HAPPY MANIA

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あじわう、せいかつ。

まやんち 飲んで覚える紅茶セミナー 第3回

2011-10-26 07:24:07 | ∞CAFE∞
まやんちさんの紅茶セミナー3回目は、
「セイロンの紅茶を知る」がテーマ。

産地の標高による味わいの違いと、
おいしい紅茶の淹れ方を教わります。





まずは、セイロンの中でも
ハイグロウン(標高1200m以上)の産地

ウバ
ディンブラ
ヌワラエリア

3種類のテイスティングから。


ウバはクオリティーシーズンのものをいただきました。

ウバのクオリティーは、
乾燥した好天が40日続いた最後の2週間に
特徴的な香りのお茶ができる、
と言われているそうで。

実際にいただいてみると、
本当に「メンソール香」をとても強く感じます。

今までウバは渋みが強いイメージがあったのだけど、
それとは全く違う味わいです。





ヌワラエリアのリーフは、違いが分かりますね。





酸化酵素の働きが弱いので、青い色をしています。

テイスティングした3種類の中でも、
最も標高が高い場所に位置する、ヌワラエリア。

標高が高いということは、
気温が低い、のです。

ですから、ダージリンと同じ
中国種の品種が育つ、というわけ。

水色が薄く、いかにも「中国種」という感じがします。
もちろん、味わいも。





次は、
ミディアムグロウン(標高600~1200m)の
キャンディーと、

ロウグロウン(標高600m以下)の
ルフナ。


キャンディーは華やかな赤い水色で、
すぅっとしたさわやかさがあります。

今では入手困難になってしまった、
モンテクリスト農園のもの。

ルフナは、ブロークンタイプにして
ティーバッグやペットボトルの紅茶の原料として
使われることが多いそう。





セイロンと言えば、
リプトンの広大な茶園があることで知られていますよね。

だから、全体的に“馴染みある”味わいなんです。

生産量は世界第3位なのに、
輸出量は世界第1位、というのがセイロン。

右側が、キャンディーの茶葉です。





ルフナの茶葉がブロークンなのに比べ、
キャンディーは半リーフ、
といったところでしょうか。

水色と同じく、
茶葉も心持ち赤い気がします。





お待ちかねの、「ゴールデンルールズ」
おいしい紅茶の淹れ方です。

これが、おいしい紅茶を淹れるための、一式。

いかに「紅茶を熱いままサーブするか」というのが、
ポイントなんですね。

テイスティングでも感じたけれど、
熱い紅茶と冷めた紅茶とでは
「同じもの?」ってくらい味わいが違います。

冷めてしまうと、どうしても渋みがでてしまうのです。





沸かしたての熱湯を、勢いよく注ぐこと。

そうすると、茶葉がよろこんで「ジャンピング」します。


一般的なゴールデンルールを教わったあとに、
「まやんち流おいしい紅茶のいれ方」を教わりました。

テキストには「紅茶をいれるのに大事なこと」
という項目の最初に、

<愛>

と、書かれていました。

おいしい紅茶をいれることをイメージして、
飲む人のことを思う。

まず、<愛>があって、
その上での「テクニック」なんですね。


生きていくうえで、
想像力って
とても、大切。

時には、それが仇になって、
ひどく切ない思いもするけれど、

わたしがあの人だったらどうするだろう、とか、
どんな顔して食べるのだろう、とか、
その想像力こそ
やさしさやおいしさの原点なんじゃないかと思うのです。

一見、別のことのようでも、
やさしさ、と、おいしさ、は、
コインの表と裏、でしょう?





今日のティータイムは、
ウバとガトーショコラ。

ウバは、チョコレートなどの
“がつん”とした味わいのお菓子と相性がいいそうです。

もちろん、ミルクティーにしてもベストマッチです!


次回は、楽しみでもあり、ちょっと淋しい「最終回」

アレンジティーの楽しみ方を教わります。



お茶とお菓子 まやんち
東京都大田区蒲田5-43-7 ロイヤルハイツ2階
03-6276-1667




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