ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/25 白山スーパー林道ウォーク 石川県側から その2:ミヤマキケマン オニグルミ ヒメウツギ ニワトコ 

2013-05-31 07:22:06 | 草花
バスは名古屋駅前を7時20分頃に出発しましたが、途中でトイレ休憩や弁当の積み込みなどで何度か停まりながら、石川県側からの林道歩きの基点の一里野に着いたのは12時10分頃のことでした。実に5時間近くもバスに乗ってやってきたことになります。
ここで添乗員から、帰りのバス出発時間が15時45分と決められました。
これによって林道歩きに割かれる時間は3時間35分ということになりました。
バスで5時間かけてやっとここまで来ても、林道内を歩ける時間はたったの3時間35分しかないのです。
林道歩きの地図再掲 ↓

私たちの一団は、一番左の自然保護センター中宮展示館の前から歩き始めて、一番右のふくべの大滝まで歩き、そこから来た道を戻ることになります。



今回の基点 ↓

歩く速さは人それぞれですので、全く自由にばらばらに歩いて行くことになります。
私達夫婦は写真を撮りながら、緩慢な速度で歩いて行きますので、当然ビリとなります。
早い人は、まるでトレランのように、早々と姿を消していきますが、大概の人は、気ぜわしくこの緩い登り勾配の道に、まるで挑みかかるようにして、歩いて行きます。



ミヤマキケマン ↓

ミヤマキケマンが身近なところにありました。



オニグルミ ↓

谷川沿いの道ですので、オニグルミも早々と姿を見せます。



ヒメウツギ ↓

ここではヒメウツギが、ウツギ陣のトップを切っています。



ニワトコ ↓

山側の斜面にニワトコが咲いています。こういうものにいちいち反応していくわけですから、バスの団体の中では一番ビリになるのです。


オオイタドリ ↓

日本海側で多く見るオオイタドリです。葉の基部がハート型になりますね。



ラショウモンカズラ ↓

今年は初めて見たような気がします。



ハシバミか?

山側斜面で、こんな花を見ました。ハシバミあたりでしょうか。



マルバアオダモ ↓

崖の下では、この花があちこちで沢山咲いていました。



林道風景 ↓

このあたりでは人々はどんどん先に行ってしまい、私達夫婦はその最後尾をますます離されて歩いて行きます。小生は写真を撮るのに忙しくて、山の神様には単独で歩いて行ってもらうようにしますが、その後姿からもどんどん遅れます。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/25 白山スーパー林道ウォーク 石川県側から その1:電車で名古屋駅まで行き、バスで出発 九頭竜まで

2013-05-30 06:51:51 | 草花
5/25日にバスツアーに参加して白山スーパー林道ウォークというものをやって来ました。
白山スーパー林道は皆様がご存知のように、昭和52年8月に開通した全長33.3kmの有料道路ですが、ここは歩行者や二輪車は通行禁止となっています。
しかし、毎年、歩行者天国のように特定の日に限り、林道ウォークを楽しめる日を設けてきたようです。
今年はそれが5月の25日と26日であったようです。この日に限定して、林道の岐阜県側と、石川県側の両端から一定区間を歩けるようになるのです。
今回は石川県側から、7.5km先のふくべの大滝までピストンして来ました。そのレポートを7回に分けて緩慢に進めて参ります。どうかのんびりとした気持ちでお付き合いください。

地図で位置確認 ↓



林道ウォーク部分の地図 ↓



JR電車内 ↓

今回は山の神様と二人連れです。まずは名古屋駅の集合場所まで、JR電車で向かいます。



名古屋駅西地下街の集合場所 ↓

名古屋駅西口の地下街の決められた場所には沢山の爺婆参加者が集まっていました。


バスに乗込み ↓

点呼を取った後に添乗員さんに連れられて、バスに乗込みます。画の一番奥に小柄な女性添乗員とその左に長身のバス運転手が写っています。



東海北陸自動車道の瓢ヶ岳PA ↓

最初のトイレ休憩地がここでした。以後、およそ1時間半位の間隔でトイレ休憩が入ることになります。 この間隔は長時間のバス移動の中で大変絶妙だと感じました。


タニウツギ ↓

道路工事で待機中のバスの車窓の外にはタニウツギが咲いていました。


九頭竜湖 ↓

天気予報に反してやや重い空模様を、ダム湖は映し出しています。



九頭竜ダム ↓

ロックフィルダムの九頭竜湖がかなりの大きさで迫ってきます。(バス移動中に撮りました)


道の駅九頭竜 ↓

(ネット記述より抜粋):道の駅」九頭竜は、駐車場を取り囲むように、JR越美北線・「九頭竜湖」駅、映像ソフトにより観光情報と休憩コーナーを提供している「ふれあい会館」、産地の特産品コーナー「生産物直売所」など便利な施設が集合しています。(引用終了)
ここでは、この恐竜が咆哮しながら、かなりリアルに動きます。迫力のある眺めでした。


道の駅九頭竜 ↓

「道の駅九頭竜」のシンボル:(以下はネット記述よりの引用です)
ティラノサウルス科恐竜の歯の化石が1996年に旧和泉村で発見されたことにちなみ、2000年に登場しました。親恐竜は全長12メートル、子は4.6メートル。冬場は降雪を避け屋内に移動し、塗装などのメンテナンスを受け、春になり保管されていた倉庫から定位置に戻されると親子恐竜はうなり声を上げ、首や前脚、しっぽを動かします。(引用終了)
小さな子供が、か細い声で「怖い!」と言って親にしがみついていたところを見ると、かなりの出来栄えなんですね。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/18 新緑の三ツ瀬明神山 その7(最終):しゃくなげ尾根を歩き終わり下山、湖岸に戻る

2013-05-29 07:22:24 | 草花
今回のレポートで、このシリーズは、終わりになります。
この記事では、シャクナゲ尾根の後半部分で出会った景色を、出現順に綴っていきます。
その前に特筆すべきは、このシャクナゲ尾根というところは、長い距離に亘り、ホソバシャクナゲシャクナゲがそれこそ何度でも出てきて、それに目を奪われっぱなしで歩いて行けるという、なんとも贅沢極まりないコースなのです。

蕾のものも ↓

シャクナゲの花にはやや遅かった、とは言いながらも、沢山この株に出会った中で、未だ蕾のものにだって出会っています。



色の薄い花 ↓

これは色の薄い、優しい感じの花です。


ヤブコウジ ↓

シャクナゲと比べると見劣りするかもしれませんが、こんな小さな実をつけたヤブコウジも出てきました。エネルギー切れを感じて、非常食の乾パンを水と一緒に飲み下します。
その都度元気が回復するようです。(今のところ糖尿病とは縁がなく暮らしていけそうです。)



ヒカゲツツジ ↓

ついにヒカゲツツジの花を見つけました。ヒカゲツツジの花には遅すぎるほど遅いのですが、自然の神様は、”例外”という素敵な配慮を見せてくれました。



宇連山は入日の方角 ↓

時刻は5時半少し前ですが、日は大分傾いて来ました。今回も新城市内の交通渋滞に遭わぬように、下山時間を思いきり遅くにずらしながら歩いています。
宇連山は、丁度逆光線の方角にあります。



ここでも岩尾根 ↓

このシャクナゲ尾根でも岩場が有り、緊張を強いられる場面は出てきます。
雨で足場が濡れていれば、怖いだろうなと思えるところもありますね。


入道岩(仮称です) ↓

これは小生が勝手に名付けた岩で、公認の名前ではありませんので、ヨロシクです。
本当は直感的に「タコ岩」でしたが、そこは山らしく、入道坊主のほうに変更しました。



カマツカ ↓

カマツカの、パッチリと咲いたところに出会いました。


ハイノキ ↓

登山道上に白い小さな花が散り敷いています。見上げるとこの景色がありました。



ハイノキ(近写) ↓

近寄って花むらを撮ります。 そろそろ薄暗さを感じ始めますね。時刻は17時52分です。



まだヤブツバキが咲いていた。 ↓

薄暗い先に赤い色が見えます。まだヤブツバキの花が咲き残っていたのですね。
流石にフラッシュが焚かれました。この時は18時12分ですが、時間的な焦りは全然感じてはいません。



オオバノトンボソウ ↓

斜面に、オオバノトンボソウが、かなり大きくなった姿を見せています。


下山 ↓

18時26分に下山できました。この日の日没タイムが18時50分ですのでまだ間があります。
日は山の端に沈んでいますが、明るい中を車道歩きして、駐車位置まで戻ります。


総歩行数 ↓

歩くことおよそ10分で、車を置いた場所に戻りました。大汗かいた体を拭き、着替えをしてから帰路につきます。途中でガソリンを補給して、家に着いたのは午後9時丁度頃でした。



※付録:獅子岩 ↓

去る3日に、県民の森をシャクナゲ観賞の山行をした時に、最後の立ち寄り先が「獅子岩」の断崖絶壁の岩舞台の上でした。
その獅子岩を、帰路の国道上で良く見える場所がありましたので、車を止めて319mの高度差を見上げました。
獅子が左を向いているように見えますでしょうか。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/18 新緑の三ツ瀬明神山 その6:六合目、胸突き八丁、鬼岩乗越を経てしゃくなげ尾根に入る

2013-05-28 07:29:40 | 草花
今回の山行でもひと筆書きに拘っていますので、ややエキセントリックに傾いたコース設計になっています。
山中で出会った人とコース情報のやり取りをする中で、お互いの地図を出して話をした時に、小生の歩くコースを見て、「うヘぇっ~!?」というような顔をしていました。
その人にとっては、それだけ、つまらない回り道や、遠回りが盛り込まれていたようなのです。
今回のレポートの中では鬼岩から先のしゃくなげ尾根歩きは冗長で、あるいは蛇足だったかもしれませんが、山歩きは多彩な要素を含有するものですので、いろいろなことを体験するのも「山の楽しみ」ではないかと思っています。

チゴユリ ↓

こういう高さですので、まだチゴユリの良い姿に出会えたりします。


六合目分岐点 ↓

六合目の分岐点に来て、ここで三ツ瀬への道から離れて、これから胸突き八丁の急坂を鬼岩乗越目指して下って行くことになります。


シロモジの葉 ↓

今回の山行では朝食と昼食を全てパン食で賄ってみようと考え、カレーパンやピザパン、コロッケパン、ハンバーガー風のパンなどを買い込み、早い時間のうちに全て食べきってしまい、カロリー切れで眩暈じみたものが出て来ました。
やむなく非常食のカンパンに手をつけてしまいました。
ぱさぱさの乾パンを、水で咽喉に流し込む目の前に、シロモジの特徴的な葉が見えていました。



イワタケ(岩茸) ↓

イタヅラ心でちょっとコースをはずして歩いてみたら、とんでもない危険な場面に出遭い、尻尾を巻いて退散します。その断崖の岩には岩茸が着いていました。


シキミ ↓

元の道に戻り、急坂を下りますが、その道沿いにシキミが数多く姿を見せてきます。
花の付いた株を探しますが、ついに一輪も見つけられませんでした。


ヒカゲツツジの花の後 ↓

痩せた岩尾根を歩く場面で、今山行中一番ヒカゲツツジの密度の濃い場所に入りました。
ここで、咲き残りの花がないか探しながら歩きますが、それはなくて、花の済んだあとのこんな姿なら見られました。


鬼岩乗越 ↓

そうこうするうちに鬼岩乗越に着きます。ここでメーンのコースからまた分岐して、鳳来寺湖を目指す冗長な”しゃくなげ尾根”に分け入ります。



イワナンテン ↓

岩陰にイワナンテンが着いています。良く見ると先端に花の蕾をつけていますね。
花の咲いた姿を見たことはありませんが、今、公園などに植栽されて、流行の感があるアメリカイワナンテン(または西洋イワナンテン)と比べるとずっと渋くて、控えめですね。


マツグミ ↓

稜線の脇で、岩の飛び出した絶壁がありましたので、リュックを置いてその岩の上に行ってみました。そこは断崖絶壁で、相当怖いところでしたが、岩に齧りついていたら、横っちょの鼻先にヒメコマツの木が有り、その枝に宿り木のマツグミが着いています。
そして、そこに小さな赤い実が着いているではありませんか。この実を試食してみたい、と長い間念願していましたが、ずっとその機会が有りませんでした。
今回は千載一遇のチャンスです。
怖い思いを堪えて手を延ばして、実を取ろうとします。


マツグミの実 ↓

一粒だけ実を取る事ができました。まずは撮影タイムですね。そして、長い間渇望していた試食タイムがやって来ました。
口に含んで噛み潰してみると、矢張り見た目のような甘さが有りました。
酸味と渋みは感じません。さて、種が木の枝に粘りつくとか言う、その粘りについてですが、あまり感じませんでしたね。
僅かに「ぬるっと」する感じはありました。


コウヤマキ ↓

この特徴ある長い葉はコウヤマキではないでしょうか。”〇〇マキ”と言う名前ですのでマキ科と思いきや、これはスギ科でした。


鳳来寺山 ↓

歩く方向は鳳来寺山に近づくような向きになります。



乳岩峡への分岐点 ↓

ここでまた、乳岩(”ちいわ”と読みます)への道を分けて、いよいよ静かな山道となっています。


ホソバシャクナゲ ↓

しゃくなげ尾根と名前を付けるだけあって、実にしばしばしゃくなげの花を見ます。花の盛りを過ぎてはいますが、花が沢山ありますので、選り取り見取りで、気に入った姿にだけ近付いています。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/18 新緑の三ツ瀬明神山 その5:馬の背岩を通り、尾根を南下していく

2013-05-27 06:43:19 | 草花
九合目の痩せた岩稜帯を慎重に通過していきます。
この記事では八合目の馬の背岩で眺望を楽しんだあと、七合目辺りまで、目の前に現れる植物を楽しみながらゆっくりと歩いて行くところをレポートします。

緑の中 ↓

九合目の痩せ尾根の岩の間から下を見ると緑滴る光景がありました。



馬の背岩 ↓

馬の背岩に到着。ここでは上手く写真に表せなかったのですが、岩の上を10メートルほど進むことになりますが、その間左右の両側がスッパリと切れ落ちていて、ドキドキ感があります。
ここからの眺望は相当なものなのですが、この日は遠くまでは見通しが得られません。


鳳来湖 ↓

やむなく近場の眺めだけでもご案内いたしましょう。これは眼下の鳳来湖です。



鳳来寺山 ↓

鳳来湖の向こうに鳳来寺山が聳えています。



宇連山 ↓

ここでは、鳳来湖の右手に宇連山が見えてきます。


西峰 ↓

ここまでくると午前中に歩いていた西峰の方向も見えてきます。



鉄梯子 ↓

馬の背岩からはこの鉄梯子を使って稜線に下ります。


コバノガマズミ ↓

標高1000m近い稜線ではコバノガマズミは未だ蕾でした。



イワカガミ ↓

道の両側にイワカガミの美しい花の群生が見られます。これまでにもぽつぽつとイワカガミの個体は出て来ていましたが、花はつけてはいませんでした。
ここで初めて花の付いた株を見ることが出来て、やっと胸のつかえが取れました。



ホソバシャクナゲ ↓

山頂付近では、一時的に姿が途絶えていたホソバシャクナゲですが、また姿を見るようになりました。このあとは下山近くまで、実に頻繁に姿を現してきます。
この山もホソバシャクナゲの宝庫といえると思います。



鎖の場所 ↓

この尾根では、途中の岩場で、鎖の付いた箇所が何箇所か出てきます。こういう配慮は大変ありがたいことですね。



ツルリンドウ ↓

ツルリンドウも時々見かけてきました。花の時期はもう一月くらい後になるのでしょうか。



ミヤマシキミの実 ↓

ミヤマシキミの株も度々出てきていますが、実の付いたものを写したくても、それがなかったのでずっとやり過ごして来ました。この姿は今山行中唯一、実の付いた姿なのでした。


ミヤマシキミ ↓

もう花には随分遅かったのですが、一応残り花がありましたのでお付き合いしておきます。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする