鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1916~サセック

2020-04-15 12:18:52 | 鬼平
今回のお気に入りは、サセックです。

「This Is New York (ジス・イズ・ニューヨーク) 」ミロスラフ・サセック/松浦弥太郎・訳

絵本ナビで「美しい絵本」をキーワードにして検索したところ、まるでポスターみたいに美しいですよ!と絶賛していた「ジス・イズ」シリーズ。
ナビでは「ジス・イズ・ヴェニス」を紹介していました。
AMAZONで調べると何冊もあることが判明。
いろいろ迷いましたが、とりあえず1冊目は「ニューヨーク」にしました。

ヤフオクの内容紹介を引用します。
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いろいろな人と車が行き交うタイムズスクエアから、セントラルパークに暮らす大きなしっぽのリス、休みなく走りつづける消防車、野球ファンでにぎわうヤンキース・スタジアムまで…。
1960年に初出版された本書の中のニューヨークは、今もなお新鮮な輝きを放ちつづけています!
ニューヨーク・タイムズ誌選定最優秀絵本賞(1960年)、アメリカ青少年クラブ児童文学最優秀賞(1961年)受賞作品。
発行 2006年 第3刷 ブルース・インターアクションズ
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1960年頃のニューヨークといって思い出すのは、映画「ティファニーで朝食を」(1961年公開)。
オープニングがニューヨーク5番街のティファニー宝石店というのは有名です。
大好きなオードリー・ヘップバーンの魅力たっぷりの映画であるとともに、たくさんの人々がアメリカン・ドリームをつかもうとニューヨークに集まってきた時代の光と影をみごとに表現した映画でした。
本書はその時代のニューヨークをどう表現したでしょうか?
わくわくしながらページをめくりました。

巨大な車が高層ビル街を走り回り、渋滞が常態化した大都会。
巨大看板が林立し、何万ものエレベーターが運行しています。
そして消防車が絶え間なく走り回っています。
靴磨きから成りあがった者もいます。
ドラッグストアも、薬だけでなく日用品が買えたり、簡単な食事を提供するまで巨大化しました。
世界一の港、世界一のビル、巨大なヤンキースタジアム。
まさに街自体がアメリカン・ドリームを体現しています。

それらをシンプルに色彩鮮やかに仕上げたイラストのオシャレなこと!
すべてがエネルギーと自信に満ち溢れていることも、ポスターみたいに美しく感じられる要因でしょう。

サセックはニューヨークを見事に描いて見せました。
そんな彼は他の街もたくさん描いています。
落ち着いた伝統の街を彼はどう表現したのかが気になるところ。
ということで次に読むのはロンドンとパリ、どちらにしようか迷い、結局両方読むことにしました。
すでに注文済みなので到着が待ち遠しいです。

コメント
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