ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/31日 日和田から木曽御嶽継子岳 その2:倒木と笹薮の道を、スズメバチに脅されながら進む

2015-08-05 07:17:49 | 草花
ここで今回の、自分自身のいでたちについて一言。

出かける前からこの道が静かな道であり、人目を憚る必要もなさそうでしたので、気楽に考えました。
まず足元は運動靴を履き、ズボンは藪漕ぎを予測して、長ズボンでした。

ところが、上に着るもので大失敗をやらかしてしまいました。
チョッキの下に、暑いから、じかに長袖の速乾肌着にしましたが、色の選定を誤り、真っ黒のものを着てしまったのです。
この色は蜂の巣を狙う天敵の熊と同じ色でしたね。

これが悪かったのでした。道々でスズメバチに追いかけられてしまいました。
その回数を途中までは数えていたのですが、12回目を超えたあたりから、馬鹿馬鹿しくなって数えるのを止めてしまいました。

スズメバチが本当に怒ると歯をカチカチ鳴らして襲ってくるということでしたが、今回はそのカチカチ音は聞かずに、一匹が小生の周りをブ~ンと飛ぶ程度でしたので、刺激しないようにして、真っ直ぐ歩きましたが、そんなことが何度もあって実に煩わしかったですね。

幸いなことに、帽子は後頭部に頚部直射防止用の白布を垂らすものでしたので、黒髪を狙われることはありませんでした。

次回からはスズメバチとの遭遇も考慮して、黒いものを表面に着るのは止めにしなければなりません。

イチヤクソウ ↓

普通のイチヤクソウよりも葉の小さい、おそらくコバノイチヤクソウのようでした。

ギンリョウソウ ↓

これを見た最初は、このように花の末期のものでしたが、登るにつれて花に間に合ってきます。

カニコウモリ ↓

今回は、時季的にカニコウモリの花盛りでした。

林道歩き ↓

笹薮の迷路のような道歩きから開放されて、少しの間は林道を歩きます。

イタドリ ↓

林道沿いで、大きな葉のイタドリを見て行きます。

ウツボグサ ↓

山道では一度も見ない草が、こういう広い道では出てきます。

ヨツバヒヨドリ ↓

これもウツボグサと同じように、日当たりと、空気の通りを好むようです。

再び山中へ ↓

林道の横に、草に埋もれて道標があります。ここからまた、スズメバチに脅される山道に入ります。

ウド ↓

明るい林縁で、ウドの花も出て来ています。

ミヤママタタビ ↓

葉がまだらに色づいたミヤママタタビが出てきました。花は見当たりませんでした。

木道 ↓

こういう措置もありますので、この道はまだ使われているようです。道標といい、このような措置といい、こういうことのお陰で、私達は山の頂に着かせて貰えるのだ、という事を肝に銘じなければなりません。
山の頂に立つことを指して「征服」とか「制覇」、「踏破」という言葉を使うことに思い上がりの心を感じてしまいますね。

笹の道 ↓

笹の道に倒木があると、今回は、そこにスズメバチがいる可能性が高まります。スズメバチに脅されながらも、刺激することなく、真っ直ぐ進むように努めます。

白樺 ↓

道の脇に白樺の木が出てきて、高度が上がり、植物相も少し変化したように感じます。

コケの道 ↓

木が倒れて隙間が出来たのでしょうか、そこにコケが敷き詰められたような道も出てきます。

ミヤマシグレ ↓

この株は実をつけられなかったようです。今山行では実を一度も見ませんでした。

コイチヨウラン ↓

野性ランで花の小さいのが出てきました。このコイチヨウランには以後沢山出会います。

キソチドリ ↓

ご当地木曽の名前のついた野性ランが出てきました。

シラタマノキ ↓

ツツジ科の木でした。

ギンリョウソウ ↓

だんだん花に間に合ってきました。
コメント (10)
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