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モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
猫好きなら、思わずにこにこしながら見てしまう、猫の写真集。
本屋さんにはたくさんありますよねー。
今の時期だと、子猫のカレンダーなども大定番という感じです。
今日は私の一番のお気に入りの、猫の写真集をご紹介しましょう。
ブックマークに入れさせていただいている、chickpeaさんの素敵なブログ「北へ行く猫」のページ左側の下のほう、「ライフログ」のトップでも以前から紹介されているものです。
アメリカの写真家、Tony Mendoza氏が、飼い猫「アーニー」を撮り続けた1985年出版のモノクロ写真集、
「ERNIE: A Photographer's Memoir」。
たった64ページの、薄い小さめなペーパーバックです。
この本は15年以上前に銀座の洋書屋で偶然見つけて買いました。
大切に持っていますが、もうだいぶ黄ばんできましたね。
chickpeaさんの方で紹介されているのは、2001年に出たハードカバー版で、80ページなので中の構成が少し違うようです。
奥に一緒に写っているのは、1989年出版の、アーニーのポストカードブック。
写真集からの抜粋のほか、手前の本には入っていないアーニーの写真も使われています。
この写真集の最大の魅力は・・・そうですね、「決して猫を可愛く撮ろうとなんか思っていない」ってところでしょうか。
トニーさんちでダンボールをかじり、靴下に爪を引っ掛け、
手に噛み付き、穴から片目をのぞかせたり、ものすごい顔で威嚇したり、
スーツケースにはまりこみ、殺した小鳥を見せて自慢したり・・・。
ニューヨークでワシ、のびのび好きに生きとるよー、というアーニーの日々が、ほんとうに等身大に切り取られて本になったっていう感じなんですね。
カメラを全く気にしないアーニーの奔放ぶりに、思わずニヤニヤしてしまいます。
この写真集を買ってから、私は猫を飼ってはいないのですが、もしまた猫と暮らすようになったら、こんな写真を撮りたいなーとずっと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_osusume.gif)
私も可愛いもの好きから抜けられません。
だから目が光ってしまった猫の写真はボツ。
キバが出てるのもボツ・・・・
ただひたすら生きているだけなのにその1つのコマに対して、私1人の感性で、「可愛くないなぁ~」なんて言われたら・・・
猫にしたら「そんなのカンケーね~」かもしれませんね。
茶葉ママさん的選択基準からいくと、”ボツ”写真だらけになるであろう、この写真集ですが、「おじさんと猫」の微妙~な距離感がにゃんともほほえましいんですよ。
おじさんならではの、ちょっとクールでユーモラスな、でも深い親愛の絆を感じる生活のスナップです。
(^^)
ペーパーバックもあるんですね。ポストカードブックがあったとは知らなかった。でももったいなくて使えません(笑)。額にいれて飾れるからいいな。
デジカメじゃなくて銀塩で撮ってるということも、印象を強く感じさせる理由なのかもしれません。一枚一枚を大切に撮って、失敗も含めてそんな写真がやまほど。そこから選ばれた写真ですものね。見てると自分までわくわくしてきます。
ところで、私は果物の皮は剥いてもらいたい派。夫がブドウばかり食べてくれるのはある意味、楽です(笑)。
そちらの更新があったら、コメント欄でひっそりお知らせしようと思っていたのですが(笑)、さっそく読んでいただいて感謝です。
ポストカードは使えないですよね~。傑作写真もちゃんとカードになっていますよ。
私も、「銀塩カメラ感」をとっても感じるところが、味わいのひとつなのかなと思っています。
写真集の中に、トニーさんが自分で焼いた写真を水で洗っているのを、アーニーが見ているのがありますね。
研究で撮影した写真ですが、自分でフィルムの現像からプリントまで、失敗しまくりながら暗室でやった経験が私にもあるので、「そうなんだよね、写真ってこうだったよね・・・」と、思い入れみたいなものが共有できる気がして、わくわくするんですよ。(^^)
ブドウは楽ですよね、洗って供して終わり♪ふふふふ。(笑)