去年の8月20日のブログの記事に「MBAを取って、年収2倍を目指せ!」(プレジデント社)って本を、図書館でかりて読んだとある。
何故かしらぬが、部屋の本の山から、同じ題名の本が出てきて、途中まで読んで、読んだことのある本だな~と気がついた・・・
この手の失敗?はよくある。でも、そのまま、風呂の中で最後まで読みきった。(お分かりのように、一度読んだ本は、かなり早く読めるのです。当然、読書件数にはカウントしません)
読んでて思うのは、「MBAコースって、狩猟のスキルを覚える場で、MBA学位はライフルみたいなもんだな~」ってことだ。
よく、学費を取り上げて、「ペイする」とか「費用対効果」なんていう話があるが、力のある人は、MBAライフルとスキルでバンバン獲物をゲットできるし、能力の無いやつは、ありもしないスキルと、へなちょこライフルを過信して、獲物を取り逃がしてしまう。
できるやつは、鬼に金棒だし、できないやつは、それまでってことだ。アメリカで流行っているのは、アメリカ人が狩猟民族だからであろう・・・
もともと、農耕民族の日本では、MBAは流行らない。従来の考え方として、他の人と違ったことをすると、「出るくいは打たれる」し、そもそも、平等主義的な経営をしている(社長と平社員の格差が小さい)環境では、MBAをとっても爆発的に給与が上がるわけでもない。
お金にかかわる仕事をしているが、MBAを取るコストというのは、私にとっては、リターンを期待するものでもなければ、将来の保険でもない。
いうなれば「精神安定剤」である。今、この瞬間、何もしていない「不安」や「恐怖」から逃げ出すための、お守り程度のものである。お守りが効くのか、効かないのかは不明であるが、勉強していないことに対する恐怖心はぬぐいされない。
「バカである自分」から、少しでも解放されたい・・・そんな気持ちが、私を学校や、資格取得へといざなう・・・