ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

9/13日 くらがり渓谷自然観察会と本宮山 その2:ギンリョウソウモドキ ツルリンドウ クサアジサイ

2015-09-20 07:17:52 | 草花
彼岸入りの今日は、五連休の二日目になりました。この期間中の天気予報は傘マークの無い絶好の行楽日和になっているのではないでしょうか。
小生は例によって、働く人たちの行動の妨げにならないよう、長い休みの期間中は、自宅で静かに過ごすようにしています。
静かにしていて身体がうずうずしてくれば、夏の疲れが去ったということだと思います。
そうなると休み明けあたりから、少しずつ身体を山歩き用に改良していくことになります。

(お彼岸にちなんで彼岸花を末尾に貼ります。)

くらがりの渓谷歩きは上流に進んで行きますが、草花に呼び止められるようにして、ゆったりと歩いています。
タマアジサイ ↓

渓流沿いのタマアジサイはもう終わりになります。



ギンリョウソウモドキ ↓

道端に”ギンリョウソウ”がでてきますが、これはギンリョウソウモドキですね。アキノギンリョウソウとも言います。



ミヤマウズラ ↓

こちらのミヤマウズラは花が終わって、種を作っています。



ベニナギナタダケ ↓

このキノコはベニナギナタダケといいます。(キノコについては指導員から聞いた名前をそのまま書いて行きます。)食用にもなるそうです。しかし、似たもので、カエンダケという強烈な”毒”キノコがありますのでご注意とのことでした。



ツルリンドウ ↓

今年始めて、やっとツルリンドウの花を見ました。



ジョロウグモ ↓

ジョロウグモはちょっとやせたものが居ました。



コアジサイ ↓

コアジサイも種の姿でした。



鮫? ↓

口を開けた鮫のような岩を見つけました。たしか、御嶽飛騨道でもジョーズ岩が有りました。



ミズヒキ ↓

渓流沿いのミズヒキは色鮮やかで、本場モンと言う感じが強いです。



ヘビイチゴ ↓

これはヘビイチゴのようです。噛み潰してもおいしくありませんでした。



キツネノマゴ ↓

今の時季なら、いたるところで見かける季節の花ですね。でも、今回見たのは、ここで一度だけでした。




ヤブハギ ↓

ヌスビトハギではなくて、ヤブハギと言う種類だそうです。今回そう認識して初めて眺めた花です。



クサアジサイ ↓

今が盛りのクサアジサイ・・・・・・、いろんな場面で見かけました。



マツカゼソウ ↓

名前は優美ですが、結構蔓延っていて、「また出たね」と言う感じになっています。



ムラサキニガナ ↓

粗大な草なのに花は小さくて、写真で表わしにくい草ですね。



テンナンショウ属 ↓

これはスルガテンナンショウでしょうか。テンナンショウ属の細分化はお手上げです。



付録:彼岸花 ↓

"曼珠沙華"という別名も、どこか奥が深そうで良い響きですね。
♪西国の畦曼珠沙華曼珠沙華♪  森澄雄
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9/13日 くらがり渓谷自然観察会と本宮山 その1:初めて参加する自然観察会 アケボノシュスランなど

2015-09-19 07:18:36 | 草花
西三河自然観察会という以下の目的を持った機構があります。

(抜粋引用)
愛知県のほぼ中央を流れる矢作川。この矢作川流域を中心とした地域は「西三河」と呼ばれています。
西三河は、豊田市など自動車工業の盛んな都市をいくつも抱え、急速に開発が進んではいます。
しかし、低山から海浜まで連続した豊かな自然環境が残された地域でもあります。

私たち「西三河自然観察会」は、ふだんあまり気にとめることのない、身の回りにある自然に触れ、観察することにより、この豊かな西三河の自然について、多くの人々に関心を持っていただくことを目的としています。 (引用終了)

この会の催しとして「くらがり渓谷自然観察会」と言うものがあり、これは花の無い、1月と2月を除いて毎月第二日曜日に行われているそうです。

9月13日に、今回初めてこの催しに参加させていただきました。
参加する皆さんは植物好きとあって、皆さんよく勉強していて、和気藹々の場でありました。
初参加の小生もすぐに場に溶け込めることが出来、楽しい時間を過ごせました

実際に歩いたコース ↓

これまでの小生の行動パターンは山の頂上を目指すものでしたが、今回は渓流沿いに植物を観察していくというものですから必ずしも山頂を目指すものではありません。
今回は観察会の途中で強い雨に降られて、皆さんが引き返したので、小生はそこで別れて、山頂まで行って来ました。



断面図 ↓


参加者 ↓

午前9時にくらがり渓谷入口ゲート前に皆さんが集まっています。
黄色のシャツは植物担当の石黒指導員、右端の男性はキノコ担当の馬場指導員でした。


ヤマキツネノボタン ↓

小生はやはり植物のほうに興味が傾き、石黒指導員を頼りにして行きます。
道端に小さなキツネノボタンが出て来ました。


ヒメキンミズヒキ ↓

渓谷沿いは、ヒメキンミズヒキが多くありました。


キミズ ↓

小生のうろ覚えであぶなかしいのですが、これはキミズだったように思います。



ヒメガンクビソウ ↓

こちらはヒメガンクビソウ・・・・・・新しく聞く名前がドンドン出てきます。



ガンクビソウ ↓

これは普通にガンクビソウ。



シュウブンソウ ↓

地味ですが、この季節の名前を冠する秋分草です。



アキノタムラソウ ↓

こちらは花のつき方が悪いですが、アキノタムラソウですね。



クサアジサイ ↓

クサアジサイは花の時季ぴったりでした。


ショウジョウバカマ ↓

花はつけていませんが、群生といってよいと思いますが、随分株が集まっていました。


キッコウハグマ ↓

これは閉鎖花が多いのですが、花の時季には少し早かったようです。



アケボノシュスラン ↓





二週間経っても未だ花を開いては居ませんでしたが、辺りを探すと花開いたものも見つけられました。
参加者が多く居ますので探す目の数も増えて、一人では探せない花も見つけ出してしまいます。
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9/5日 蒲郡郊外・相楽山の秋花(下=最終記事):赤とんぼ ミズヒキ コウヤボウキ ゴンズイ

2015-09-18 07:11:45 | 草花
九月五日にこの山に入ってから、もう二週間近く経ってしまいました。
鮮度が命の花便りで、遅れを申し訳なく思う気持ちは持ち合わせていますので、どうか適当に流して読んでやってください。

この山に来たのはツルニンジンの花を見たかったからでしたが、かつてあれほど群生していた株は、その場所に行っても全く見ることが出来ませんでした。
その場所は、やや暗くなっていて、何よりも光を好みそうなツルニンジンにとってはとても生育できるような環境からかけ離れてしまっていました。

見落としが無いか、もう一度探しなおしましたが、どんなに探しても見つけることは出来ませんでした。
ジイソブ(ツルニンジンの別称)もまた小生から遠のいてしまいました。

蒲郡方面 ↓

蒲郡方面に眺望の利く場所があり、そこに行ってみます。
海に浮かんだ小さな丸い島は”竹島”といって、特異な植生を持つことから、島全体が国の天然記念物に指定されています。


赤とんぼ ↓

見た最初はショウジョウトンボかと思い、撮りましたが、そうではありませんね。



オミナエシ ↓

これはあとから聞いたところによると、自生のものではなくて、以前植えたものが残っているようです。
ややこしいですね。



サルトリイバラ ↓

青い実が赤く色づくまで、未だ大分日数が必要のようです。



オオバノトンボソウ ↓

花は終わっていて、株を見るだけです。



ノギラン ↓

やや湿り気のある山斜面にノギランがまとまってあります。



キンラン ↓

キンランも出てきますが、株だけの姿です。



ミズヒキ ↓

自然の中で見るミズヒキはのびのびとして見えますね。


フジ ↓

フジは豆の莢を垂れ下げていました。



タラノキ ↓

タラの木は高いところで花を咲かせています。


ヒツジグサ ↓

池にはヒツジグサが沢山花をつけています。


コウヤボウキ ↓

林縁ではコウヤボウキに花が付いて来ました。



イソノキ ↓

イソノキは実を赤くしています。このあと熟して黒紫色になります。



広場 ↓

山上にこんな空地があり、そこにこんな建物があります。雨天にも集える多目的の覆いでしょうね。



ゴンズイ ↓

ゴンズイに赤い実がたくさん見えます。赤いものは外皮で、中にある種は真っ黒です。



ナガバヤブマオ ↓

林道の日当たりの良い場所で蔓延っていました。



タラヨウ ↓

これも植栽ものですね。ややこしいのでこういうことは控えて、自生のものだけで公園を形作って欲しいと思いますが、植えてしまったものは仕方がありません。
タラヨウは葉書の木とも呼ばれていて、木の葉に硬いもので字を書くように強くなぞると、やがてその文字が葉に浮き出てきます。
葉を2枚ほど頂いて帰り、孫に見せてやることにします。
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9/5日 蒲郡郊外・相楽山の秋花(上):キツネノマゴ アキノタムラソウ クズ シラヤマギクなど

2015-09-17 07:15:34 | 草花
大分古くなってしまいましたが、この5日に山の神様と、低山を散策して来ました。
まだ日陰の恋しいような日だったと思いますが、それでも焼け付くような暑さではなかったと記憶しています。

我が家から蒲郡の郊外まで走るとなりますと、一時間以上も掛かりますので、それなりの覚悟をして出かけることになります。(・・・・歳ですね)

現地に着くと、山の神様は早速日除けに傘を差します。午前中から日差しはしっかりしていますが、山地に来ていますので、地面が焼けるようなことはありません。

キツネノマゴ ↓

足元にキツネノマゴが咲いていました。夏が終わりつつあることがこういう草花でも実感できます。



ツルボ ↓

拙庭でも咲きますが、自然のものと比べると、風格が桁違いに劣るということが分かってしまいます。



ワレモコウ ↓

ここで見たワレモコウはまだ赤味が少なく感じました。これから吾も吾もと紅色になってくるのでしょうね。



オニドコロ ↓

オニドコロは暑苦しく自分に絡んでいました。



アキノタムラソウ ↓

夏の入口からこの花を見ていますが、こういう姿を見るにつけ、やはり今からの花だと思います。



イヌザンショウ ↓

花の少ないときですので、こういうものにもお付き合いして行きます。



ハナゾノツクバネウツギ ↓

これは植栽ですね。もともとある自然の状態で充分なのですが、この山では公園化されていて、こういう植栽ものが混じり、混乱させられます。



ヒヨドリバナ ↓

この場所も人手が遠くなり、草茫々と言うところが増えてきました。「費用対効果」で物事を測ったらこういう場所は真っ先に経費を削られるターゲットとなりましょうね。
設置目標をきっちり定めてこの山域の公園化を図っていたら、こういう荒れ方にもならなかっただろうに・・・と思います。



ヤブラン ↓

これも植栽ものでしょうか、荒れ始めた山にあって、元気が有り、異彩を放っていました。



クズ ↓

草地を覆う代表選手ですね。そのやかましい存在とは裏腹に、花には芳香があります。



アキノノゲシ ↓

大きな背丈の草なのに、小さな花をつけています。



(キバナ)ガンクビソウ ↓

今回はこの花を良く見ました。



サジガンクビソウ ↓

地際の葉っぱがロゼットになっていて匙形に見えたのでしょうね。タバコの雁首とスプーンとではミスマッチのような気がします。



キンミズヒキ ↓

今、この花はあちこちで盛りを迎えています。



シラヤマギク ↓

花びらが欠けたような姿で、野趣があります。
葉は著しくザラついていて面白いですね。



フユイチゴ ↓

今つぼみがついていて、冬に小さな実をつけてきますね。




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秋の気配が少しずつ濃くなって来ました。

2015-09-16 07:19:55 | 草花
このところ朝の気温が下がってきていて、その意味では大分秋めいて来ました。
山の高いところでは、高山植物はもう終焉になっているのではないでしょうか。
そして、いよいよ紅葉を迎えることになりますが、さすがに紅葉までにはまだ早いのでしょうね。

13日の日曜日に、西三河自然観察会が主催する、月に一度の定例の”くらがり渓谷観察会”に参加しました。
こういった催しにはなかなか参加できなかったのですが、膝と腰を傷めて、ハードな山行が出来ない今ならチャンスと思って、仲間に入れてもらいました。

そのときの成果については3日あとから、レポートするつもりですが、和気藹々の雰囲気の中、とても勉強になったし、楽しい時間をすごすことが出来ました。


拙庭で、秋の気配を草花から感じ取っています。
曼珠沙華 ↓

彼岸花が花の穂を上げて来ました。
毎年、丁度お彼岸頃に咲かせるのですから、まるでマジックショーみたいですね。



エビスグサ ↓

どこかから種を頂いてきて、庭にばら撒いておいたところ、毎年花を咲かせます。
北米原産で、種は決明子(けつめいし)といって便秘や排尿障害・高脂血症・高血圧などの生活習慣病の予防や改善に効果があるとされています。



イヌマキ ↓

”イヌマキ”としてひと括りで呼びますが、実のでき方を見ると、イヌマキの中でも未だ区分けが必要かもしれません。これはゆっくりと実を作っていくタイプのようです。



トウガラシ ↓

”とんがらし”が艶つやした良い色に仕上がってきています。



シュウメイギク ↓

シュウメイギクのつぼみが大きくなって来ました。
シュウメイギクはキンポウゲ科イチリンソウ属で、菊ではなくてアネモネの仲間です。
昔、中国から入ってきたものですね。



ハラビロカマキリ ↓

孫と庭で遊んでいてこのカマキリを見つけました。
さっそく捕獲して、ガラスのボールに入れて観察開始です。
庭の害虫であるバッタを捕まえ、カマキリのいる中へ入れたところ、さっそく捕まえて頭から食べ始めました。
この光景を小さい子供に見せるのも、残酷すぎる気がしましたが、自然界で当たり前に行われていることですので、この際、しっかりと見るように仕向けました。
バッタをもう一度、(二匹目を)入れましたが、完食していました。
食後、カマキリを外に放してやったのは言うまでもありません。
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