友人から勧められた「ダンケルク」という映画を見に行ってきました。第2次世界大戦でナチスの猛攻によりフランスの海岸のダンケルクに追いつめられた英軍と仏軍の40万の兵士が対岸のイギリスに退却する時の実話に基づく話でした。普通の戦争映画かと思って入りましたが、ところが久しぶりに見応えのある映画でした。すぐ側に爆弾が落ち轟音と共に吹き飛ばされる兵士、機関銃の音、弾丸が飛び交う音で、いきなり戦場に放り込まれた様になりました。後で知ったのですが、監督が有名なクリストファー・ノーラン監督でCGなどほとんど使わず実写に重点を置いた映画だそうでした。ロケもダンケルクの現地でやったそうです。
ばたばたと周りで兵士が死んでいく戦場の中で勇気ある者、勇気のない者入り混じって生きぬく為に必死に退却していきます。軍艦が足りず沢山の民間の大小の船が兵士達を救うためにダンケルクに向かいます。話は必死に退却する二人の兵士と助けに行く民間の船の父親と息子を中心に進んでいきます。それを狙ってナチスの爆撃機や攻撃機が攻撃してきます。ネタバレになるので詳細は省略しますが、まさに戦争とはこれほどに無残なものだと思い知らせられます。戦争を知らない若い世代の人には是非見て欲しい映画です。この映画は本年度のアカデミー賞候補になっているというのも後で知りました。見応えのある実話に基ずく戦争映画でした。