ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

9/13日 くらがり渓谷から本宮山 その7(最終記事):渓流を見ながら下山。

2015-09-25 07:19:07 | 草花
くらがり渓谷で自然観察会に参加して、植物とキノコ類を勉強させてもらい、途中で雨に遭って観察会は解散になりましたが、小生はそのまま山の上まで歩き続けて、山上を一回りして、往きに通った道を使って山道を下って来ました。

この時はその日までに適度な降雨があったお陰で、渓流は水量豊かであり、如何にもくらがり渓谷らしい眺めが作られていました。
この記事で本宮山シリーズの最後となりますが、ここではそんな景色をいくつか入れてレポートします。

ナガバヤブマオ ↓

葉の大きさは長径で25センチを超えるものもあります。



ウリノキ ↓

見覚えのある葉でしたので、実がついていないかと探しましたが、見つけられませんでした。



コアカソ ↓

コアカソは木本で、アカソは草本であると聞いていましたので、このコアカソの茎を確かめると、なるほど、たしかに木でした。



アカソ ↓

コアカソを見たあと、割合すぐに、今度は草のアカソも出てきました。



激流 ↓

いつもの、水がジャンプするような、激しい流れの箇所も健在です。



トキリマメ ↓

来るときには気づかなかった花を見つけました。これはもう少しあとで、実がはじけたときに面白い姿になります。



淵 ↓



山が低いので大渓谷は作りませんが、それでも清冽な水を集めていて、ここならではの清涼感をもたらしてくれます。


花にアブ ↓

花にアブが止まっています。これは人間にも食いついてくる”吸血鬼”ですね。



テンナンショウ属 ↓


句碑 ↓

「枯れ落ち葉靴にまつわる渓の路」。う~ん・・・・高い金をかけて碑にするほどの・・・・・・



イワタバコ ↓

道沿いの足元に・・・・、ここのものは人の往来が多いので、持ち去られては居ません。



イタドリ ↓

道の脇で、門被りのように見えました。


帰着 ↓

来るときに、自然観察会の皆さんが、ここで結集していました。
戻ってくると、あのときの活気は無くて、静かな空間になっていました。


総歩数 ↓

距離が長いので、歩行数も、低い山の割には伸びます。
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9/13日 くらがり渓谷から本宮山 その6:オニルリソウ ホトトギス サンショウの実 木の実いろいろ

2015-09-24 07:17:07 | 草花
一等三角点のある山頂をあとにすることにします。
以前は山頂付近にテンニンソウが茂っていましたが、今は跡形も無くなり、僅かにアンテナの立つフェンス内で細々と生を保っているだけです。
そのものも草刈りにあって、花をつけることが出来ないようでした。
早いところ、どこかに退避させないとやがて絶滅してしまいそうです。
そんなことを思いながら山頂を下って行きます。

オニルリソウ ↓

山頂の一角で、オニルリソウ(ムラサキ科 オオルリソウ属)を久しぶりに見ました。


山上の駐車場 ↓

山頂直下に広い駐車場があります。 日曜日でしたので、そこそこの人出はありました。



植林帯 ↓

馬の背平までは、来るときとは違って、緩やかな林道を歩きます。あたりは植林が進んでいますが、必ずしもきちんと手入れはされていないようです。



馬の背平 ↓

馬の背平に着くと、それから先は来たときの道を戻ることになります。



マユミ ↓

マユミの葉が僅かに色づいてきています。



ホトトギス ↓

このホトトギスの花は、来るときに気づきませんでした。



まぼろしの滝 ↓

まぼろしの滝にも立ち寄ります。あれほどたくさんあったイワタバコが、今では探さなければならないほどに取り尽されてしまい、残念でなりません。



一膳飯休憩所 ↓

来るときにここで雨宿りしながら食事を取った場所です。荒れてはいますがトイレもあります。



滝 ↓

この渓谷では一番見応えのある滝ですが、今回も水量豊富で、力強く見えます。



ミヤマシキミ ↓

ミヤマシキミは未だ実が青いですね。


サンショウ ↓

サンショウは実をたくさんつけていて、それに誘われて一粒頂き、口に入れます。
噛み潰すと、じわっと口の周りにシビレを感じます。


シキミ ↓

シキミは、葉をちぎると、良い香りがしました。でも、おそらく実以外の葉にも毒があるのでしょうね。



サルトリイバラ ↓

サルトリイバラは、未だ青い実を見せています。



テイカカズラ ↓

テイカカズラの実の莢も未だ青いですね。これから実の莢が割れるようになると、綿毛をつけた種を飛ばすようになります。



クロモジ ↓

今山行では、これに限らず実のついたものをたくさん見ました。”実りの秋”と言うことになるのでしょうか。


アブラチャン ↓

アブラチャンも大粒の実を見せていますね。
コメント (2)
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9/13日 くらがり渓谷から本宮山 その5:砥鹿神社奥宮 一等三角点 ツチアケビなど 

2015-09-23 07:18:18 | 草花
”銀の5連休”は今日で終わりですが、お天気に恵まれた、恰好の休日だったような気がします。
小生はといえば、昨日・今日と、締めくくりの部分を、孫のお相手で、一日を過ごすことになります。


本宮山に来たら、是非立ち寄っておきたい場所が4ヵ所あります。
一つは砥鹿神社の奥宮(旧本社)、二に岩戸神社、三に一等三角点の山頂、そして最後の四つ目はは富士山のビュースポットです。
天気が生憎でしたので、今回は富士山ビューは叶いませんでした。そして、観察会に参加したことにより、そちらのほうに時間を掛けましたので、残念ながら岩戸神社参詣も割愛しました。

今回の流れは、神社にお参りしてから、一等三角点を目指して行きます。

神社の直前 ↓

神社の近くは、神寂びた雰囲気が漂います。



ご神木 ↓

樹齢千年以上とされる、杉のご神木は、仰いでお参りします。



富士山遥拝所 ↓

神社社殿の直前で、参道上に富士山遥拝所があります。この天気では富士の勇姿を望むべくもありません。



砥鹿神社拝殿 ↓

神社にお参りしてから、あたりを眺めます。



狛犬 ↓

小さいながらも、格式を感じる狛犬でした。



ご神紋 ↓

これが砥鹿神社のご神紋です。今風に言うとシンボルマークでしょうか、それともエンブレム?
六角形の中にト(ぼく)をあしらっています。



安政の石鳥居 ↓

参拝を済ませてから、山頂を目指して歩きます。参道上に石の鳥居が出てきます。
これは安政二年(1855年)に建立されたものです。


朱の大鳥居 ↓

新しい朱塗りの大鳥居は昭和57年建立のもので、これでも30年以上経っているのですね。



シロモジ ↓

山頂の直近で、実のついたシロモジを見て行きます。



山頂直下 ↓

山頂まで真っ直ぐ登って行きます。



山頂の建造物 ↓

山頂のすぐそばに来ました。あたりにアンテナが林立しています。左側のつばのある円柱は、NHKのアンテナでした。



天測点 ↓

今は衛星測量していますので、もう使われていないと思いますが、この天測点は日本国内では数少ない貴重な測量点であったようです。



一等三角点 ↓

今でも現役の一等三角点があります。



ツチアケビ ↓





この山域でしばらく出会っていなかった、ラン科のツチアケビを見つけました。
今山行でも、この草を探しながら歩いて来ましたが、山頂付近の、思いもしない場所で、見つけてしまいました。
これは花がとっくに終わっていて、微細な種の詰まった実の姿なのです。
今度は、花の咲いたところを見ておきたくなりました。
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9/13日 くらがり渓谷自然観察会と本宮山 その4:ギンレイカ・モミジガサ・トチバニンジン・オタカラコウ 

2015-09-22 07:17:43 | 草花
”シルバーウィーク”とは敬老の日(そういえば昨日でしたね)を含む期間なので、そう呼ぶのかと思いましたが、そうではなくて、5月の連休をゴールデンウィークとしたので、それとの対比的に名付けられたようですね。
名前はどうあれ、日ごろ忙しく働く人たちが休暇をとって、ゆっくり身体を休めることができる場面が増えるのは良いことだと思いました。
これによって、一年の春夏秋冬に、それぞれ適当に連休が割り振られていることになりますね。
バランス的には秋のこのシルバーウィークが10月に来ると。もっと良いように思いました。

くらがり渓谷を、植物観察をしながら、ゆっくり遡って行きます。
アケボノソウ ↓

渓流の水際でアケボノソウを見つけました。しかし、未だ花は咲いていません。
以前、山頂部の湿地で、アケボノソウをたくさん見ましたが、鹿による食害で、すっかり姿を見なくなってしまいました。



ギンレイカ ↓

これは初めてみる花で、指導員さんに名前を教えてもらいました。
サクラソウ科:オカトラノオ属だそうです。




モミジガサ ↓

岸辺の土の上で咲いていました。これもあまり見かけなくなりました。
このあたりで、午前中だというのに、暗くなってきて、挙句の果てに大粒の雨が降り出してきて、観察会は打ち切りとなり、解散してしまいました。
小生は一人、ポンチョを着て、山の頂を目指すことにします。



トチバニンジン ↓

今回も、トチバニンジンの実のついたこの姿を、何度か見ています。




馬の背平からの急登 ↓

途中、屋根のある建物に寄り、食事をしてから、歩き出します。
雨は通り雨だったようで、これ以後はポンチョを畳んでしまいました。



岩戸神社への下り口 ↓

今回は岩戸神社には下りて行かず、巻き道を伝って砥鹿神社の奥宮(旧本社)に向かいます。



奥宮への巻き道 ↓

巻き道ですので、標高が変わらず、等高線に沿って歩いて行きます。



貯水池 ↓

途中で、旧スケートリンクス用と思える貯水池を通りますが、この池には錦鯉が何匹か泳いでしました。



オタカラコウ ↓



池の上流側は沢地になっていて、そこにオタカラコウが咲いています。



エンシュウハグマ ↓

エンシュウハグマは未だ早くて、つぼみは小さく、固かったです。



ツルアリドオシ ↓

ツルアリドオシは、赤い可愛い実をつけています。実の表面には、花のあとが二つ残っていますが、画ではよく分かりません。



木の根ゴツゴツ ↓

地面に木の根の飛び出している道を、なるべき根を踏まないようにして歩いて行きます。



神社参道 ↓

巻き道は、やがて、神社の広い参道に出会います。



四十九丁 ↓

参道の脇に、四十九丁の石碑が立っています。どこから数えて49番目だか、良くわかりませんでした。



社務所 ↓

杉の大木に覆われた、森閑とした場所に、砥鹿神社の社務所が有ります。
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9/13日 くらがり渓谷自然観察会と本宮山 その3:いろいろなキノコ ヤマホオズキ ホトトギスの仲間 

2015-09-21 07:17:16 | 草花
今回の自然観察会では、キノコ専門の指導員がいろいろなキノコを教えてくれました。
今年は雨が多かったので、キノコも随分沢山出ているようでした。
歩く道で、出てくるキノコを一つ一つ説明してくれていますが、小生は草のほうに興味があるので、そんなに身を入れては聞いていませんでしたが、キノコの事について、新しく気づいたことが一つありました。
それは意外にも、食べられるキノコが身近に沢山あるということでした。

今回、草花の部では、初めて名前を聞いた、「ヤマホオズキ」と言う種類に出会えました。
幸いなことに花も実も一度に見ることが出来ました。

ササクレヒトヨタケ ↓

地面に丸く輪が出来ていますが、これは上の傘が日にちが経ち、縁のほうから溶け始めたあとのようです。
このように黒インク状に液化・溶解する現象は腐敗ではなくて、自身が産生する酵素の働きによる自家消化のようです。
これでも食用菌だそうです。


シロキクラゲ ↓

普通見るキクラゲとは違って、透明に近い白で、きれいでした。これも食用できるそうです。



ウスヒラタケ ↓ 

これも食用菌ですね。



イヌショウマ ↓

最近この株もめっきり減りました。今日はこの株を見たのみでした。




チヂミザサ ↓

秋が深まってくると、これが手ごわい”引っ付きムシ”になります。



ヤマトウバナ ↓

同じようなものにクルマバナ、トウバナ、イヌトウバナ、とありますが、これが一番地味ではないでしょうか。



カエンタケ ↓

これが強い毒性を持つ、有名なカエンタケですね。食べると死亡することがあり、触ることすら危険だとか。
今回指導員の方から聞かせていただいたことですが、激しくかぶれるそうですから、手に取ることは禁止、、試食するのも論外でした。



セキヤノアキチョウジ ↓

この地方はセキヤノアキチョウジとアキチョウジの境目辺りに位置するそうです。



シロケシメジモドキ ↓

これも食用菌だそうです。



ニクアツベニサラタケ ↓

この菌の毒性については聞き漏らしました。



ヤマホオズキ ↓







この草が今山行(自然観察会)の目玉でした。
初めて聞く名前、初めて見る草で、皆さん大喜びでした。



センブリ ↓


センブリは花まで大分待たなければなりません。


”○○ホトトギス” ↓

このホトトギスは詳細を見ずに花の写真だけ撮りました。ですからヤマホトトギスか、ヤマジノホトトギスか、判断出来ていません。
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