ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

08/31日 東三河山裾の花めぐりその10 雨生山・金山山麓(下・最終記事):ユウスゲ エンシュウハグマ 

2015-09-15 07:10:53 | 草花
「東三河山裾の花めぐり」ということで、5箇所をまわり、記事は10回続けて来ましたが、この記事にて最終となります。
東屋周辺を、花を探しながら、ぐるっと回っています。
今回は、この東屋を最遠点と定めて山入りしていますので、ここを見終わったら、下山することになります。

サワシロギク ↓

サワシロギクは日当たりの良い酸性の湿地に生育する、日本の特産種です。
これは蛇紋岩地に特化した、シブカワシロギクかもしれません。シブカワシロギクは絶滅危惧ⅠBで、サワシロギクの変種とされているものです。


オミナエシ ↓



本日二度目のオミナエシです。この山ではほかの場所でも見ることが出来ます。



ウツボグサ ↓

ウツボグサはもうすべてが、夏枯草(かごそう)の状態になっています。



ワレモコウ ↓

ワレモコウにバッタがついています。



オケラ ↓

オケラはまだ花の時季ではなくて、青いつぼみの姿でした。



ユウスゲ ↓



山上にきたら花に間に合いました。 でもそろそろ終わり花が近いようです。



吉祥山 ↓




本宮山 ↓

吉祥山・本宮山を眺めてから、東屋の立つ場所を離れて、山を下って行きます。



キンミズヒキ ↓



来るときに素通りしてきた花に、ちゃんと挨拶していきましょう。



エンシュウハグマ ↓



ここのエンシュウハグマは、ほかの草に埋もれ始めました。付近を草刈しないことには絶えてしまうことでしょう。
エンシュウハグマは、本来もっと日陰の木漏れ日くらいの光量を好むようですから、日当たりの良い、ここでの生育は無理があるようです。
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08/31日 東三河山裾の花めぐりその9 雨生山・金山山麓(中):アキカラマツ キキョウ コガンピ 

2015-09-14 07:14:27 | 草花
雨生山・金山の山裾に来たのは、目当てにしている花があったからです。
その花の情報はこの地に住む山のお友達から得ていましたので、期待しながらやってきたのです。
今回は家を出てから、途中で4箇所にわたり花めぐりをして来ましたが、目当ての花は、早い・遅いはありましたが、すべてクリアして来ました。
この場所で最後のものに出会えると思うとワクワクします。

サジガンクビソウ ↓

”世界桜の園”へ行く山道を登っていますが、今回はそこまでは行かないつもりです。
途中の山斜面で、サジガンクビソウを見つけました。


イヌザンショウ ↓

途中で分岐が有りましたので、いつもは歩かない稜線の道を歩くようにしました。
イヌザンショに花がきています。花には蜘蛛の糸が張られ、セセリチョウでしょうか上に乗っています。



アキカラマツ ↓



今の季節の花が咲いてきています。地味に咲きますが、趣きある姿に思えます。



ムラサキセンブリ ↓

ムラサキセンブリは株がキッパリと立ち上がっていますが、花までにはあと40~50日は必要でしょうね。



東屋 ↓

稜線歩きを続けると東屋に行き当たります。ここは下の眺めの良いところで、付近に素敵な花たちが咲くこともあって、ちょっとした休憩地点になるところです。
今回の訪問では、ここを最終地点と定めてやって来ました。



キハギ ↓

ツートンカラーの萩はキハギですね。


雨生山 ↓

東屋からは雨生山が良く見えています。



キキョウ ↓









この場所に来たのはキキョウの花が目当てでした。花の時季にはやや遅かったようですが、それでも
綺麗な花が残っていて、心うきうきと花めぐりを楽しみました。
一番下では一株に5輪も花をつけています。


コガンピ ↓



キキョウ探しの合間にときどきコガンピも姿を見せてきます。
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08/31日 東三河山裾の花めぐりその8 雨生山・金山山麓(上):"世界桜の園"山裾の草花

2015-09-13 07:15:34 | 草花
本宮山から下りて、今日5番目の訪問地、雨生山・金山の山麓を目指します。
およそ30分弱走り、目的地に着きました。
田圃のあぜ道に車を止めると、目の前に早くも沢山の草花が見えてきました。
山の中に入るよりも、人出の入ったこういう場所のほうが却って草花が多く咲くと言うことは良くあることですね。
あぜ道で写真を撮っていたら、軽トラックで通りがかったお百姓が話しかけてきました。
お百姓が山裾を適宜刈り入れてくれているお陰で、以下のように山裾の豊かな植生が保たれているのです。

ノアズキ ↓

本宮山岳麓の足山田でも見ましたが、ここでもノアズキに出会います。



ワレモコウ ↓

今の時季なら野原歩きでは、必ず出会いますね。



ツリガネニンジン ↓

さすがに山裾の農道際です。いろいろなものが咲いています。


アザミ ↓

農道際のやや湿り気のある場所で咲いていました。


ツルボ ↓

これも湿り気を感じる斜面で咲いています。



シモツケ ↓

シモツケは農道脇で早くも見られました。適度に手入れのされた場所の植生の豊かさは、凄いものがあります。



ユウスゲ ↓

ユウスゲは実を作っている姿でした。拙庭でついこの間まで咲いていましたので、こちらに来れば花を見られるかもしれないと、期待していましたが、この姿になっていたのでやや気落ちしました。



サワヒヨドリ ↓

こんな花まで農道際で咲いています。



サルトリイバラ ↓

藪漕ぎでいつもいじめられるので、これはあまり歓迎できませんが、これとても自然の中の一員ですね。



キツネノマゴ ↓

キツネノマゴも平らな場所で見かけました。


ヤブラン ↓

これは人家の跡地のような場所で見かけました。



キンエノコロ ↓

登山口へのアプローチで穂が上がっていました。



山の入口 ↓

ここから”世界桜の園”へ登って行きます。


ノギラン ↓

山道に入り、山斜面側にノギランが時々現れます。
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08/31日 東三河山裾の花めぐりその7 本宮山表参道(下):馬の背・日月(ひづき)岩・ミヤマウズラ

2015-09-12 07:14:10 | 草花
この本宮山の表参道歩きでは、ミヤマウズラの花を見つけたらそこで引き返すつもりでした。
しかし、最初に出会ったひと花が貧弱でしたので、もう少しきちんとした、この花らしいものに出合うまで、山道を登っていくことにしました。

ウォーキングで人気の山ですので、沢山の人たちとすれ違います。その人たちにミヤマウズラの花情報を聞いて行きますが、殆どの場合は花に無関心の人ばかりでした。
そこで、自分の直感を頼り、このあたりならば咲いて居そうだ・・・・というところをその都度調べていくことにしました。


急登 ↓

林道との交点から山道は、岩石帯の急登が始まります。



センチコガネ ↓

土の上にセンチコガネの美しい姿が見えました。ちょっと元気が無かったかな?



馬の背岩 ↓

急登は未だ続きます。 このあたり一体を馬の背(岩)と呼んでいます。



梯子岩 ↓

次に階段状の場所が現れました。ここを梯子岩と表示されていましたが、近年つけた名前かもしれません。


蛙岩 ↓

どう見てもカエルに見えなかった、蛙岩でした。この横に休憩用の東屋が作られていました。



日月(ひづき)岩 ↓

岩に「日月」と彫られたということでしたが、「日」の字が分かりません。
筆跡は弘法大師によるとのことですが、それが何か?・・・・の世界でした。


ミヤマウズラ ↓









道からはずれて、ここなら有りそうだ、と言う場所を攀じていきますと、求めていた花姿にやっと出会えました。今度の株は申し分ない花姿を見せています。
ミヤマウズラはラン科シュスラン属の地面に生える常緑の草です。
シュスラン属ですので葉にふかふか感があり、草の高さは10センチ以内であり、コンパクトで、葉に芸のあることから、愛好家により、乱獲の対象になっています。
現に、この山のものも激減していて、「絶滅危惧」のような状態です。
欲しいから持ち帰るという、幼児のような短絡的な悪い癖はぜひ直して欲しいものです。


28丁目 ↓

石柱に「廿八町」とあります。 懐かしい字が使われていますね。
そろそろ引き返すことにします。

林道交差 ↓

馬の背を下り、林道と交差する場所に戻りました。本当は林道のほうを歩きたかったのですが、新東名高速道路関連の工事中なのでしょうか、通行止めとなっていますので、往きに使った山道で戻ります。



下山 ↓

山から下りて、次なる最後の目的地雨生山・金山の山麓を目指して、車で走ります。
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08/31日 東三河山裾の花めぐりその6 本宮山表参道(上):赤いキノコ 花が少ない

2015-09-11 07:13:33 | 草花
茨城県と栃木県の豪雨による水害状況を昨日午後TVでリアルタイムで見ていて、水の力の凄まじさをつくづく思い知らされました。
一夜明けた現在でも雨雲は、宮城県・岩手県方面に移動し、その地を大雨特別警報の状態にしているようです。
自然の力の凄さにただただ恐れおののくばかりで、被災された方たちにはお気の毒で、言葉の掛けようもありません。
これは決して他人事ではありません。せめて、行政のほうで被災者の皆様に対して、現実的に手厚くケアして欲しいと願うばかりです。


ナンバンギセルとオミナエシを見て、足山田から本宮山の表参道の登山口に来ます。

入口のところに、「日帰り温泉本宮の湯」という温泉施設が有り、こちらの駐車場が満車状態でした。
本宮山登山の終わった人たちが、掻いた汗をここで流してから帰途につく、と言う定番のコースになっていますから、ここの駐車場が一杯になっているということは下山した人たちで、いま、この温泉内は賑わっているということなのでしょうね。

時刻は午後一時を回ったところです。小生にとっては本日4つ目の訪問地となります。
この表参道は本宮山の砥鹿(とが)神社奥宮まで行く参詣道であり、現在は登山道にもなっています。

今回訪問の目的は道沿いに咲くミヤマウズラを見るためですので、その花を見たら引き返してくるつもりでいます。

本宮山表参道登山口 ↓





参詣道イコール登山道になっていて、道端に「丁目」あるいは「町目」表示の石柱が立っています。
歩き始めのこの場所は一丁目になっています。
ちなみに山上の砥鹿(とが)神社奥宮は50丁目になります。



歩き始め ↓

始まりは赤味がかった地面に露岩が有り、足場に細い丸太を横に寝かしてステップを作ってある、
やや広めの登山道(参詣道)でした。



五丁目の”シンボル”(きのこ) ↓

五丁目の石柱の元に”シンボル”がチン座しています。



沢山出たキノコ ↓

樹幹に刺さったように沢山のキノコが出ています。カワラタケでしょうか。



赤いキノコ ↓

色の赤いキノコが出てきます。



アベックきのこ ↓

すぐ上のものと同じ種類でしょうか?アカタケではないかと思いますが、毒キノコですね。



登山道 ↓

道がやや抉れて来ました。



オオバノトンボソウ ↓

オオバノトンボソウの株を見つけましたが、花は終わっています。


ミヤマウズラ ↓



やっとミヤマウズラを見つけましたが、株全体が弱弱しくて、花の姿も元気が有りません。
これでは不満足ですので、ここでは引き返さすに、ミヤマウズラ探しを続けます。



林道との交点 ↓

やがて登山道(参詣道)と林道がクロスする場所に来てしまいました。ここは21丁(町)目で、この山でミヤマウズラ探しがこんなに長引いたのは初めてのことです。
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