ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

スイカのような模様のメロン。 公園のアオギリには、もう実が付いていた。

2015-08-15 07:17:34 | 草花
70年前の敗戦、戦争終結の日に小生は、未だ二歳になっていませんでしたから、戦争のことや70年前の今日のことが全く記憶に残っては居ません。

物心ついてからは、いつも食べるものに苦労していた毎日のことを覚えてはいますが、その当時はどこの家庭でも多かれ少なかれ同じような状況だったように覚えています。
周りの皆が腹ペコの少年時代を過ごしていましたね。
しかし、貧乏ではあっても、空襲で逃げ回る必要も、灯火管制で暗闇に身を潜める必要もなくて、子供達はのびのびと遊び過ごせた時代でした。

そんな世の中がもう70年も続いてきたのですね。
この平穏は、戦後の世界情勢から見ると、奇跡的な歳月なのではないでしょうか。

平和憲法の目玉である憲法九条は確かにノーベル平和賞に値するかもしれませんね。
いや、むしろ、それを実績面では、はるかに凌駕しているに違い有りません。


スイカのような模様 ↓




夕方に水遣りのためにホースを延ばしながら、庭を歩いていると、足元に、スイカのような模様をしたウリを見つけました。
山の神様に聞いてみると、「たしか、タイガーメロンかと・・・・」と頼りないことでした。
ネットで画像がマッチするものを探してみると、二種類が出てきました。
一つはタイガーメロンの緑色の勝った種類でした。
そして、もう一つは「虎まくわ」と呼ばれている物で、滋賀県で栽培されてきたそうです。
この二つのうちのどれか・・・・迷いましたが、「虎まくわ」は主に漬物用途と聞きましたので、除外して、「タイガーメロン」と決めておくことにしました。

ウリ科キュウリ属であり、マクワウリの一種と西洋メロンの交配品種の流れを汲むものと考えます。
熟したものは甘くておいしいと聞きますから、興味を持ってその時季を待っています。




アオギリ ↓



公園にアオギリの樹を見に行ってきました。
焼け付くようなグランドに立ち、樹を見ると、すでに実の姿になっていました。
近寄ると舟形の(心皮の)縁辺にはすでに種の小玉がついています。

アオギリ(青桐、梧桐、学名:Firmiana simplex)は、アオイ科(従来の分類ではアオギリ科)アオギリ属の落葉高木です。

漢名の「梧桐」には、どうしても反応してしまいますね。
俳人の河東 碧梧桐 (かわひがし へきごとう、1873年 - 1937年)を思い浮かべてしまいます。
本名が河東秉五郎(かわひがしへいごろう)という名前の彼は、俳号をつけるにあたって、「へいごろう」と同じような音の「へきごとう=碧梧桐」としたのでしょうね。
なお「碧」は青さを表わし、「梧桐」は既述のようにアオギリを指します。
彼は顔面蒼白の痩身で、死人のように元気がないことが多かったことから、お師匠の正岡子規から、まるで青ビョウタンのようだから碧梧桐と名乗れと言われたことが俳号の由来であったとされています。

螽(いなご)飛ぶ草に蟷螂(かまきり)じっとして  碧梧桐

以下はアオギリについての図鑑的な事柄(ネット上より拾い読み)です。
東南アジア原産で、日本の暖地に野生化している。
樹高は15~20mくらいにまでなる。
樹皮が緑色であり、これは特徴的。
葉は互生し、長柄があり、大きくて薄く、卵形で浅く3~5裂する。基部は心臓形で鋸歯はない。
花は6~7月に、枝先に大形の円錐花序を出す。
雄花と雌花を交え黄白色5弁の小花を群生する。がく片5個で花弁はない。
果実は10月に熟すが、完熟前に舟形の5片に割れ、心皮の縁辺に1~5個の小球状の種子を付ける。
用途:材を建具・家具・楽器などとする。
種子は古くは食用にされ、太平洋戦争中には炒ってコーヒーの代用品にした。

戦時中は、食糧難の中でも、コーヒーを楽しむためにこんなものにまで手を出していたのでしたか。
後が続かなかったことを見ますと、あくまでも「代用品」だったようですね。

「節目」の今日、当たり前になった「平和」に大きな感謝をしています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする