってことで・・・不細工だったらどうだったかな?美しいってことだけでお得なのよね。

偶然装っちゃったりしてさぁー・・・特典として、もれなくお風呂のシーンが付きます。でしたね。

猫が主役と思いきや・・・そういうことっ! 不思議・・・

お話としては描写が美しく、案外さっぱりで面白かった。


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本・アンソロジー 「旅の終わり、始まりの旅」

2012-11-27 05:19:53 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

            旅の終わり、始まりの旅 (小学館文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
高校の卒業旅行で、太宰治が好きな作家志望の親友と太宰の軌跡を辿る『泣く女』。訳ありの過去を持つ恋人たちが、とある古びた教会で神父に独白する『捨て子たちの午後』。男二人旅の道中で、耳の聴こえない少女と出会い、失踪した少女の母がいる恐山へと向かう『下北みれん』。事故で亡くした婚約者を供養するため、恋人が五所川原にある不思議な霊場を訪れる『死霊婚』。風変りで有名な民俗学者とその教え子が、弘前へフィールドワークに出かける『寄り道』。本州最北端の地を舞台に、五人の人気作家が実際に旅をして描いた、読めば旅に出たくなる恋+αのアンソロジー。

 

「泣く女」 西 加奈子
太宰治の「津軽」を辿って竜飛岬まで。思い出に浸りながら・・・野球部の男の子二人旅。
本当は東京に行きたかったのよね。でも青森に来てよかった。いい旅できたみたい。
演歌好きじゃないのに・・・しまったっ! 上野発の夜行列車ぁ~降りたときからぁ~♪ 歌っちゃったわ。

「捨て子たちの午後」 島本 理生
神は許しても、自分は許さない。
弘前の教会を見学したときに2階が畳敷きだったところがあったのを思い出した。

「下北みれん」 井上 荒野
断末魔のゲイカップルだって・・・

「死霊婚」 嶽本 野ばら
戸来 へらい ヘブライ 三浦しをんさんのエッセイにも書いてあった。処刑されたのは弟で本当はここに渡ってきていた。だからお墓があるって。の話はおいといて・・・
ありそうでなさそうであるわけない!と思うお話

「寄り道 」 夏川 草介
そこに行くには理由があったのね。エスカレーターに乗らずに足が悪いにもかかわらず階段を使うのも・・・いつものように「旅の準備をしたまえ」ではなかった。

「泣く女」は良かった。男の子のお母さんしているから、男の子の話になるとどうしても、がんばれーっ!としたくなるのね。次は「寄り道 」かな・・・


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