夏の高校野球の千葉県決勝戦は市船と木更津総合になりました。どちらが勝ってもおかしくない好試合になりました。1-1で延長戦になり10回市船の攻撃でランナーが2,3塁の時にピッチャーゴロで3塁走者がホームにつっこうもとしましたが、間に合わないと3塁に戻ろうとしました。その時にキャッチャーが3塁に投げたボールがランナーの背中に当たってしまいボールが転々とする間にランナーがホームインして1点が入ったと思いました。しかしこれは認められず審判はランナーの「守備妨害」としてランナーアウトになりました。3塁走者は故意にボールに当たる様な行動はしていないので、見ている我々は「どうして守備妨害になるのか」は判りませんでした。重要な得点場面なので市船側から数回にわたる抗議で試合が15分も中断されました。
結論的には、「3塁走者は塁に戻る時はホームベースと3塁ベースを結ぶ線から内側に3フィート以内を走ってはならない」というルールがあるそうです。ランナーが故意でなくても3フィート以内に入っていたので、これはランナーアウトが正しいようです。しかし、観客はそういう事は判らないので、特に市船の応援側は「どうなっているのか?なぜアウトなのか?」とただ疑問を持ったまま、市船の抗議を観ていました。結局判定は変わらず、こういう場合は責任審判が「ランナーが3フィート以内を走ったのでランナーアウトとなります」とマイクできちんと説明をすべきだと思います。1塁側にも外側に白線が引いてありますが、これもそういう場合のトラブル防止で引かれてあるもののようです。混乱の納め方や観客に配慮が足りないなぁと思った次第です。