Weblog喫茶 モンブラン

日常のあれこれをのんびり綴っています

ぱぴりおと「100万回生きたねこ」

2008-06-03 23:55:34 | 秘密の本棚

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

今のところ飼ってはいませんが、私もかなりの猫好きです。
犬も好きなんですが、一度も飼ったことがないのでよくわからず、実家では結局猫との日々を送ってきました。

この絵本は猫好きな方なら、きっと皆が知っているでしょうね。
佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」。
猫が主人公の絵本はほんとうにたくさんありますが、私としてはこれがイチオシです。
昔からとても大好きな絵本です。

しかし・・・。
私はこの本を蔵書にしていません。

理由は、何を隠そう、

「読んだら100%泣くから。

その昔学生だった頃、札幌の本屋で初めて立ち読みして、涙と鼻水でものすごいことになってしまいました。
以来、何度も買おうと思いましたが、目をうるうるさせてレジに持っていくのがハズカシく、ついに今まで買えないままだったのです。

この週末に、ぱぴりおとお茶を飲みに行ったお店に、この絵本が置いてありました。

ぱぴりおはこの本を「ヴィシアが泣く本だ」と知ってはいましたが、読んだことがありませんでした。

私が「泣くよ?」と止めたのですが、手にとって読み出したぱぴりお軍曹。

無言のまま、ゆっくりページをめくっていき、
あの、毎回涙がこぼれる最後のページを読むと、
軍曹殿、やっぱりちょっと目がうるうるして、口が「への字」であります・・・。

さすがに絵本を読んで落涙するのはぐっとこらえた軍曹殿でしたが、同じ感動をわかちあえたようでよかったです。
私が実際に死にかけたことがあるので、ぱぴりおも主人公の猫の気持ちを、一層リアルに思うところがあったのかもしれません。

この本は、大人になって年をとってから読むと、また味わい深いですよね。
しゅんけいには見せてあげたことがないんですが、いつかこの本を読んで、じんわり涙してくれたらな・・・と思います。




くるみのグラハムパウンド

2008-06-02 23:41:22 | うれしいお菓子

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
昨日はちょっと多めに書いたので、今日はさらっといきます。

東京も早々と梅雨入りし、しばらくはすっきりしない日々が続くでしょう。
家にいることが多くなるなら、おうちライフを楽しくしたいですね。

と、思ってお菓子を作ってみました。
くるみ入りのグラハムパウンドケーキです。
お菓子作りのキットで作ったものです。

グラハム(全粒粉)は、普通の小麦粉(薄力粉)と違って、小麦を皮ごと粉にするので、茶色い粒々の混ざった粉です。
これでパウンドケーキを焼くと、薄力粉のケーキよりぽろぽろっとした感じの食感になります。
香ばしい素朴な味わいがあるので、くるみなど木の実とよく合うんですよ。
小さめのケーキを2本焼いたので、2日に分けて食べようと思っていたのですが、よだれを垂らさんばかりのしゅんけいがやってきたので、全部一度に食べてしまいました。

このところバターが品薄で、お菓子作りや料理には困りますよね。
多少高くても、品物があるならまだいいんですが、売り切れていてはどうにもなりません。
このケーキもバターを半箱ほど使うので、冷蔵庫にバターの在庫を確保してからでないと、作れません。

北海道人なら結構皆さんやっているはずの、「熱々ご飯にバター」というおいしい食べ方も、そうそうできなくなりました。
早くスーパーの棚に、雪印バターが戻ってきてほしいです。




しゅんけいが見た、東大の「蛾ンダム」とは!(海中ロボットの動画つき)

2008-06-01 22:29:38 | しゅんけいツインズ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
昨日は雨模様で寒い一日でしたが、午後からみんなでお出かけをしました。

行き先は、東京大学・駒場リサーチキャンパス
ここでこの週末に開かれていた、キャンパス公開を見学しに行ったのです。

ふだんは見られない研究室の中身を見せてもらえ、先生や学生さんたちが親切に説明してくれたり、いろいろな体験コーナーもあって、最新の研究にわかりやすく触れることができる企画です。

まずは、海中工学研究センターの「自律型海中ロボット」。
これは、リモコンではなくて全部自分で判断して、海中の熱水地帯を観測して写真を撮ったりし、母船に戻ってくることができるという賢いロボットです。

全長2mくらいでしょうか。ちょっと地味な動きしか撮れませんでしたが、深さ8mの研究用プールの中で動いている、潜水艇のような海中ロボットの動画をご覧ください。




このようなデモンストレーションができるロボットは、世界でもこれ1台だそうです。ほぉぉ~。

次に行ったところで、展示物をのぞきこむ私としゅんけい。カラフル親子です。



これは何かというと・・・。



まるで、「蛾」用のモビルスーツ ではないですか!

生命知能システム研究室の展示です。
黄色い矢印のところに、ベージュ色のオスのカイコガの成虫が接着剤で固定されているのが見えますか?
激しく羽ばたいているので、羽ははっきり写っていません。

この蛾が、体の下にあるボールを脚でころがすと、その動きを検知して、蛾が固定されている機械全体が、蛾の行きたい方向に進んでくれるのです。
まるでガンダムを操縦してるみたいですよね。「蛾ンダム」ですか。(^◇^;;

オスの蛾は、メスが出すフェロモンに引き寄せられるので、この蛾ンダムも、メスのフェロモンの方に行きたがるんです。
このシステムで、昆虫の微小脳の機能を調べているのだそうです。
ほぉぉ~。
虫好きのぱぴりお、とりわけ大喜び。

他にもいろいろと面白い展示があって、あっという間に夕方になってしまいました。

おみやげは、大学生協で「東京大学饅頭」を。



東大の校章が入っています。
受験生とか、縁起担ぎに食べてるんでしょうか。
左がみそあん、右は小豆あんです。



家族連れなど、意外とたくさんの人がやってきていた東大オープンキャンパス。
先生も学生さんも、東大の方々がみんなとってもニコニコと説明していたのが印象的でした。
うんうん、そうだよねー、やっぱり、研究をたくさんの人が見に来てくれると嬉しいよね。

研究なんて99%くらいは、地味~なものですよね。
展示の準備など大変なのでしょうが、学内の方々にとっても、いい風を入れる休日だったろうと思います。
また明日から、研究がんばってくださいねー。