錦織選手の全仏オープンはベスト８で終わってしまいました
。相手のフランスのツオンガ（ランキング１５位）は地元の大声援を受けて、錦織選手は完全アウエィの中での試合になりました。立ち上がりを簡単に１－６で落として、続く２セット目も４－６で落としたのが痛かったですね。最終的には２対２まで追い上げましたが、最終セットで負けてしまいました。
最初の立ち上がり、錦織選手は硬くなっていて、せっかく追い込んで作ったチャンスボールを力んで何度かミスしてしまっていました。途中いらいらして珍しくラケットを投げつける場面もありました。錦織選手が一方的に押されている中で、強風で大きな看板が観客の中に落ちるというアクシデントがあり、４０分ほど試合が中断されました。そこで気分転換が出来たのか、２セット目の後半からはやっと錦織らしさが出てきてポイントを重ねて行きましたが時すでに遅しでした。
全般を通してみると、ツオンガ選手の廻りこんでのフォアハンドの強烈なショットと相手の広い守備力に苦しんだ感じです。いずれにしても最初の２セットを簡単に落としたのが敗因だと思われます
。今回の全仏は錦織選手は組み合わせにも恵まれ、ぶつかる予定の苦手選手は脱落し、このままいけば、決勝戦かと思っていただけに残念です
。メンタル面を更に強化しないとグランドスラム優勝はまだまだ遠いようです。
