ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

ザクロ、カリン、ホルトノキ どれも実を充実させてきています。

2015-08-17 07:11:45 | 草花
お盆を送って、週が明け、今日から操業、勤務が全国的に再開されたことでしょう。
暑さにへこたれることなく、活力のある日本であって欲しいですね。

前線の影響で、酷暑はひと休みとなりましたが、残暑はいつまで続くのでしょうか。
ここのところ、朝は気温25℃以下のことが多くなり、多少は寝やすく感じています。

蝉の鳴き声もアブラゼミが主流になってきましたね。
夜に枕元で、コオロギの声を聞くようになると、初秋を実感できるのですが、我が家では未だその気配が出て来ていません。

この記事では”実もの”を揃えました。植物達は暑い今のうちに、次の世代への移行準備をしているようです。

ザクロ ↓


ザクロ(石榴、柘榴、若榴、学名: Punica granatum)は、ミソハギ科ザクロ属の1種の落葉小高木です。

果実は花托の発達したもので、球状になり、秋に熟すと赤く硬い外皮が不規則に裂け、赤く透明な多汁性の果肉(仮種皮)の粒が無数に現れ、果肉一粒ずつの中心に種子がある、おなじみの姿になります。

原産地については、トルコあるいはイランから北インドのヒマラヤ山地にいたる西南アジアとする説、南ヨーロッパ原産とする説、およびカルタゴなど北アフリカ原産とする説などがあります。

日本には923年に中国から渡来したとされるが、9世紀の伝来説、や朝鮮半島経由の伝来説もあります。
日当たりが良い場所を好み、若木は、果実がつくまでに10年程度要する場合もあるそうです。
日本における植栽範囲は東北地方南部から沖縄まで。

世界各地で栽培されており、トルコから中東にかけては特にポピュラーとあります。

少年時代には好んで食べたものですが、最近はそんなことも、だんだんなくなって来てしまいましたね。



カリン ↓

カリンは バラ科カリン属
原産は中国東部 10~11月に成熟した果実は楕円形をしており、黄色で大型、芳しい香りがしますが、これはトリテルペン化合物によるものだそうです。
実には果糖、ビタミンC、リンゴ酸、クエン酸、タンニン、アミグダリンなどを含むとあります。

花・果実とも楽しめ、さらに新緑・紅葉が非常に美しいため、家庭果樹として好まれています。
「金は貸しても、借りん」の語呂合わせで庭の表にカリンを植え、裏にカシノキを植えると家運隆昌になると言うことですが、一種の縁起かつぎですね。

果実は渋くて、石細胞が多く堅いため、生食には適さず、砂糖漬けや果実酒に加工されます。
加熱すると渋みは消えるそうですが、小生はそれを試したことはありません。

薬用としては・・・・・
果実は生薬名を和木瓜(わもっか)。
古くから民間療法で、喉の炎症を抑える、咳止め、利尿に利用。
種子に含まれるアミグダリンが加水分解した成分ベンズアルデヒドが、咳止効果ありとされます。
ただし、アミグダリンは加水分解により猛毒のシアン化水素も発生するため、国立健康・栄養研究所などが注意を呼びかけているようです。




ホルトノキ ↓



ホルトノキはホルトノキ科ホルトノキ属の常緑高木です。
平賀源内が、この木をオリーブと間違え、「ポルトガルの木」と呼んだことからだそうです。
当時、オリーブ油はポルトガルの油と言われていたそうです。

別名は:もがし(初夏に古い葉が、綺麗に紅葉します。 緑の葉に混ざるこの紅色を、模様(紋)に見立て「紋ガシ」「模様ガシ」と呼んだのが詰まって、「モガシ」と言う別名が生まれた所以のようです。

本州(千葉県以西)、四国、九州、沖縄に自生する。台湾やインドシナにも分布するとあります。

果実は核果で、長卵状楕円形、熟すと藍黒色になりますが、食べる部分は無いようです。

安城市ではこの木を公園や街路に植えることが多いようで、散歩の途中で時々目にすることが有ります。
コメント (4)
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