モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
今のところ飼ってはいませんが、私もかなりの猫好きです。
犬も好きなんですが、一度も飼ったことがないのでよくわからず、実家では結局猫との日々を送ってきました。
この絵本は猫好きな方なら、きっと皆が知っているでしょうね。
佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」。
猫が主人公の絵本はほんとうにたくさんありますが、私としてはこれがイチオシです。
昔からとても大好きな絵本です。
しかし・・・。
私はこの本を蔵書にしていません。
理由は、何を隠そう、
「読んだら100%泣くから。」
その昔学生だった頃、札幌の本屋で初めて立ち読みして、涙と鼻水でものすごいことになってしまいました。
以来、何度も買おうと思いましたが、目をうるうるさせてレジに持っていくのがハズカシく、ついに今まで買えないままだったのです。
この週末に、ぱぴりおとお茶を飲みに行ったお店に、この絵本が置いてありました。
ぱぴりおはこの本を「ヴィシアが泣く本だ」と知ってはいましたが、読んだことがありませんでした。
私が「泣くよ?」と止めたのですが、手にとって読み出したぱぴりお軍曹。
無言のまま、ゆっくりページをめくっていき、
あの、毎回涙がこぼれる最後のページを読むと、
軍曹殿、やっぱりちょっと目がうるうるして、口が「への字」であります・・・。
さすがに絵本を読んで落涙するのはぐっとこらえた軍曹殿でしたが、同じ感動をわかちあえたようでよかったです。
私が実際に死にかけたことがあるので、ぱぴりおも主人公の猫の気持ちを、一層リアルに思うところがあったのかもしれません。
この本は、大人になって年をとってから読むと、また味わい深いですよね。
しゅんけいには見せてあげたことがないんですが、いつかこの本を読んで、じんわり涙してくれたらな・・・と思います。