ぱぴりおが島根県益田市の実家に帰省した際、
お母さんが地元のサザエを買って持たせてくれました。
ヴィシアはサザエは「見た目」的に苦手で、食べたことはないのですが、
ぱぴりおは大好きで、さっそく今晩食後にキッチンのガスコンロで
「サザエのつぼ焼き」を作りました。
ヴィシアは知りませんでしたが、サザエのつぼ焼きというのは、
ただシンプルに醤油を口のところにたらして焼けばいいのだそうです。
お醤油の焦げるいい匂いがしてきたので、覗きに行って見ました(写真)。
ヴィシア「動いたりしてるの?」
ぱぴりお「大丈夫、もう死んでるよ」
なのでこわごわ覗き込んで見ると・・・
「ぱっちん!!」
「ぎゃあああ~!!」
そうです。サザエの穴の醤油汁がぱっちん!!と跳ねて、
ヴィシアの左の眉頭を直撃っ!!
「うおぉぉぉ~」・・・うめくヴィシア。
「大丈夫かっ!!」・・・半笑いながらも心配するぱぴりお。
それは、サザエさんズの最後の逆襲でありました。
すぐ冷凍庫の保冷剤で冷やしたので、大事には至りませんでしたが、
殺生ということの罪深さを思い知った気分でございます。
それにしても、ぱぴりおでなく、なぜ食べる気もない無実のワタクシに・・・。
石は弱い者を目がけて飛んでいくものである、というのは本当なのですね。
「うまいよ、ふぐふぐ」と熱々のサザエを頬張る
ぱぴりおとしゅんけいを尻目に、「いいもん、後でハーゲンダッツ食べるもん」と
ちょっとすね気味のヴィシアでした。
・・・と思ったら、ぱぴりおがサザエを「食べてみる?」と持ってきました。
気持ち悪いな~、と思ったけど、せっかく持ってきてくれたんだし・・・と、
ほんのちょびっとひとかじり。
そうしたら、ちょっと苦くて、食べたことのない不思議な味がしました。
あんまり好きな味ではなかったけど、ちょっとなら日本酒のおつまみにちょうどいいかな。
ヴィシアとしてはホタテのバター焼きの方がいいなぁ・・・(笑)
百均で買ってみよう。
子供の頃にカニスプーンを知っていれば、フォーを曲げてしまったり、割り箸を折らずに済んだのに...
今度、実家の母に教えてあげようと思います。
うちは面倒だから圧力鍋にすのこしいて圧力かけちゃうんだよ。すぐにできるんだ。(醤油と酒を少し入れるけど)
蓋の端に1ミリの隙間を作って楊枝の先っぽをすかさず突っ込んで「それっ!」ってんで一気にサザエさんを引き出した。そこまではよかったんだよ。
食べてびっくり
「じゃりじゃり、じゃりじゃり」
どっひゃーですわ。
砂だらけ。とても食べられたものではありませんわ。
今まで何個食ってきたかわかんないけど、こんなひどいサザエさんは初めて。
その個体だけかと思いきや、他の3つのサザエさんズもしっかり砂だらけでしたとさ。
なんなの?あれ?
そりゃ、貝だから砂ぐらい入ってるだろうけど、食えないほど酷いのは初めて。
活きながら圧力かけられる身にもなってみろ、ってことなのかね