今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート38、トークセッション③です。
昨日に引き続き、トークセッション「竹鶴政孝に学ぶ~本物の生き方、世界に通用するものづくり」について書きます。
今回はニッカウヰスキー竹鶴威相談役のお話の中に出てきた、ホームページや関連書籍等で目にしたことがないと思われる逸話をご紹介します。
①ウイスキーは大自然が造る
竹鶴政孝がスコットランドに留学し技術習得に努めていたときに強く感じたのは「ウイスキーは大自然が造る」ということでした。楢の樽に寝かせると温度差により自然に空気が通うのですが、その空気はきれいな空気でなくてはなりません。さらに、これは伝説的かもしれませんが塩気を含んだ空気でなくてはならないのです。
またラジオでの講演で政孝親父は「ウイスキーは風が造る」ともいっています。風が造る味わいだから「風味」というのだと・・・。
②世界のウイスキーコンテストで最高点を獲る
4~5年前にロンドンのウイスキーマガジン主催で、世界のウイスキー290数種類のブラインドのテイスティングテストがあり、最高点を余市のシングルカスク10年が獲りました。スコットランドのグラスゴーの認証式に行くと、翌日の地元の新聞にでかでかと記事が出ていて驚きました。中には政孝・リタの写真を大きく載せている新聞もありました。地元では「Yoichi」という名前を知らない人がいないくらい有名になりました。それに比べ日本の新聞にはほとんど報道されませんでした。政孝親父が留学してから80数年目のことですが、このことについてもし親父にたずねるようなことがあったら、あの人のことだから「スコットランドを追い越すなんておこがましいことをするな」といったでしょうが、腹の中では「よくやった」といって褒めてくれたと思います。
③竹鶴という名字について
竹鶴家の家系図に名字の由来が書いてありましたのでご紹介します。
康永(こうえい)2年(1343年)、岸本家の境内の竹林に鶴が営巣しました。古来松林に営巣することはあっても竹林に営巣したことは聞いた事が無かったので、この珍事を機会に岸本姓を廃し竹鶴姓を名乗ることにしたそうです。
相談役の語った時間はわずか20分ほどでしたが、目の前で聴くことができて本当に幸せなひと時でした。
昨日に引き続き、トークセッション「竹鶴政孝に学ぶ~本物の生き方、世界に通用するものづくり」について書きます。
今回はニッカウヰスキー竹鶴威相談役のお話の中に出てきた、ホームページや関連書籍等で目にしたことがないと思われる逸話をご紹介します。
①ウイスキーは大自然が造る
竹鶴政孝がスコットランドに留学し技術習得に努めていたときに強く感じたのは「ウイスキーは大自然が造る」ということでした。楢の樽に寝かせると温度差により自然に空気が通うのですが、その空気はきれいな空気でなくてはなりません。さらに、これは伝説的かもしれませんが塩気を含んだ空気でなくてはならないのです。
またラジオでの講演で政孝親父は「ウイスキーは風が造る」ともいっています。風が造る味わいだから「風味」というのだと・・・。
②世界のウイスキーコンテストで最高点を獲る
4~5年前にロンドンのウイスキーマガジン主催で、世界のウイスキー290数種類のブラインドのテイスティングテストがあり、最高点を余市のシングルカスク10年が獲りました。スコットランドのグラスゴーの認証式に行くと、翌日の地元の新聞にでかでかと記事が出ていて驚きました。中には政孝・リタの写真を大きく載せている新聞もありました。地元では「Yoichi」という名前を知らない人がいないくらい有名になりました。それに比べ日本の新聞にはほとんど報道されませんでした。政孝親父が留学してから80数年目のことですが、このことについてもし親父にたずねるようなことがあったら、あの人のことだから「スコットランドを追い越すなんておこがましいことをするな」といったでしょうが、腹の中では「よくやった」といって褒めてくれたと思います。
③竹鶴という名字について
竹鶴家の家系図に名字の由来が書いてありましたのでご紹介します。
康永(こうえい)2年(1343年)、岸本家の境内の竹林に鶴が営巣しました。古来松林に営巣することはあっても竹林に営巣したことは聞いた事が無かったので、この珍事を機会に岸本姓を廃し竹鶴姓を名乗ることにしたそうです。
相談役の語った時間はわずか20分ほどでしたが、目の前で聴くことができて本当に幸せなひと時でした。
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