S・ハレプ(ランク1位)とA・ケルバー(ランク16位元1位)の準決勝はお互い1歩も譲らない稀に見る壮絶な死闘になりました。最終セットの第3セットはセットポイントでお互い雄たけびを上げながらコーナーへの激しいラリーの打ち合いが果てしなく続き、コート一杯に走り廻って決まった時にはハレプはラケットをついて苦しそうにあえぎ、ケルバーはコートに両手をつき倒れ込んでしまいました。観客は全員立ち上がって拍手喝采で二人を称えていました。お互いに体力の限界を超えたような激しい試合を気力を振り絞って戦う様はさすがに世界トップのアスリートのメンタルと体力の強さはすざましいなぁと感動しました。テニス史に残る好試合だったと思います。試合の現地コメントに関心のある方はこちらをどうぞ※女子準決勝
最終セットで最初にマッチポイントを握ったのはハレプでしたが、取り切れず逆にケルバーにマッチポイントが移りました。しかし最終セットの終わり頃にはケルバーは疲れでファーストサーブの威力が無くなり、ハレプにリターンエースを狙われました。試合は、最終セットが16ゲームに及び、ハレプが4回目のマッチポイントををやっと取って、6-3、4-6、9-7で勝ち全豪で初めての決勝に進みました。ハレプは足首の負傷を周りから心配されていましたが、それを吹き飛ばす試合ぶりでした。コートを去る敗者のケルバーにも観客全員が立ち上がって拍手で賞賛を送っていました。この試合は事実上、決勝戦に匹敵する好試合でした。
決勝戦はハレプとボズニアッキ(2位)との対戦となり、27日(土)午後5時15分からWOWOWで放送されます。
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